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"世界の野球"インドネシア野球「国内クラブチーム大会 Vol.4 (大会の主旨)」

2016年12月15日

文・写真=野中寿人

 この項では、今大会に関するコラムの最終項とさせて頂き、我々が開催する大会の主旨についてご説明させて頂きたいと思います。

 2005年から開始したこの大会も、今年で12年目を迎えます。開催当時から今日に至るまで、常に念頭に入れていることは、野球の試合に限らず、時間の許す限り、野球教室を開催することです。
 試合終了後から日没まで、また、試合と試合の間の空き時間において、そして、試合の最中に至る部分まで、野球の指導を意識しています。 また、野球教室は大会に参加する全チームの選手を対象とし、開催地域の他のチームも取り込んで行います。
 従って、野球教室には100人以上の選手が参加をすることになりますが、一辺倒の野球教室では、開催側の自己満足で終わってしまい、教えを受ける側の選手たちへ指導が行き届きません。
 ですから、選手たちを各ポジション別に分けて、指導側も数名の人員で組を作り、各ポジションへ張り付きます。この形にて、ポジション別個別単位での指導を行う野球教室を実施しています。

 2012年と2013年の大会では、東北楽天ゴールデンイーグルスの秋田トレーニングコーチに協力を賜り、トレーニング教室を開催いたしました。今大会でも、東都準硬式野球連盟選抜チームの首脳陣、選手たちが、上記の様な徹底した個別単位での野球教室を開催します。
 更には、インドネシア代表チーム特別アドバイザーであり、先のU-18アジア選手権大会にも代表チームに帯同をした、駿河台大学野球部の野林監督(元近鉄、広島、ヤクルト)による、高度な野球講座も実施します。

 そして、今年から提携を結び、既に、インドネシア全土への野球キャラバンやインドネシア代表チームのトレーナーとして、国際大会にチーム帯同して頂いたDr.ストレッチ(株式会社フュービック)による、ストレッチ教室も開催します。
 この様に、大会期間を終日「野球浸け」の状態にし、更に、インドネシア国内には導入されていないものを広めて行くこと。大会に参加するにあたり、多額の費用を費やし、長距離の国内移動をして来るチーム/選手たちに対して、単なる野球の試合やトーナメントだけで終わらせてしまうのでは無く、できるだけ多くのイベントを提供し、各自に足りないもの、各自の疑問に対する答えやヒントを持って帰ってもらいたい。みんな苦労をして、せっかく1つの場所に集結して来ることが出来たのですから、開催者側の立場として、濃い中身を詰めるだけ詰めて、選手たちに提供をしたいというのが心情です。

 今回の、深谷組硬式野球部への野球修行選手セレクション、駿河台大学野球部へのコーチ修行セレクション、独立リーグトライアウトへの選手セレクション、東都準硬式野球連盟選抜チームの大会参加と野球教室の開催、駿河台大学野球部の野林監督による野球講習の開催、Dr.ストレッチによるストレッチ教室の開催等、大会と名の付くイベントを開催するのであるならば、他と同じことは絶対にしたくない。最大限に特徴を出し、付加価値を含んだイベントを企画実行する。微力だけれど、沢山の微力を連ねれば、微力の枠も、少しづつ大きくなるかもしれない。
 以上が、我々の開催する大会の主旨となります。

 尚、今年の大会開催にあたって、社会人野球チームの深谷組硬式野球部と共同開催をさせて頂きましたこと。この場をお借りして、深谷組硬式野球部の深谷総監督への深いご理解とご協力に、心より感謝と御礼を申し上げます。
 第12回 BICレッドソックス-深谷組カップ2016の、各結果の詳細は、大会終了後に、皆様へご報告をさせて頂きます。

日本人監督の挑戦
著者プロフィール
野中 寿人(のなか かずと)
1961年6月6日生。日大三高野球部在学3年の夏に西東京代表にて全国高等学校野球選手権大会に出場。
その後、日本大学体育会硬式野球部へ進学。日本大学では1年の秋から体調を壊し2年間の休部をし、現役野球人生を終える。大学卒業後は、フィリピン、サイパンなどで仕事をし2001年にインドネシアのバリ島へ移住。2004年からバリ島の子供達に野球を教え始め2005年にリトルリーグを発足。2006年にはバリ州代表監督に就任、また、クラブチームを発足。2007年にはインドネシア代表ナショナルチームの監督に就任。2007年のSEAゲームスで銅メダル、2009年のアジアカップで優勝、同年のアジア選手権大会へ出場。その後、インドネシア代表ナショナルチームの監督を辞任し、地方州底上げの為に、東ジャワ州代表監督に就任。2011年のインドネシア国体予選で準優勝、2012年のインドネシア国体前哨戦で優勝、同年のインドネシア国体決勝大会で銅メダル。そして2014年からインドネシア代表ナショナルチームの監督に復帰をし、2015年の東アジアカップで準優勝。

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