8月14日、「第12回 BFA U12アジア選手権」(8月15日まで中国・杭州市)のスーパーラウンド最終戦が行われ、侍ジャパンU-12代表は韓国と対戦。雨の中の接戦を3対1で勝ち切り、全勝で決勝に進むこととなった。

雨により約1時間の遅れで試合は始まった。前日の時点で侍ジャパンは決勝進出、韓国は3位決定戦に回ることが確定していたが、各世代で鎬を削るライバル同士の試合は接戦となった。
侍ジャパンの先発・山田亮碩(金閣リトルタイガース)は走者を出しながらも2回まで4三振を奪い無失点に抑えていく。だが3回、3連打を許して先制点を奪われた。それでもその後はピッチャーゴロで冷静に挟殺プレーを完成させるなどして、最少失点にとどめた。
すると打線はすぐさま反撃。先頭の勝蓮太朗(世田谷成城ジュニアーズ)が四球を選ぶと、相手投手の暴投もあって二塁へ。ここで伊藤龍成(ASAI KIDS☆UNITED)が2ストライクと追い込まれながらも逆方向への進塁打(セカンドゴロ)で勝を三塁に進めると、大野湊助(柏ホエールズ)も追い込まれてからサードゴロを打ち、好スタートを切った勝が生還し同点。桑田真澄監督が伝え続けてきた、状況に応じた打撃や走塁が遺憾無く発揮されて、無安打で同点に追いついた。
これで勢いがつくと、前日のチャイニーズ・タイペイ戦で3安打を放った中村太陽(鳴尾東ビクターズ)のレフトフェンスを越えるソロ本塁打で勝ち越しに成功した。
投げては2番手の高橋琥尚(丸亀城南軟式野球スポーツ少年団)がテンポの良い投球で2回無失点に抑えると5回裏に再びチャンス。まず先頭の伊藤がしぶとくライト前に運ぶと、盗塁と暴投で三塁へ。このチャンスで古垣佑規(紀見少年スポーツクラブ)がしっかり食らいついてファーストゴロを打ち、伊藤が生還。2点差とする貴重なダメ押し点を奪った。
最終6回は上間雄喜(那覇前島ゼブラ)が二塁打を浴びながらも後続を冷静に抑えて試合を締めた。

桑田監督は試合後、「接戦で苦しい展開でしたが、よく粘ってくれました」と選手たちを称えた。追い込まれてからの進塁打や走塁についても「合宿から毎日1つ2つと勉強しながらやってきましたので、野球IQが少しずつ高くなっているんじゃないかなと思いますね」と手応えを明かし、「まず理解して、実行できて、成功して。少しずつ自信になっているんじゃないかと思います」と、選手たちの成長に目を細めた。
いよいよ迎える決勝戦は日本時間15日19時半試合開始予定。13日の試合で最終6回2死から逆転サヨナラ勝ちを収めたチャイニーズ・タイペイとの再戦で、3大会ぶり2回目の優勝を目指す。
監督・選手コメント
桑田真澄監督
「(決勝進出は決まっていたが)気を緩めず手を抜かない姿勢で臨みました。まだ無駄な四球や暴投は多いのですが、毎回よく粘ってくれました。(決勝、このチームで最後の試合に向けて)難しい環境の中で試合をしていますが、選手たちは本当によく頑張ってくれています。団結力を持ってベストを尽くしたいです」
大野湊助(柏ホエールズ)
「(貴重な同点打)1点が必要な場面だったので、とにかく1点取れるようになんとか転がしました。目標であるアジアチャンピオンが目の前にあるので、チームに貢献できるように、しっかり自分の仕事ができるように、しっかり準備していきたいです」
高橋琥尚(丸亀城南軟式野球スポーツ少年団)
「(2回無失点)絶対無失点で抑えようと思いました。そんなに球は速くないのでコントロール重視で投げました。絶対にアジアチャンピオンになりたい。今日の夜からしっかり準備していきたいです」
伊藤龍成(ASAI KIDS☆UNITED)
「(全勝で決勝進出)主将としてホッとしている気持ちと嬉しい気持ちがあります。(進塁打は)チームでやってきた作戦が成功しました。バットを短く持って逆方向を狙いました。(ダメ押しの起点となる安打)韓国の投手は、食堂でよく話していてすごい投手だと聞いていたので、気持ちで打ちました。(いよいよ決勝戦)勝とうという気持ちが前回より相手は大きいと思うので気を抜かず、やっておけばよかったという後悔無く、楽しんで試合をやりたいです」
第12回 BFA U12アジア選手権
大会期間
2026年8月9日~8月15日
オープニングラウンド(グループA)
8月9日(日)10:30 日本 (延期) フィリピン
8月10日(月)14:30 日本 11 - 1 フィリピン
8月11日(火)13:30 パキスタン 0 - 31 日本
8月12日(水)19:30 日本 7 - 3 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
8月13日(木)19:30 日本 6 - 5 チャイニーズ・タイペイ
8月14日(金)20:20 日本 3 - 1 韓国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝
8月15日(土)19:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国(杭州市)
出場する国と地域
グループA
日本、フィリピン、中国、パキスタン
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、タイ
























