伊藤樹の好投や小田康一郎の本塁打で日米大学野球開幕戦を制す | 大学 | 試合レポート | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

メニュー

日本語 English

試合レポート

伊藤樹の好投や小田康一郎の本塁打で日米大学野球開幕戦を制す

2025年7月8日

 7月8日、「第45回 日米大学野球選手権大会」(7月13日まで北海道、新潟、東京で5試合開催)がエスコンフィールド HOKKAIDOで開幕。日本史上初の3連覇を狙う侍ジャパン大学代表はアメリカ大学代表と対戦し6対1で勝利し、幸先の良いスタートを切った。

 試合序盤は、大塚瑠晏(東海大)とロッチ・チョロウスキー(UCLA)の両遊撃手、三塁手・松下歩叶(法政大)や左翼手・平川蓮(仙台大)らの好守もあり、締まった展開でのスタートとなった。
 そんな中、試合が動いたのは3回。アメリカ大学代表2番手のブレイク・モーニングスター(ウェイク・フォレスト大)から先頭の大塚瑠晏(東海大)があわや本塁打というフェンス直撃の二塁打を放ち、その後2死を取られるが小田康一郎(青山学院大)が四球を選ぶと、立石正広(創価大)の全力疾走が相手守備陣の失策を誘い先制。さらに相手のパスボールと小島大河(明治大)のセンター前タイムリーで1点ずつを追加し、この回3点を奪った。
 5回には、小田がライアン・マローン(ノースカロライナ州立大)のやや低めの変化球を上手く拾い上げると、打球はライトスタンドへ飛び込むソロ本塁打。大会前の練習試合でも社会人やプロ相手に本塁打を放っていた小田が、MLB予備軍の大型左腕からも鮮烈な一発を放った。さらに続く立石の二塁打からチャンスを作ると、地元北海道出身の平川蓮(仙台大)が逆方向のライトへタイムリーを放ち、5対0とリードを広げた。

 投げては伊藤樹(早稲田大)が「昨年の国際大会の経験を活かしてストライクゾーンで勝負できました」と振り返ったように、好守にも助けられながらもテンポ良くアウトを重ねた。6回、先頭のルーカス・ムーア(ルイビル大)に二塁打を打たれピンチを招くが、内野ゴロの間の1点のみに抑え、6回4安打1失点。開幕投手の起用に応えた。
 1点こそ返された侍ジャパン大学代表だったが、その裏には小島がこの日2本目のタイムリーを放って再びリードを5点差とすると、ここからは細かく継投。7回は鈴木泰成(青山学院大)、8回は毛利海大(明治大)が三者凡退に抑えると、9回は守護神・佐藤幻瑛(仙台大)が登板。初球から156キロを投じてスタンドを沸かせると、150キロ台中盤のストレートで押していき三者凡退で試合終了。大事な初戦で快勝を収めた。

 第2戦は9日18時からエスコンフィールド HOKKAIDO(ともに18時開始)で開催。連勝でさらなる弾みをつけたい。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「しっかり守ってくれたこと勝因です。伊藤もいろんな球種でストライクを取ることができコントロールが良いので安心して見ることができました。投手中心の守備とここぞの場面で得点できる攻撃を明日もしていきたいです」

伊藤樹(早稲田大)

※先発し6回4安打1失点の好投
「ホッとしています。守備にも助けてもらいながら投げられました。ところどころでダブルプレーを取れたことが大きかったですし、スプリットがかなり効いていました。初回からスプリットが決まり安心して投げることができました。(2026年のドラフト全体1位候補のロッチ・チョロウスキーに対して)情報は聞いていたのでかなり力を入れて投げました。緩急を上手く使うことができました」

小田康一郎(青山学院大)

※5回にソロ本塁打を放つ 「(好調の要因は)凡打を活かして試合の中で修正ができています。昨日は堀井監督に“スイングの振り終わりの目線が下ではなく上に向けられるようなスイングを”とご指導いただき活かすことができました。データに頼りすぎず、振って合わせていくイメージで、良いアプローチができています。まだ残り4試合あるので調子を落とさずに打ち続けたいです」

平川蓮(仙台大)

※地元北海道で貴重な追加点となるタイムリーを放つなど2安打
「まず初戦を取ることを大事に準備してきたので良かったです。伊藤くんが頑張っていたので点を取ろうと思って打席に入りました。お世話になった人への感謝をプレーや行動で示そうと思いました。(母校・札幌国際情報高の部員も観戦に訪れており)少しでも自分のプレーを見て“上手くなりたい”と思ってくれたら嬉しいです」

小島大河(明治大)

※5打数3安打2打点の活躍
「いいところに飛んでくれたというのが1番です。その中でも自分の役割でもあるランナーがいる場面で打てたことは良かったです。(アメリカの投手は)ストレートが強いことに加えて、身長が高いのであまり見たことない角度でした。特に最後に対戦したリアム・ピーターソン投手(フロリダ大)は速かったです。対策としてはタイミングを早く取ることと、バットを最短距離で出すことを心がけました。まだ右中間に打とうと思っているのがレフト方向に行くなど、感覚と打球のズレがあるので修正していきたいです」

アンディー・スタンキウィクス監督

「先発のノービーは長いイニングをとも考えていましたが長いシリーズを考えて3回で継投しました。日本の投手陣はいろんな球種を投げ、守備が鍛えられているチーム。明日は勝てるように対策していきたいです。(エスコンフィールド HOKKAIDOは)私の野球人生の中でも1番素晴らしい球場です」

ロッチ・チョロウスキー(UCLA)

※無安打も遊撃手として好守を連発
「日本はすごく準備ができているチームですね。我々は1つの小さなミスが大きな痛手となったので、ミスをしないようにしないといけません。伊藤はいろんな角度から散らばってきたのでミートできませんでした。(好守の要因)初めての球場だったので、昨日は早めに入って多めに練習をして、いつものルーティンを大切にして臨みました」

第45回 日米大学野球選手権大会

大会概要出場選手チケット(外部サイト)放送予定

大会期間

2025年7月8日~7月13日

試合日程
7月8日(火)18:00 日本 6 - 1 アメリカ
7月9日(水)18:00 アメリカ 1 - 8 日本
7月11日(金)17:00 日本 - アメリカ
7月12日(土)12:00 アメリカ - 日本
7月13日(日)17:00 日本 - アメリカ

開催球場

エスコンフィールドHOKKAIDO
HARD OFF ECO スタジアム新潟
明治神宮野球場

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表/沖縄県高校選抜 7/5
10:00~ チケット一般発売
ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ 7/5 10:00~ チケット一般発売

PARTNERS

DIAMOND PARTNERS

  • 日本通運
  • MUFG

OFFICIAL TITLE PARTNER

  • ラグザス株式会社

OFFICIAL PARTNERS

  • JTB
  • KONAMI
  • 興和株式会社
  • 花王 SUCCESS
  • JAPAN AIRLINES
  • コカ・コーラ

SUPPORTING PARTNERS

  • LAWSONticket
  • UNIQLO
  • mizuno