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"世界の野球"ヒマラヤを北に望む国ネパールの野球「ネパール観光年2020」

2020年3月2日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 2020年、今年いよいよ東京オリンピックが開催され、野球が12年ぶりにオリンピックの舞台に帰ってくる。出場国も徐々に決定しているが、ネパールにとっては、昨年7月に開催され東京オリンピックの実質的な1次予選でもあったBFA西アジア野球大会2019に出場し、初めてオリンピックに挑戦した歴史的な大会となる。

 さて、その2020年、ネパールでは「ネパール観光年2020」(Visit Nepal 2020)というキャンペーンが展開されている。これはネパールの文化・観光・民間航空省が2020年に200万人の来訪者を迎えることを目標として進めているキャンペーンである。

  在ネパール日本国大使館発行の「図説ネパール経済2019」などによると2018年のネパール来訪者数は117万人で初めて100万人を突破した。2015年に地震の影響で53万人に激減したが、それも既に回復している。国別では最多がインドの20万人、次いで中国が15万人。日本からの来訪者は3万人で、総数は増えているものの、全体の中での割合は減っている。近年では、経済力を増した中国からの観光客の急増が目立っており、実際、観光地の商店には中国語の看板が溢れていて、ネパール野球が始まった20年前とはかなり様子が変わっている。

 ネパール観光年2020のテーマは「生涯心に残る体験」である。期間中、ネパールでは様々なイベントも行われる。例えば、「エベレスト・マラソン」や自転車レースの「ポカラ・エンデューロ」などといったスポーツ大会や、日本発のサブカルチャーに由来する「Otaku Jatra(オタク祭り)」も開催される。ネパール政府も歴史、文化、自然、そこに暮らす人々といったネパールの魅力を紹介するためにホームページやSNSでも情報発信に努めている。そのような中、ネパールの野球関係者は野球大会の開催計画を立てたり、新たに警察学校で野球を始めたりするなど、ネパールでの野球発展のための地道な活動を繰り広げている。

 ネパールへは昨年8月に関空から直行便が運行を開始した。残念ながら、これは2月で運休となるが、これに代わって3月からは成田空港との間で直行便が就航する。外務省の統計によれば、昨年6月末で日本に住むネパール人は約9万3千人を数える。20年前には3千人程度であったので、その数は近年急増している。特に、東京には約2万7千人のネパール人が住んでおり、成田からの直行便の就航でネパールとの距離は益々近くなる。

 野球という観点で見れば、多くのネパール人が日本に住む状況の中で、日本に来て野球を知るネパール人も増えている。その中には、私たちと一緒に日本でネパール野球の活動に参加するネパール人の仲間も増えている。また、ネパール野球の活動の目的は野球を通じた交流および人間形成である。これらについては次回以降で触れるが、これまでネパール野球の活動の中で知り合った日本人の中には一度はネパールに行って現地の人と交流を持ちたいと思っている方々もいる。いずれにせよ「ネパール観光年2020」の今年、ネパールの人々は皆さんの来訪を待っている。

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