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"世界の野球"ヒマラヤを北に望む国ネパールの野球「侍ジャパンシリーズ2019 日本対メキシコ」

2019年3月18日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 去る3月9日と10日の両日、京セラドーム大阪で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」の日本対メキシコ戦が行われた。私とネパール代表チームの主将であるイッソー・タパ氏(NPO法人ネパール野球ラリグラスの会副理事長、社会人硬式野球チーム・ナインフォース所属)も、2日間球場を訪れた。

 現在、メキシコはWBSC(世界野球ソフトボール連盟)のランキングで6位。また、今年の11月に開催されるプレミア12で1次ラウンドA組(メキシコ、アメリカ、オランダ、ドミニカ共和国)の会場ともなっている。ご承知のとおり、今年のプレミア12は2020年の東京オリンピックの予選も兼ねており、2カ国がオリンピックの出場権を得る。

 イッソー・タパ氏が侍ジャパンの試合を球場で観るのは3年ぶりである。前回は2016年に同じく京セラドーム大阪で強化試合として行われたチャイニーズ・タイペイ戦であった。(第10回「ネパールから日本へ」にて紹介)これまでイッソー・タパ氏はネパール代表チームの主将として西アジア地域の国際大会に何度も出場しているほか、前回のコラムでも紹介したとおり、今年の2月にはアジア野球連盟の総会にも初めて参加し、アジア地域の野球に多く関わってきた。

 そんな中、今回はメキシコ戦ということで、アジア以外の地域の野球を観る良い機会となった。同じ野球といっても、国によって野球文化は様々である。例えば、日本はいわゆる「スモール・ベースボール」志向と言われることがある一方で、アメリカは「ビッグボール」志向と言われることがある。ネパールに関して言えば、私たちの野球交流活動がきっかけで野球が始まったことや、イッソー・タパ氏が関西独立リーグでプレーしていたこともあって、日本野球の影響を大きく受けていると考えられる。しかし、ネパールと日本では国民性も野球を取り巻く環境も違う。今後、ネパールで野球がさらに広まるにつれ、ネパールにも独自の野球文化が作られていくことであろう。そして、それはネパール野球の自立ということでもある。

 試合を観たイッソー・タパ氏は「世界でもトップクラスの国際試合を観ることができて、とてもエキサイティングだった。自分もこんな試合で投げてみたい。」と感想を述べた。アジア以外の代表チームの試合を観たことは、彼にとっても大きな刺激となったことであろう。今年の11月にはプレミア12のスーパーラウンドが東京と千葉で行われる。また、その直後の11月20日からは、WBSCの総会が大阪府堺市で開催され、世界各国の野球関係者が一堂に会することになる。おそらくイッソー・タパ氏もその中に加わることであろう。そういった機会を通して視野を広げ、各国の良い部分をネパールにも取り入れて、ネパール野球の発展に繋げていってもらいたい。

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