8月26日、雨天の影響で前日から始まった「ラグザス presents WBSC女子野球ワールドカップ台南グループ2026」(8月27日まで、台湾・台南市)。大会8連覇を目指す侍ジャパン女子代表は、この日のダブルヘッダー2戦目でベネズエラと対戦。好投手と強力打線を擁する相手だったが、要所を締めて4対0で勝利し3連勝を飾った(雨天順延の影響でこのラウンドは全試合5イニング制で行われている)。

ベネズエラは、2023年に広島県三次市で行われた前回大会のグループラウンドで苦戦。5対4のサヨナラで薄氷の勝利を掴んだ経験もあるだけに、今回のラウンドで最大の難敵と目された。
そんな大一番の先発を任されたW杯初代表の柏﨑咲和(読売ジャイアンツ)は、持ち味の緩急をつけた投球で初回を三者凡退に抑えると、2回と3回は安打を打たれるものの相手の走塁ミスにも助けられて無失点で凌いだ。
打線は相手先発右腕のイエニー・トバールの角度ある120キロ台中盤から後半のストレートと縦・横2種類のスライダーに苦しめられ2回まで5三振を喫した。
この嫌な流れを打破したのが8年ぶりに代表に返り咲いた吉井温愛(エイジェック)だ。甘く入ったストレートを見逃さずにセンター前安打で出塁。さらに盗塁を成功させ二塁、小島也弥(九州ハニーズ)のピッチャーゴロの間に三塁へ進んだ。
ここで1番にかえり、安達瑠(九州ハニーズ)がきっちりと三塁線へスクイズを決め、吉井が生還。さらに安達の俊足に焦ったトバールが悪送球。安達は一気に三塁まで進み坂口英里(ZENKO BEAMS)のスクイズで生還。この回2点を奪った。
続く4回には不調でスタメンを外れていた前回大会優勝メンバーの星川あかり(阪神タイガース Women)が代打起用に応え、左中間を破る二塁打で出塁。ここからチャンスが生まれると、相手のミスもあって2点をダメ押し。
このリードを4回から登板していた竹村理(エイジェック)が安打を打たれながらも後続を冷静に抑えて試合終了。完封リレーと少ないチャンスをモノにする攻撃で白星を掴んだ。

27日はこのラウンドの最終日。日本時間10時からキューバ、同18時からチャイニーズ・タイペイと戦う2日連続のダブルヘッダーが行われる予定となっている。
選手コメント
吉井温愛(エイジェック)
「スライダーがとても良い投手だったので、左打者がどうにかしなきゃと思いました。私が打ったのはストレートでしたが、その前のスライダーはなかなか初見では打てないなと思いました。たまたまストレートが甘いところに入ってきて打てて良かったです。守備や走塁では反省があったので、もう一回見直したいです」
星川あかり(阪神タイガース Women)
「2回くらいから監督に準備するよう言われていました。代打で一発勝負だと思っていたので、なんとか1本出したいなと思っていました。なかなか調子が上がってこなかったのですが、1本出たことにホッとしていますし、1本出たら楽にいけるかなと思っているのでチームにとっても自分にとっても大きな1本でした。明日も変わらず、チームの雰囲気良く、しっかり勝てたらと思います」
安達瑠(九州ハニーズ)
「なんとか先制したい場面だったので、しっかりスクイズを決めることができて良かったです。完璧に決めることができました。持ち味を発揮できたかなと思います。初回に見逃し三振をしてしまいましたが切り替えることができました。初めてのW杯は、すごく緊張しますが良い雰囲気の中でできて良い経験になっています。私の持っている力をすべて出し切れるように明日も頑張りたいです」
竹村理(エイジェック)
「点差がこれまでより詰まっていたので、追いつかれたらヤバいなと思って緊張しました。でも昨日の登板で慣れたので、今日の方が良かったです。結構自信になりました」
ラグザス presents WBSC女子野球ワールドカップ台南グループ2026
大会期間
2026年8月23日~8月27日
8月23日(日)15:30 日本 (中止) フィリピン
8月24日(月)18:00 日本 (中止) フィリピン
8月25日(火)15:00 イギリス (中止) 日本
8月25日(火)23:00 日本 3 - 0 フィリピン
8月26日(水)13:00 イギリス 0 - 23 日本
8月26日(水)17:00 日本 4 - 0 ベネズエラ
8月27日(木)10:00 キューバ - 日本
8月27日(木)18:00 日本 - チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
開催地
台湾(台南)
出場する国と地域
日本、ベネズエラ、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、イギリス、フィリピン
























