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U-18対戦国紹介/ワールドカップ4連覇を狙う野球の母国アメリカ

2017年9月2日

 野球の母国には「甲子園」はない。全米を統括する「高野連」のような野球組織はなく、日本で言えば「高体連」にあたる全米州立高校協会の下、すべてのスポーツが州単位で活動している。したがって野球も、州チャンピオンが頂点で、州別にいくつかのディビジョン(地区)に分かれて春から初夏にかけて2カ月ほどのリーグ戦を行い、その上位校が初夏に優勝をかけてトーナメントを行う。

 また、リーグ戦はレベル別にも分けられており、大規模校では、ひとつの学校に数チームが存在し、その各々がレベルに応じたリーグ戦に参加している。選手たちは春のシーズンに公式戦を20試合前後こなし、レベルに応じたクラスで出場の機会を得るので、「万年補欠」はありえない。

 その一方で、アメリカでは、日本のような高校野球フィーバーは起こらない。リーグ戦はスタンドのないグラウンドで行われるのが普通で、決勝トーナメントでようやくマイナーリーグの球場を間借りする程度だ。観客のほとんどは、選手の縁者とスカウトである。
 ともかくも、この国のジュニア世代の野球は、徹頭徹尾「育成」という観念が貫かれており、選手の起用も「酷使」という言葉とは対極にある。

 この世代の試合は7イニング制で、指名打者の起用も柔軟性がある。投手が打順に入り、守備専門の野手の代わりに指名打者をラインナップに入れることも可能だ。とにかく「肩は消耗品」という考え方が貫かれており、州によって制限は違うものの、学年によっても厳格な球数制限、投球数に応じた登板間隔制限が設けられている。

 そして、もう一点、この国の高校生たちの多くは、複数のスポーツを行っている。野球はあくまで春から初夏にかけてのスポーツで、秋から冬にかけては、選手の多くは、アメフトに代表されるウィンタースポーツを行う。かつて、メジャーにもアメフトとの「二刀流」選手がいたが、その背景には、このようなアメリカの高校スポーツ事情がある。
 しかし、これも近年は、経済状況の悪化による政府からの補助金の削減に伴う保護者の負担増、あるいはプロスポーツの契約金の高騰による専門化、つまり早期から特定の競技に専念する(させる)傾向により、野球一本に絞る選手が多くなってきている。近年は、高校のシーズンが終わり(9月に新年度を迎えるので学年も同時に終わる)長い夏休みに入ると、野球に専念する選手は、「サマーリーグ」と呼ばれる育成リーグに参加する。

 今大会の候補メンバー41人が発表された段階では、昨年の18Uパンアメリカン野球選手権大会で優勝した際の選手が4人リスト入り。中でもブライス・トゥラング内野手は高校生野手最高のプレーヤーと見られている逸材だ。本来は遊撃手ながら、二塁での出場も辞さず、意気込んでおり、最終メンバーに選考されれば要注意の存在となるだろう。

ここ3大会を制し歴代2位の8度の優勝を誇るアメリカだが、今大会でも優勝し、キューバに次いで2か国目の4連覇を果たしたいところだ。

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2017年9月1日~9月11日

オープニングラウンド
9月1日(金)22:30 メキシコ 1 - 10 日本
9月3日(日)5:00 日本 0 - 4 アメリカ
9月4日(月)6:00 日本 7 - 2 キューバ
9月5日(火)3:00 オランダ 1 - 3 日本
9月5日(火)22:30 日本 12 - 0 南アフリカ
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

スーパーラウンド
9月7日(木)22:30 日本 4 - 3 オーストラリア
9月9日(土)6:00 日本 4 - 6 カナダ
9月10日(日)2:00 韓国 6 - 4 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

3位決定戦
9月11日(月)1:00 カナダ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

開催地

カナダ サンダー・ベイ

参加国

グループA
カナダ、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、イタリア、ニカラグア

グループB
日本、アメリカ、キューバ、メキシコ、オランダ、南アフリカ

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