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"世界の野球"ヒマラヤを北に臨む国ネパールの野球 第29回「スポーツ庁長官感謝状」

2017年7月25日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 去る7月5日、東京で第3回スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム全体会議が行われた。スポーツ・フォー・トゥモローとは2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック招致を契機とした日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業である。
 その全体会議の中で、スポーツ庁長官からの感謝状授与式が行われ、これまでの認定事業の中から、特にモデルとなるような取組みを実施した7団体が鈴木大地スポーツ庁長官より感謝状を授与された。恐縮ながら、ラリグラスの会も「持続可能で逆境に強い世界」という項目で選出いただいた。これはスポーツ庁の第2期スポーツ基本計画における4つの指針のうち「スポーツで『世界』とつながる!」において強調されている項目のひとつである。スポーツ庁の資料によれば、「スポーツは、貧困層や難民、被災者など困難に直面した様々な人の生きがいづくりや自己実現のきっかけとなり、スポーツによる開発と平和への支援により『持続可能で逆境に強い世界』の実現に貢献する」とある。

 ラリグラスの会は、1999年から18年間に渡りネパールで野球を通じた国際交流活動を続けている。また、2015年4月にネパールで大地震が発生した際には、微力ながら震災復興支援にも取り組んできた。そして、その一環としてネパール大地震から1年後にあたる昨年4月に「ネパール復興支援野球大会」を開催した。今回、このような活動が上記の受章項目にふさわしいと認められ、受章に至った。ラリグラスの会にとっては大変光栄なことであり、これまでご支援いただいた皆様に改めて感謝申し上げたい。

 感謝状の手交後、私も含め、各受章団体が受章の挨拶を行った。私は挨拶の中で、ラリグラスの会の活動理念は一方的な支援ではなく共に成長する「協働」で、「野球から広がる笑顔の輪」を合言葉にネパール側と協力しながら活動を進めていること、また、最終的にはネパール人による自立した運営を目指していることを述べた。10年後、20年後にはラリグラスの会の存在を知らない選手たちがネパール野球を担っていれば、それが理想である。

 先にも述べたが、スポーツ・フォー・トゥモローはスポーツを通じた国際貢献事業である。野球の場合、日本は世界ランキング1位にランクされる野球大国であり、世界の野球発展に貢献できる力も大きい。日本のような野球大国が野球の発展途上の国々を多方面で支援していくことで、それぞれの国が自国の野球を作り上げ、世界の野球がより良い方向に向かっていけばと思う。ラリグラスの会にとって、今回の受章は大変光栄なことであるが、現状に満足することなく、2020年、その先の将来を見据えた活動を今後も続けていきたい。

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