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アジアカップに向けた女子代表候補選手強化合宿で紅白戦を実施 力強い打撃が目立つ

2025年6月21日

「第4回 BFA 女子野球アジアカップ」(10月26日から11月1日まで中国・杭州)に出場する侍ジャパン女子代表の候補選手強化合宿が20日に開始。初日はミーティングなどが行われ、2日目となった6月21日は女子野球タウンである広島県三次市の電光石火きんさいスタジアム三次で練習や紅白戦が行われた。

 今回の代表選手は、全日本大学女子硬式野球連盟に所属する選手で編成される。中島梨紗監督は「高校の女子硬式野球部が約70校ある中で、大学は18校という現状です。もっと大学の女子野球を盛り上げて、『私も大学で野球をしたい』という選手を増やすことや、大学の選手たちに 『侍ジャパンとして戦える選手になりたい』と思ってもらうことを目指しています」と狙いを語った。

 この日は午前中にシートノック・投内連係・フリー打撃を行い、午後には7イニング制の紅白戦を2試合実施。試合では守備位置を固定しないローテーション方式をとり、選手は複数のポジションに挑戦した。

 野手で存在感を放ったのは、フリー打撃から変化球にうまく対応していた小川舞(新潟医療福祉大)。2試合で2本の適時打を含む3安打を放ち、勝負強さを発揮する。2つの盗塁を決めるなど先の塁を狙う姿勢も常に見られた。
 投打二刀流の脇坂仁南(至学館大)もレフト線を抜ける強烈な三塁打を含む3安打を記録。投手としては1イニングで被安打4とほろ苦い結果になったが、遊撃の守備でも軽快な動きを見せて持ち味をアピールした。
 その他にも水谷碧(尚美学園大)、漢人茉彩(福井工業大)、花本穂乃佳(日本大国際関係学部)、辻本優夏(札幌国際大)がそれぞれ3安打を放ち、3・4年生が上級生の威厳を示した。中島監督は「飛距離が出るようになってきたので、ここぞの場面でも気持ちで持っていけるような選手が出てきてほしいなと思います」と期待を込めた。

 マルチな活躍を見せたのは、5月に行われた第11回全日本大学女子硬式野球選手権高知大会で投手・捕手としてフル回転し、最優秀選手にも選ばれた上館美乃(仙台大)だ。この日も投げては2回を打者6人で完璧に抑えるピッチングを披露し、打撃でも3打数1安打でチームの得点に貢献。紅白戦の手応えを問われた中島監督も「上館選手は期待通りの活躍で、バッティングでも力を発揮してくれました」と名前を挙げて評価した。アジアカップに出場できるのは20名と限られているため、複数のポジションをこなす選手は重宝されることだろう。
 投手では1年の近藤優羽(尚美学園大)もキレのあるストレートを武器に、3イニング無失点の好投を見せた。「ベンチの雰囲気を先輩方が作ってくれたので、自分もそのような姿勢を見習いたいです」と話したように、プレー面以外でも吸収できたことが多かったようだ。

 合宿最終日となる22日は午前に7イニング制の紅白戦を1試合実施する予定となっている。

監督・選手コメント

中島梨紗監督

「大学生は若くて元気だなという印象が強く、2試合をフルで戦い終えてから『楽しかった!』と言っていたのですごいなと思いました。選手同士でうまくコミュニケーションも取っていますし、結束力の高いチームを作っていきたいです。評価するポイントは回ってきたチャンスでどれだけ力を出せるかの集中力と、自分の結果だけにこだわりすぎずに、しっかり野球を楽しんでいるかの2点です。選手たちがプレーしやすい環境を作るのが私たちの仕事なので、そこを考えながら明日に向けて準備していきます」

小川舞(新潟医療福祉大)

「走者がいる時に繋げられたのはよかったですが、走者がいない時に塁に出ることができなかったので、そこが反省点です。(合宿を通じて学んだこと)サードを守っている先輩たちに質問をしてアドバイスをいただいて、実際にプレーを見て学べることも多くありました。自分が持っているものを全て出し切って、代表に選ばれたら嬉しいです」

近藤優羽(尚美学園大)

「侍ジャパン代表は憧れの存在で、尊敬する選手は清水美佑さん(読売ジャイアンツ)です。私も日本を代表する選手になりたいという思いで、大学で学びながらプレーをしています。(ピッチングを振り返って)今日はストレートが結構走っていたので、しっかり腕を振って抑えようと思って臨みました。自分でしっかり課題を見つけて、それを潰して代表入りできるように頑張ります」

畑中ゆりあ(大阪体育大)

「昨年の選考合宿は悔しい気持ち(落選)で終えたので、今回も招集していただけてすごく嬉しいです。紅白戦は少ない打席で、チャンスもなかなか回ってこないと思っていたので、一球一球に集中して打席に入りました。これからも野球を続けて、侍ジャパンの縦縞のユニホームを着られるよう、自分のプレーと向き合っていきます。今年は絶対に代表に選ばれてアジアカップで優勝したいと思っているので、明日もとにかく楽しんで頑張りたいです」

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