8月29日、「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」(沖縄県で9月5日から14日)に出場する侍ジャパンU-18日本代表の直前合宿2日目が、会場の1つとなる沖縄セルラースタジアム那覇で行われた。代表結成後初となる実戦で、格上相手に善戦を見せた。







午前中は練習が行われ、午後からは沖縄電力と特別ルール7イニング制の練習試合を実施。都市対抗野球大会に出場しているHonda熊本への補強選手3名や独立リーグ出身選手を除くメンバー構成とはいえ、昨年も都市対抗野球大会にも出場した企業チームを相手に、多くの選手が持ち味を発揮した。
先発のマウンドに上がった森下翔太(創成館)が4失点と洗礼を浴びてしまうが、2回は下重賢慎(健大高崎)が先頭打者を二塁打で出しながらも後続を抑えて無失点に抑えると、その裏に打線が反撃。川口蒼旺(神戸国際大付)の俊足が相手の失策を誘うと、藤森海斗(明徳義塾)と岡部飛雄馬(敦賀気比)の連打から満塁のチャンスを作り、為永皓(横浜)のセカンドゴロの間に1点を返した。
3回からは中野大虎(大阪桐蔭)が登板。中野は思いきりの良い腕の振りから放たれるストレートで押して、ショートフライ、レフトフライ、ピッチャーゴロ。中軸3人を相手に対して臆することなく三者凡退に抑えた。
その後は4回に内野手登録の辻琉沙(履正社)が登板し1点を失うも、5回以降は石垣元気(健大高崎)、坂本慎太郎(関東第一)、奥村頼人(横浜)が無失点に抑えた。
得点は3回の1点のみで1対5で敗れたものの、その後の延長タイブレーク(無死一、二塁から再開)の練習では、大栄利哉(学法石川)、高畑知季(東洋大姫路)、今岡拓夢(神村学園)のタイムリーなどで6点を挙げるなど、社会人の投手相手にタイブレークも合わせて9安打を放った。
特に1番を任された岡部は3安打。小倉全由監督は「打撃はしつこいし、内野守備での球際の強さもあるので、攻守で面白い選手になりますね」と高く評価した。
また、チーム全体で無失策。加えて、いずれも本職は外野手ではない奥村頼人、藤森、中野が外野からの好返球で本塁を刺した。さらに「グラブは常に3種類持ってきています。自分の持ち味はどこでも守れることなので」と話す藤森は、一塁手、右翼手、捕手、中堅手と4つのポジションに就いた。万能な選手が多いことは戦いの幅を広げてくれそうだ。







30日はU-18W杯のもう1つの会場である糸満市の西崎球場で9時から地元の園児や中学生を対象に野球教室を行い、終了後から練習を行う予定となっている(開場予定は10時、練習開始予定は10時半)。
監督・選手コメント
小倉全由監督
「企業チームの力のある球を打たせてもらえたのが一番ですね。みんな1人ひとり個性があり、自分の球を投げていました。中野は投手でもしっかりやってくれましたし、外野からの好返球もあって、タイブレークで四球も選んで。野手でも起用できるなと思いましたし、雰囲気がありますよね。外野からも大きな声をかけてくれていますし。チームを引っ張ってくれています。(今後について)今日はほぼ自由に打たせましたが、ここからはバントやエンドラン、盗塁はこれからしっかり練習に入れていかないといけないなと思います」
中野大虎(大阪桐蔭)
「大阪大会決勝で負けてからは、侍ジャパンが目標でした。ストレートの精度をもう1度上げていけるようにと磨いてきました。変化球はあまり投げてないですが、感覚は良かったです。大阪桐蔭では外野をほとんど守れなかった分、気持ちとしてもリフレッシュできています。春夏続けて甲子園出られずに終わってしまった悔しさを持ちつつ、この大会では勝ちきりたいです」
岡部飛雄馬(敦賀気比)
「(3安打)初めての試合で良いアピールができました。しっかり声を出すこと、初球から振っていくことを意識しました。大振りしても打てないので、シャープでコンパクトに振ることを意識しています。低反発の金属バットになってからは、しっかり芯に当てることを意識してきたので木製バットになっても、それは変わらないですね」
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜
試合日程
2025年8月31日(日)18:00 高校日本代表 - 大学日本代表
2025年9月2日(火)18:00 高校日本代表 - 沖縄県高校選抜
開催会場
沖縄セルラースタジアム那覇
出場チーム
高校日本代表、大学日本代表、沖縄県高校選抜
ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ
大会期間
2025年9月5日~9月14日
オープニングラウンド(グループA)
9月5日(金)18:30 イタリア - 日本
9月6日(土)18:30 韓国 - 日本
9月7日(日)14:00 日本 - キューバ
9月8日(月)18:30 南アフリカ - 日本
9月9日(火)18:30 日本 - プエルトリコ
スーパーラウンド
9月11日~9月13日
3位決定戦・決勝
9月14日
開催会場
沖縄セルラースタジアム那覇、糸満市西崎球場
出場する国と地域
グループA
日本、韓国、プエルトリコ、キューバ、イタリア、南アフリカ
グループB
チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、パナマ、オーストラリア、ドイツ、中国