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"世界の野球"東欧ブルガリア -野球事情とその展望-「2020年シーズン開幕」

2020年8月7日

文=藤森健

 この数カ月、日本や世界各地と同様に、ブルガリアも困難な状況に直面しています。そんな中、6月中旬から2020年のブルガリアンベースボールリーグのシーズンが始まりました。


31年目のシーズンが無事開幕したブルガリアンベースボールリーグ (写真撮影・提供 : Jordan Mihailov)

 ブルガリアでは3月10日に政府により緊迫感のある緊急事態宣言が発令されました。その後、段階的に制限は緩和されてきたものの、7月末の現在に至るまで、厳しい様々な予防措置対策が取られています。

 例えば、公園や運動施設の使用禁止であったり、人数制限付きの活動のみが許可されたりと、適宜、細かい指導がなされてきました。

 また、欧州全体で見ても、様々なスポーツイベントが延期や中止される中、欧州野球連盟 (Confederation of European Baseball)は4月の時点で、欧州クラブ選手権(European Club Competition)開催中止を、そして5月初旬までには今年度連盟が主催する全て大会の中止を決定しました。この中にはブルガリアも開催地となり参加する予定の大会もあったため、関係者の落胆ぶりは大きいものでした。

 このような状況だったので、通常4月に開始するブルガリア野球も開幕できず、先行きが憂慮されていました。ただ、事態の改善に伴い、5月の終わりに制限付きでの練習が許可されるようになり、6月に入ると試合等のイベントの開催も可能になりました。そこで、野球連盟は変則的ながら通常に近い形でリーグ戦を行うことを決定し、6月14日に2020年の開幕を無事に迎えることができました。


例年と変わらず熱い戦いが繰り広げられている (写真撮影・提供 : Jordan Mihailov)

 開幕からこれまで、基本的に以前との大きな変化を感じることはありません。一方で、7月になり試合は無観客でのみ許可すると通達されたり、昨年までは近隣のチェコ共和国で働きつつ、向こうのチームに所属する選手が今年は国内に留まらざるを得ず、国内でプレーしていたりする等、今回の事態の影響も出ています。(近年、海外から選手を加入させてクラブチームを強化する事が頻繁に行われている欧州の国では 、この度の入国制限等の影響で、選手の構成や力関係が例年と異なる様相になっているとも聞いています。)

 最後に、子ども達も球場に戻って来て、活動を再開することができました。行動制限や学校に行けない(スポーツ活動が許可された後も教育機関は基本的に閉鎖中)等の普段の鬱憤を晴らすかのように、元気に練習、そしてイベントに参加する姿を見せてくれています。


子ども達も球場に戻ってきた (写真撮影・提供 : Boris Mutafchiev)

 ここのところ、夏にバカンスを長期取るという文化のせいもあるのでしょう。これまでのような張りつめていた緊迫感、切迫感のようなものは少なくなりました。しかしながら、再び感染者が増加しているという報道がされています。今後どのように情勢が変化していくかは分かりませんが、引き続き、ブルガリア野球の様子をお伝えできればと考えています。

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