選手紹介
侍ジャパントップチーム選手紹介/武田翔太(福岡ソフトバンクホークス)
2015年11月1日


圧倒的な強さでリーグ連覇を果たした福岡ソフトバンクの若きエースとして、今季13勝を挙げた武田翔太。プロ4年目に覚醒した「九州のダルビッシュ」が、世界の舞台に名乗りをあげる。
宮崎日大高では1年秋からエースとなったが、3年夏は県大会ベスト8止まりで、甲子園には縁がなかった。186センチの長身と長い手足を駆使した投球スタイルから「九州のダルビッシュ」の異名をとった。
ドラフト1位で福岡ソフトバンクした武田は、2位入団で「下町のダルビッシュ」と呼ばれた吉本祥二とともに、将来のエースとして期待された。その期待通り、武田は1年目から一軍昇格を果たし、7月からの約3か月で8勝をマーク。1966年の堀内恒夫(巨人)以来となる高卒ルーキーのデビューから無傷の4連勝を記録するなど、防御率1.07の好成績で優秀新人賞として特別表彰された。
順調な滑り出しとなったが、2年目はわずか4勝と、いわゆる「2年目のジンクス」にはまった。17試合の登板でリーグワーストの68与四球と、制球難が原因だった。シーズン途中には疲労の影響で投球フォームを崩すなど、体力面でも課題が露呈した。
3年目の昨季は、春季キャンプで右肩痛を発症し、一軍昇格を果たしたのはオールスター明けの8月だった。7試合で3勝3敗に終わったが、防御率は1.87と復調の兆しは見せた。さらに日本シリーズでは初登板初勝利を記録し、優秀選手賞も受賞した。
オフの日米野球では、追加招集で初の侍ジャパン選出となり、第4戦に3番手して登板して2イニングを1失点。最終戦として沖縄で行われた親善試合では先発を任され、3回まで4安打4四球を与えながら自責点は0、1失点に抑えて勝利投手となった。
今季は開幕から先発ローテーション入りして交流戦で負けなしの3勝、勝負どころの9月も3戦3勝と活躍し、リーグ連覇に貢献した。25試合、164イニング2/3で与四球は59と、課題だった制球力も向上を見せている。
武田の持ち球で「魔球」と称されているのが、縦に大きく割れる落差のあるカーブだ。昭和の時代のエースが得意球とし、かつては「ドロップ」と呼ばれた球を彷彿とさせるウイニングショットは、古き野球ファンの郷愁を誘っている。さらには日米野球で初披露した縦に大きく変化球を「Vスライダー」と自ら命名するなど、プロとしての発信力にも長けており、スター性も抜群だ。プレミア12は「九州のダルビッシュ」が、本家に近づく格好の舞台となる。
ひかりTV 4K presents 世界野球WBSCプレミア12 侍ジャパン強化試合 日本 vs プエルトリコ
世界野球WBSCプレミア12
日程 |
球場 |
カード |
戦評 |
チケット |
TV放送 |
11/08(日)19:00 | 札幌ドーム | 日本 - 韓国 | - | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
11/11(水)19:00 | 天母(台湾) | 日本 - メキシコ | - | - | テレビ朝日系列 |
11/12(木)19:00 | 桃園(台湾) | ドミニカ - 日本 | - | - | TBS系列 |
11/14(土)19:00 | 桃園(台湾) | アメリカ - 日本 | - | - | テレビ朝日系列 |
11/15(日)19:00 | 桃園(台湾) | 日本 - ベネズエラ | - | - | TBS系列 |
11/16(月)19:00 | 未定(台湾) | 準々決勝 | - | - | TBS系列 |
11/19(木)19:00 | 東京ドーム | 準決勝 | - | 購入方法 | TBS系列 |
11/21(土)19:00 | 東京ドーム | 決勝 | - | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
※台湾開催の時間は日本時間