6月22日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで侍ジャパン大学代表の選考合宿の最終日となる3日目が行われた。
練習終了後すぐに選考会議が行われ「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)」(7月11日から15日/台湾・台中市)に出場する28人が決まった。

この日はまず光電管を使用した50m走の測定(途中の30m地点でも測定)が行われ、全野手と投打二刀流の大阪商業大・中山優月の31選手が参加。その中で、鈴木湧陽(中京大)が5秒78(30mは3秒85)と全体トップの記録を叩き出した。また、昨年12月の候補選手強化合宿で過去最高の5秒69を出した岡田啓吾(明治大)は5秒83(30mは3秒89)で2位だった。
その後は6イニング制の紅白戦を実施。14日まで行われた全日本大学野球選手権で最高殊勲選手賞に選ばれた米沢友翔(関西大)、最優秀投手賞に選ばれた渡辺和大(慶應義塾大)ら実績ある投手陣が登板した。
その中で、2023年の侍ジャパンU-18代表で主将を務めた小林隼翔(立教大)が今秋のドラフト候補左腕の星野世那(大阪商業大)から先頭打者本塁打、冬に行われている候補選手強化合宿も含めると4回目の招集となる黒田義信(東日本国際大)が米沢から本塁打を放ち存在感を見せた。

そして、練習後に行われた選考会議を経て代表28選手が決定。発表記者会見が行われた。
今年から指揮をとる鈴木英之監督は「悩みに悩みました」とハイレベルの選考合宿だったことを明かした。そんな苦悩の末に選んだチームは「投手を中心にロースコアの試合をモノにしていければと思います」と言うように、好投手が揃う陣容となったようだ。
主将については渡部海(青山学院大)を指名。昨年の日米大学野球では捕手として全5試合に出場(4試合に先発)し全勝優勝に貢献し、大学でも主将を務めるだけに「大黒柱として引っ張ってほしい」と期待した。
この日の走力測定でトップになった鈴木については「目測でも速かったのですが、計測のタイムを聞いて驚きました」と振り返り、走力だけでなく、外野も守れるユーティリティさ、「大学選手権でも三塁打を放っていますし非力ではないのでシャープに対応してくれると思います」と打撃面、さまざまな面を期待しての選出であることを語った。
また、本塁打を放った小林と黒田については「この合宿のみで選考したわけではないこと」を前置きした上で「彼らも複数回、代表合宿を経験して、その度に成長に繋げてくれて、満を持して自信を持って臨んで実力を発揮してくれました」と称えた。

選出された28選手は7月2日に再集結。7日までバッティングパレス相石スタジアムひらつかで強化合宿を行い、4日にはENEOS、6日には東芝と練習試合を行う(ともに13時開始、予備日は翌日)。
新設の国際大会初代王者に向けて、重要な時間となりそうだ。
選手コメント
鈴木湧陽(中京大)
「濃い1日になりました。3日間貴重な体験をさせてもらって嬉しい気持ちでした。(走力測定は)結果的に1位だったことは本当に嬉しいです。でもまだ上を目指す必要があると思います。もっと速くなってプロに行けるようになりたいです。自分の一番の武器は足だと思っているので、チームに流れを作って勝利に貢献できるような選手になりたいです」
小林隼翔(立教大)
「すごく自分のヒントになる、糧になる合宿でした。(本塁打は)来た球に反応できました。打ったのはストレートです。(侍ジャパンはU-18代表を経験し)入ることは簡単なことではないので、大学でも入ることを1つの目標にしてきました。様々な方の気持ちも背負ってプレーしたいです」
黒田義信(東日本国際大)
「最初は力が出せませんでしたが、慣れてきて結果を出すことができて良かったです。(本塁打は)来た球を打とうと素直に振り抜けました。(合宿を通して)自分の売りにできることはハードヒットとコンタクトだと見つけることができました。(高校3年時に出場した)2022年U-18W杯では3位で悔しい思いをしたので、チームのためにできることを精いっぱいやりたいです」


























