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"世界の野球"インドネシア野球「第11回 BFA U-18アジア選手権 Vol.1」

2016年9月13日

文・写真=野中 寿人

 8月30日から台湾の台中市で開催されました「第11回 BFA U-18 アジア選手権」も、日本代表(侍ジャパン)の優勝という結果で大会の全日程を終了しました。 今回は、予選ラウンド・セミファイナルラウンド、そして、各国代表や大会の総評についてお話させていただきます。

 インドネシアU-18代表チームは、日本、チャイニーズ・タイペイ、そして、香港と同じA組で予選ラウンドを戦いました。まず、日本およびチャイニーズ・タイペイとの試合については実力の差が歴然としており、日本戦は35-0という記録的な敗北、そして、チャイニーズ・タイペイとの試合も20-0というスコアーで敗北。チャイニーズ・タイペイとの試合では2本のヒットを打てましたが、日本との試合では無安打という結果でした。
 そして、香港、タイ、フィリピンの実力を測る、というインドネシアにとって今大会最大の目的をもって臨んだ香港との試合でしたが、結果は1-11での完敗。完敗の要因については多々あり、後項にて述べてみたいと思いますが、まず第一に言えることは、インドネシアとしての代表チームの在り方についてです。これはトップチームもU-18も同じであり、国際大会に臨むにあたってどんな状況下においてもベストメンバーで参加しなければ嘘であり、国旗を掲げている以上は自国に対しても、また、特に、対戦する相手国に対しても失礼であるということです。つまり、代表チームの編成において、国や連盟のチーム編成における考え方を改めなくてはいけないと、いうことです。

 当然の話としてチーム編成には資金が必要です。無ければ、その資金を確保する動きをしなければいけないし、またその逆で、資金が無くて満足なチーム編成が出来ないのであれば、上に記した多方面をも含む「敬意」を重んじて、参加を辞退した方が良い。「見たくれに繁栄していても、実際にその内容はどうなのか?」。おのずと修正と改善の事項は分かるはずです。
 インドネシアとして、現状の志向性が、あらゆる他方面への勘違いを起こし、また国内でも大きな悪影響を招いていることを真に受け止めなくては、インドネシア野球の発展は、いつまでたっても上辺だけのものとなり、真の野球の向上についてはあり得ないということです。

 尚、予選ラウンドの成績はA組が上位から日本、チャイニーズ・タイペイ、香港、そして、インドネシアとなり、B組は、同じく上位から韓国、中国、フィリピン、タイと確定。この後、各組の上位2か国によるセミファイナルラウンドと、各組の下位2か国による順位決定戦へと移行します。インドネシアはフィリピンとタイとの試合に臨みます。(続く)

日本人監督の挑戦
著者プロフィール
野中 寿人(のなか かずと)
1961年6月6日生。日大三高野球部在学3年の夏に西東京代表にて全国高等学校野球選手権大会に出場。
その後、日本大学体育会硬式野球部へ進学。日本大学では1年の秋から体調を壊し2年間の休部をし、現役野球人生を終える。大学卒業後は、フィリピン、サイパンなどで仕事をし2001年にインドネシアのバリ島へ移住。2004年からバリ島の子供達に野球を教え始め2005年にリトルリーグを発足。2006年にはバリ州代表監督に就任、また、クラブチームを発足。2007年にはインドネシア代表ナショナルチームの監督に就任。2007年のSEAゲームスで銅メダル、2009年のアジアカップで優勝、同年のアジア選手権大会へ出場。その後、インドネシア代表ナショナルチームの監督を辞任し、地方州底上げの為に、東ジャワ州代表監督に就任。2011年のインドネシア国体予選で準優勝、2012年のインドネシア国体前哨戦で優勝、同年のインドネシア国体決勝大会で銅メダル。そして2014年からインドネシア代表ナショナルチームの監督に復帰をし、2015年の東アジアカップで準優勝。

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