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"世界の野球"インドネシア野球「国内クラブチーム大会開催 (インドネシア代表チーム選手セレクション)」

2016年11月24日

文・写真=野中寿人

 インドネシア野球界も年度末を迎え、2016年の行事としては国内クラブチーム大会開催、FuBic野球キャラバン/ジャカルタ開催、そしてU-12国際大会を残すのみとなりました。
 この項では、まず、11月21日から11月26日まで首都ジャカルタ近郊のスントールシティにて開催される国内クラブチーム大会について記載させていただきます。

 この国内クラブチーム大会は2005年に第1回目を開催してから、毎年、継続して開催をしてきたインドネシア国内唯一のクラブチーム大会となります。第2回目の2006年から2013年の第9回までの8年間は、千葉県の国際武道大学野球部インドネシア遠征チームを日本より招き、インドネシアのバリ島とスラバヤにて開催をしてきました。
 そして、今年第12回目を迎えるにあたり、正式にインドネシアアマチュア野球連盟より、公認の国内クラブチーム大会の認定を受けました。

 この国内クラブチーム大会には、述べさせていただきたい多くのトピックがあり、数回に分けてコラムとしてお送りしたいと思います。まずこの項では、来年2017年に開催される東アジアカップ、アジア選手権大会、更には、再来年の母国インドネシア開催となるアジア大会に向けた、インドネシア代表ナショナルチームの選手選考の最終セレクションという側面について記載します。

 現在、インドネシアでは、2018年のアジア大会を最大の目標としており、インドネシア代表チームを強化して行きますが、代表チームの編成に至ってはレギュラークラスの1軍と、準レギュラークラス(すなわち、選手育成を目的とした次期レギュラークラス)の2軍との、2つのチームを編成して強化を図る段取りでいます。
 この状況において、まず、1軍と2軍との間で、内部的な競争をあおり、1軍と2軍の選手の入れ替えを実行し、待遇の格差を明確に打ち出して行きます。

 尚、ここでいう待遇とは、給与、物資の支給、海外遠征の枠、海外野球修行への派遣の人選枠の適用、海外トライアウトにおける人選枠の適用、そして、現地インドネシアでの、日系企業への就職紹介枠の適用等までを意味するものです。
 これは、選手個々のレベルアップに応じてその選手の人生に対する付加価値をも向上させることで、各選手のモチベーションを最大限に引き出すという狙いから講じたものです。

 11月21日から開催される国内クラブチーム大会には、総勢6チームが参加しますが、参加チーム内には、上に記した1軍候補のインドネシア代表チーム在籍の選手たち、また2軍候補の選手たちが分散しています。
 多くの付加価値を求めるならば、実力の向上を証明してもらい、証明した選手には、ご褒美として、野球が人生の選択肢に乗せられ得るものを提供する方式を当て込み、インドネシアドリームを勝ち取るために切磋琢磨して這い上がってもらう。
 これが、2017年からのインドネシア代表チームの形であり、その選手選考の最終セレクションが、今回の国内クラブチーム大会となります。
(続く)

日本人監督の挑戦
著者プロフィール
野中 寿人(のなか かずと)
1961年6月6日生。日大三高野球部在学3年の夏に西東京代表にて全国高等学校野球選手権大会に出場。
その後、日本大学体育会硬式野球部へ進学。日本大学では1年の秋から体調を壊し2年間の休部をし、現役野球人生を終える。大学卒業後は、フィリピン、サイパンなどで仕事をし2001年にインドネシアのバリ島へ移住。2004年からバリ島の子供達に野球を教え始め2005年にリトルリーグを発足。2006年にはバリ州代表監督に就任、また、クラブチームを発足。2007年にはインドネシア代表ナショナルチームの監督に就任。2007年のSEAゲームスで銅メダル、2009年のアジアカップで優勝、同年のアジア選手権大会へ出場。その後、インドネシア代表ナショナルチームの監督を辞任し、地方州底上げの為に、東ジャワ州代表監督に就任。2011年のインドネシア国体予選で準優勝、2012年のインドネシア国体前哨戦で優勝、同年のインドネシア国体決勝大会で銅メダル。そして2014年からインドネシア代表ナショナルチームの監督に復帰をし、2015年の東アジアカップで準優勝。

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