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試合レポート

初回の猛攻や柏崎咲和の5安打完封で女子野球アジアカップ4連覇を達成

2025年11月2日

 11月2日、「第4回 BFA 女子野球アジアカップ」(10月26日~11月2日まで中国・杭州)の大会最終日が行われた。侍ジャパン女子代表は前回大会と同じくチャイニーズ・タイペイと対戦し8対0で快勝。4大会連続4回目の優勝を飾った。

 1回表、大会前からエースとして期待されていた柏崎咲和(大阪体育大)が連続三振を奪うなど三者凡退に抑えてリズムを作ると、その裏すぐさま打線が援護する。
 先頭の漢人茉彩(福井工業大)が相手失策で出塁すると盗塁を決めて二塁へ。2番の畑中ゆりあ(大阪体育大)がバント安打で続くと、日野美羽(日本大国際関係学部)のスクイズが相手の野選を誘い先制。さらに相手失策でチャンスが広がると、木村睦実(大阪体育大)のサードゴロ、花本穂乃佳(日本大国際関係学部)のライト線への二塁打、山本一花(大阪体育大)のセンター前安打、脇坂仁南(至学館大)の右中間を破る三塁打、漢人のバントによる相手失策で一挙7点を奪った。

 以降は、2回からマウンドに上がった相手左腕の朱淑勤の前になかなか得点を奪えずにいると、4回まで2安打に抑えていた柏崎が5回表に連打でピンチを招く。
 だが、ここで柏崎が空振り三振を奪い2死とすると、続く打者の打球はライト線で跳ねたが、試合途中から右翼手に入っていた生内アンジェリカ幸(IPU環太平洋大)が素早く処理して一塁へ送球。間一髪でアウトにし、1点を返すことすら許さずにピンチを脱した。
 その後も柏崎は低めを丁寧に突く投球で、走者を出しても併殺に打ち取るなどして相手打線に反撃を許さず。打線も6回裏に代わった相手3番手の陳琪蓉から生内が左中間へのタイムリー二塁打を放ってダメ押し。
 最終回も柏崎が危なげなく三者凡退に抑えると、柏崎を中心に歓喜の輪ができ、選手たちは喜びを分かち合った。

 フル代表で戦った2023年の前回大会とは異なり、大学生のみの若い選手構成で戦った今大会。合宿期間中は若さゆえの粗さが見える場面も多々あったが、大会では試合を経るごとに成長を遂げ、走攻守で他チームの見本となるようなプレーを続けて栄冠を掴み取った。
 来年には第10回WBSC女子野球ワールドカップのグループラウンドも行われる予定となっており、そこに向けても大きな弾みがつく4連覇と若手の台頭となった。

監督・選手コメント

中島梨紗監督

「初回の2アウトからも得点を重ねることができたのが大きかったです。優勝できた嬉しさもありますが、相手の2番手左腕に4回無失点と完璧に抑えられてしまったので、世界一を狙うためには課題も残りました。ここで終わりの選手たちではないので、代表でまたやりたいと頑張ってくれたら、大学生でこの大会に臨んだ価値になると思います」

柏崎咲和(大阪体育大)

「思った以上に緊張せずにマウンドに上がることができました。心強いバックもついて、得点もたくさん取ってくれると思っていたので、自分の仕事をと思って1イニングずつを無失点に抑えようと投げました。走者を出した後が大事と中島監督に言われていたので、長打を打たれないように、ゴロを打たせられるように低めに投球を集めることができました」

山本一花(大阪体育大)※共同主将

「最高の気分です。(脇坂との共同主将として)力を合わせながらやることができましたし、チームのために動いてくれる選手たちばかりだったので助けられました。全員でコミュニケーションを取って、勝利への意識を高く持って戦うことができました」

脇坂仁南(至学館大)※共同主将

「とにかく嬉しいです。主将と聞いて驚いたのですが、自分のできることをやろうと思い、山本としっかりコミュニケーションを取りながら、最後までやり切ることができました。またこのユニホームを着たいですし、自分の足りないこともたくさん見つかったので、そこをしっかり詰めて、目標を叶えたいです」

第4回 BFA 女子野球アジアカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2025年10月26日~11月2日

オープニングラウンド(グループB)
10月26日(日)10:00 スリランカ 0 - 31 日本
10月27日(月)16:00 日本 15 - 0 フィリピン
10月28日(火)16:00 韓国 2 - 13 日本
10月30日(木)16:00 日本 34 - 0 インドネシア
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

スーパーラウンド
10月31日(金)19:30 日本 14 - 4 チャイニーズ・タイペイ
11月1日(土)16:00 日本 10 - 0 香港
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

決勝
11月2日(日)19:00 日本 8 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

開催地

中国(杭州)

出場する国と地域

グループA
チャイニーズ・タイペイ、香港、中国、インド、タイ
グループB
日本、韓国、フィリピン、インドネシア、スリランカ

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