松下歩叶の2打点の活躍や完封リレーで日本史上初の3連覇を達成 | 大学 | 試合レポート | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

メニュー

日本語 English

試合レポート

松下歩叶の2打点の活躍や完封リレーで日本史上初の3連覇を達成

2025年7月11日

 7月11日、「第45回 日米大学野球選手権大会」(7月13日まで北海道、新潟、東京で5試合開催)の第3戦がHARD OFF ECO スタジアム新潟で行われた。
 連勝で優勝に王手をかけていた侍ジャパン大学代表はアメリカ大学代表を2対0で下して、3大会連続21回目の優勝。日本チームとしては大会史上初めての3連覇を果たした。

 今春に東京六大学リーグで6勝0敗の成績を残した毛利海大(明治大)と「2027年のMLB全体1位候補」と目されるダックス・ホイットニー(オレゴン州立大)の両先発で始まった試合は、期待に違わぬ投手戦となった。
 試合が動いたのは3回裏。2回までホイットニーの150キロを超えるストレートやキレの良いスライダー、ブレーキの効いたカーブのコンビネーションに翻弄されていたが、1死から平川蓮(仙台大)が逆方向のレフトへ安打を放って出塁。さらに牽制悪送球もあり二塁へ進んだ。このチャンスで主将の松下歩叶(法政大)が「冷静に対応できました」と振り返るライト前タイムリーを放って先制に成功した。
 この援護に毛利も走者を出しながら粘っていき5回4安打無失点で試合を作った。

 さらに5回裏には秋山俊(中京大)の安打などから作った1死一、三塁のチャンスで再び松下。フルカウントから投じられたストレートを叩きつけ打球はショートへ。エンドランのサインが出ていたため併殺にはならずに秋山が生還。「エンドランのサインが出ていたので(叩きつけました)」と松下が振り返るチームバッティングで追加点を奪った。

 6回からも強力投手陣と鉄壁の守備陣が反撃を許さない。6回から登板した佐藤幻瑛(仙台大)は初球から155キロを計測するなどエンジン全開で三者凡退。7回は1死満塁のピンチを招いたが、140キロのカットボールでクリス・レンバート(オーバーン大)を浅いライトフライに抑え2死。さらに2026年のMLBドラフト全体1位候補のロッチ・チョロウスキー(UCLA)に対して「自信があったので」と157キロのストレートを投じ空振り三振でねじ伏せ、無失点で凌いだ。
 8回からは鈴木泰成(青山学院大)が登板。安打と死球で無死一、二塁のピンチを招くが、レフト頭上を越えそうな打球を平川が走りながら好捕すると、鈴木もそれに応えて連続三振でピンチを脱出。最終9回は危なげなく三者凡退に抑えて試合を締めた。

 開幕3連勝での優勝は2005年の第34回大会以来の快挙となった。それでも堀井哲也監督が「5試合目までしっかり戦いましょうということです」と振り返ったように、歓喜の輪や胴上げはなく、選手たちは冷静に喜びを噛み締めた。
 主将の松下も「5戦全勝で完全優勝したいです」と話すように、気を緩めることなく残り2試合を戦い抜いていく。

 第4戦は12時からHARD OFF ECO スタジアム新潟で行われる。アメリカ大学代表のアンディー・スタンキウィクス監督も「あと2試合、プライドをかけて戦う」と誓っており、引き締まった内容の試合が展開されそうだ。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「アメリカ大学代表も状態が上がってきているので苦しい試合になりましたが、新潟のファンの皆さんに良い試合を見せることができました。3連覇のプレッシャーもあったかと思いますが、選手がよく頑張ってくれました。各校の主力が集まる中で主将の松下と副将の繁永が良い方向にまとめてくれています。残り2試合も相手に敬意を表して全力でプレーします」

松下歩叶(法政大)

「優勝がかかって気合いが入った中で良い試合ができました。優勝に導く一打が打てて、できすぎです。初戦は無安打でしたが、第2戦の前に堀井監督に頭の位置を指導していただき、そのおかげです」

毛利海大(明治大)

「先制点を与えないという気持ちで投げました。ピンチを背負っても打者を見て投げることができましたし、どの球でもカウントでも空振りも取ることができました。投球練習からファンの方に頑張れと声援をもらい力になりました」

アンディー・スタンキウィクス監督

「第2戦までと比べて良い展開に持ち込むことができ、ホイットニーもよく投げてくれましたが、大事なところで1本が出ませんでした。負けている原因は移動などではありません。日本が優れているからです。あと2試合、プライドをかけて戦います」

ダックス・ホイットニー(オレゴン州立大)

「日本の打者は2ストライクからの粘りが素晴らしかったです。特に2アウトからですね。日本はミスをしないし我々がミスをしたら逃さない。泥くさい野球をしてきます。残り2試合は勝っていきたいです」

第45回 日米大学野球選手権大会

大会概要出場選手チケット(外部サイト)放送予定

大会期間

2025年7月8日~7月13日

試合日程
7月8日(火)18:00 日本 6 - 1 アメリカ
7月9日(水)18:00 アメリカ 1 - 8 日本
7月11日(金)17:00 日本 2 - 0 アメリカ
7月12日(土)12:00 アメリカ - 日本
7月13日(日)17:00 日本 - アメリカ

開催球場

エスコンフィールドHOKKAIDO
HARD OFF ECO スタジアム新潟
明治神宮野球場

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表/沖縄県高校選抜 7/5
10:00~ チケット一般発売
ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ 7/5 10:00~ チケット一般発売

PARTNERS

DIAMOND PARTNERS

  • 日本通運
  • MUFG

OFFICIAL TITLE PARTNER

  • ラグザス株式会社

OFFICIAL PARTNERS

  • JTB
  • KONAMI
  • 興和株式会社
  • 花王 SUCCESS
  • JAPAN AIRLINES
  • コカ・コーラ

SUPPORTING PARTNERS

  • LAWSONticket
  • UNIQLO
  • mizuno