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"世界の野球"ヒマラヤを北に臨む国ネパールの野球 第35回「ネパール野球ソフトボール協会の来日」

2017年12月6日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 去る11月8日から約1週間に渡り、ネパール野球ソフトボール協会(NBSA)の事務局長ら2名が来日し、様々な活動を行った。ネパール野球ラリグラスの会は1999年から野球を通じたネパールとの交流を行ってきた。野球が全く知られていなかったネパールで野球を広めるため、会ではこれまで7名のスタッフを指導員として現地に送ったほか、それ以外にも多くの人々が現地に赴き、野球のルールや道具の説明から始めて、打つ、投げる、走るといった基礎的な事を伝えてきた。

 ただ、ネパールで野球がより発展し自立するためには、ネパール人の指導者を育成する必要があるし、多くの野球関係者が野球に対する見識を深めることも大切である。しかしながら、ネパール国内では野球について深く学ぶことは難しい。そのため、最近では日本から指導員を送るよりネパールから選手や指導者が「野球大国」と言われる日本に来て野球を学ぶことに重点を置いている。今回のNBSA役員らの来日もその一環である。

 今回来日したのはNBSA事務局長のディパック・ネウパネ氏とラリトプール(クラブチーム)のケシャブ・タパ代表の2名である。彼らは滞在中、京セラドームで社会人野球日本選手権を観戦したほか、ゼロロクブルズやグラブ工房を訪れるなどした。また、東京にも赴き、全日本野球連盟やネパール人学校を表敬訪問するとともに、前回紹介した板橋区で行った「南アジア交流野球教室2017」にも参加した。

 ところで、両名が来日した時期には、第31回「ネパール代表選手、ゼロロクブルズで学ぶ」で紹介したネパール代表選手らも含め、5名の者が日本に滞在していたことになる。前述したとおり、彼らの来日の目的は、日本の野球をその目で見てネパールでは学ぶことが難しい事柄を学ぶことにある。その中には、野球のグラウンドについて学ぶことも含まれている。

 現在、ネパールではグラウンドの建設計画が進められている。グラウンド建設はネパール野球の関係者にとって長年の夢でもある。しかし、実際に作るとなると、現地では野球のグラウンドを設計・施工したことがある建設業者はいないし、野球関係者といえども野球のグラウンドがどんなものかは想像しにくいのが実情である。今回、彼らは日本に来て、京セラドームのような大規模なものから街なかの運動広場まで、様々な形のグラウンドを見てきた。この経験は、彼らが今後グラウンド建設を進めていく上で大変有益なものとなる。彼らの日本での研修は終わったが、これが始まりである。今後、彼らは夢の実現へ向けて邁進していく。私たちも活動理念である「協働」の精神で夢の実現に携わっていきたい。

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