11月30日、「MUFG ONE PARK by 侍ジャパン女子代表 in 府中」が女子野球タウン(※)である東京都府中市で行われた。
野球経験者の女子約60名(4~6年生)、初心者の男女32名(1~3年生)が集まる中、講師として侍ジャパン女子代表の中島梨紗監督と、2024年の女子野球ワールドカップで7連覇に貢献した川端友紀さん・只埜榛奈さん・田中露朝さんが参加した。
※女子野球をシティプロモーションとして活用し、地域活性化を目指す自治体を「女子野球タウン」として認定。全日本女子野球連盟とともに女子野球を通じてその自治体を盛り上げていくことを目的に2020年9月から始まった。

このイベントは、侍ジャパンのダイヤモンドパートナーである株式会社三菱UFJ銀行が主催となって「野球振興・次世代育成のサポート」「女子野球タウン府中市との連携による女子野球の普及・競技文化の定着」「侍ジャパン女子代表による直接指導を通じた子どもたちの技術向上・関心醸成」を開催趣旨にして、昨年に続いて2回目の開催となった。
野球教室は主に野球経験者の女子と初心者の男女に分かれて行われ、講師として経験者を川端さん、只埜さん、田中さんの3名が担当し、初心者を中島監督が担当した。
昨年引退したばかりの3人の元選手は軽やかに体を動かしながら、主に基礎や大切にすべきポイントを分かりやすく指導。中島監督は初心者に身振り手振りで丁寧に指導した。キャッチボール、打撃、守備、初心者はティーボールやストラックアウトを行い、どの時間帯や場所でも、多くの笑顔が見え、笑い声がそこかしこから聞こえる和やかで活発な時間となった。
イベントの終盤にはヤクルトのスタジアムDJも務めるパトリック・ユウさんの司会のもと4人がトークショーに参加。4人の幼い頃は「女子が野球をすること」が身近ではなかったことを振り返りつつ、中島監督が「今は多くの地域で女子も野球をする環境があるので、“あんなふうになりたい”と、いろんな目標を見つけてもらえたら」と話すなど、それぞれが目標や夢を持つことの大切さを伝えた。
また、川端さんは「怪我で野球をできない時期が辛かったので、怪我の予防を少しでも考えながらやってもらえれば」と助言し、「野球を楽しみ、感謝の気持ちを持ちながら長く野球を続けて欲しいです」とエールを送った。
その後には、子供たちの天真爛漫な質問にも笑顔で答えるなど真摯に対応し、充実の時間はあっという間に過ぎた。

イベントを終えて「これだけ野球をする女子が多く集まったイベントは貴重な機会」と4人は口を揃えた。田中さんは「昨年も講師をさせていただきましたが、基礎など女子小学生のレベルが上がってきていることを感じました」、只埜さんは「女の子ばかりの野球教室はとても新鮮でした。女子に特化したことも話すことができて楽しかったです」と笑顔で振り返った。
そして、中島監督も「去年参加してくれた子が、大きく、上手くなっていて嬉しかったです」と、このイベントが2年続けて行われたからこその喜びを語った。
2026年には8連覇をかけた女子野球ワールドカップのグループラウンドが始まることが予定されており、競技人口も増加を続けているなど、さらに盛り上がりを見せていく女子野球界。その中で今日のような草の根の活動も、その一助となっていくに違いない。
























