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"世界の野球"ヒマラヤを北に臨む国ネパールの野球 第31回「ネパール代表選手、ゼロロクブルズで学ぶ」

2017年9月22日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 去る8月下旬からネパール代表選手2名と指導者1名が来日し、関西の独立リーグ、ベースボール・ファーストリーグの球団、06BULLS(以下、ゼロロクブルズ)の練習に参加するなど、約3ヶ月間に渡り野球の研修を行なっている。

 来日したのは、アニール・パリヤー選手(以下、アニール)とマン・クマル・マル選手(以下、マン・クマル)、そしてポカラ・ベースボール・クラブ代表のナワラジ・ブジェル氏である。
 アニールはネパール野球の活動当初からプレーしている捕手で、代表チームでは四番打者を務めている。マン・クマルは投手で、先般の第13回BFA西アジア野球大会に出場し、強豪のパキスタンとスリランカ相手に好投した。

 来日後、3名はゼロロクブルズの試合を観戦するほか、全体練習にも参加し始めた。全体練習初日には、ウォーミングアップの後、打撃、守備、走塁練習などが約4時間に渡り行われた。
 中にはネパールでは経験の少ない練習も多く、例えば守備練習では「1アウト、ランナー1塁」などの場面を想定した投内連携が行われた。投内連携ではアウトカウント、走者の位置、打球の状態から瞬時に次のプレーを判断することが要求される。こういった練習の経験が少ないアニールとマン・クマルには戸惑う場面も見られ、その都度「今の場合は、こういうプレーをした方がいい」といった指導を受けた。

 また、別の日は打撃中心の練習となり、アニールとマン・クマルは村上隆行監督(元近鉄ほか)からバットの振り方や体の使い方など手取り足取りの指導を受けた。そして、その後のフリーバッティングでは彼らの打撃に改善が見られ、何度と無く良い当たりを飛ばしていた。

 練習に参加した3名に感想を聞いてみると、「バッティング、守備、走塁のどれを取ってもとても良い練習ができている。場面を想定したノック(投内連携)など難しいこともあったが、これから多くの事を勉強したい」と述べていた。

 彼らが学ぶべきものは多いが、今、彼らはそれを学べる環境にある。村上監督も「まだ、野球自体を学んでいる段階で、素直にアドバイスに従おうとするので、効果的に結果が出る。もっと練習して、いろいろな事を勉強して、上手くなって欲しい」と述べている。11月中旬まで、彼らは野球漬けの毎日となる。野球だけではなく、慣れない外国での生活も苦労が多いところではあるが、彼らは多くの事をネパールに持ち帰り、ネパール野球の更なる発展に貢献してくれることであろう。

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