9月30日、「第31回 BFA アジア選手権」で、2大会連続21度目の優勝を果たした侍ジャパン社会人代表が帰国。羽田空港で取材対応が行われた。
川口朋保監督も主将の逢澤崚介(トヨタ自動車)も「試合を重ねるごとにチーム力が上がっていきました」と口を揃えた。今回は社会人代表への初選出が24人中17人もいたが、逢澤は「直前合宿のグループワークのセッションなどで、性格や人柄を知ることができてから試合に入れたのは良かったですね」と振り返った。
また、決勝戦の6回無失点を含む大会通算12回無失点と好投し、大会MVPに輝いた近藤壱来(JR四国)は「良い場面で投げさせてもらったこと、スタッフの方の助けがあったことに感謝したいです」と殊勝に振り返った。好投の要因については、パワーのある打者相手にも果敢にストライクゾーンで攻めることができたことを挙げた。
独立リーグ(四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズ)を経て社会人球界入りした経歴を持つ近藤。それだけに「素晴らしい人たちの出会いによって独立リーグで大きく成長できました」と、古巣にも感謝の言葉を述べ、「独立から社会人へ進む選手は増えてきましたが、自分が先頭を走っているつもりでやっています。自分が活躍したら見方も変わると思うので、活躍していろんな人に見てもらいたいです」と、自覚十分にさらなる飛躍を誓った。
来年2026年には第20回アジア競技大会(愛知県開催)が控える。韓国やチャイニーズ・タイペイがトッププロ選手で臨んでくる中での金メダル獲得は、2023年のアジア選手権から指揮をとってきた川口監督ら社会人代表の最大目標だ。その大きな挑戦に向けて、弾みのつく大会連覇となった。
第31回 BFA アジア選手権
大会期間
2025年9月22日~9月28日
オープニングラウンド(グループA)
9月22日(月)10:30 フィリピン 1 - 18 日本
9月23日(火)19:30 日本 17 - 2 パキスタン
9月24日(水)19:30 日本 13 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:-1時間)
スーパーラウンド
9月26日(金)19:30 日本 3 - 2 チャイニーズ・タイペイ
9月27日(土)19:30 日本 0 - 1 韓国
※開始時刻は日本時間(中国:-1時間)
決勝
9月28日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 11 日本
開催地
中国(平潭)
出場する国と地域
グループA
日本、中国、フィリピン、パキスタン
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、パレスチナ