4月5日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(9月に台湾・台北市で開催予定)に出場する侍ジャパンU-18代表の候補選手強化合宿の3日目が行われた。

最終日となったこの日は、グラウンドコンディション不良のため、室内での練習となった。ウォーミングアップでは、選手同士が都度ハイタッチを交わしながら体を動かし、序盤から明るい雰囲気が広がった。
投手陣は坂道ダッシュやキャッチボールなどで調整を行い、野手陣はノックや測定機器を用いたティー打撃、マシン打撃、体幹トレーニングなどに取り組んだ。ノックでは、「すごい」「さすが」といった声が自然と飛び交い、互いのプレーを称え合う場面が多く見られた。プレーを見て終わるのではなく、その場で言葉にし、共有していく姿も印象的だった。
また、内野手がノックを受ける間、外野手同士で意見を交わす場面も。限られた時間の中でも、少しでも多くを吸収しようとする姿勢。事前に岡田龍生監督が「積極的にコミュニケーションをとってほしい」と伝えていたこともあり、選手同士が自ら関わろうとする姿が随所に見られた。

そうした中で、実績豊富な織田翔希(横浜)の存在も光った。周囲に積極的に声をかけ、投手・野手問わず意見を交わすなど、チームの雰囲気を明るくする役割も担った。「素晴らしい選手が揃う中で多くの意見を聞くことができ、たくさんのヒントをもらえました」と振り返り、この3日間の学びを口にした。
岡田監督も「実戦練習中心で見たい部分をしっかり確認できました。天候の不安はありましたが、充実した合宿になりました」と総括。限られた時間の中での確かな手応えだった。
3日間の合宿で得たものは、技術だけではない。互いに刺激を受けながら積み重ねた学びと気づき。それぞれがその経験をチームへと持ち帰り、さらなる成長へとつなげていく。世界の舞台を見据えた準備は、着実に進んでいる。
監督・選手コメント
岡田龍生監督
「末吉良丞(沖縄尚学)が、去年の経験もあるし、本当に落ち着いて安定しているなと印象に残りました。でも全体的にピッチャー陣はレベルが高いなと。逆にここからどう絞ろうかなというのが難しいです。これだけバッテリーがいて負けたら怒られる。去年よりもレベルが高いと言われているので、いろんな面でプレッシャーを感じていますが頑張ります。(侍ジャパンの監督として)選抜チームの監督経験はありますが、日本代表は初めて。トップクラスの選手を集めてチームを作れるのは、いろんな戦い方ができるので、選手が決まったら細かくアドバイスしながらチームを作っていきたいです」
角谷哲人(智辯学園)
「(主将を任されて)自分から動いて声を出し、チームの雰囲気作りを意識しました。代表候補選手が集まっていることもあり、メリハリがあってしっかりコミュニケーションもとっていました。また、技術の方はみんなすごいのですが、グラウンド以外の部分でも意識が高かったので、取り入れられるところは自分のものにしていきたいです」
高田瑛大(都城)
「甲子園レベルのピッチャーと対戦して、凄さを身をもって実感しました。その中でも、守備面など自分の持ち味は出せたのかなと思います。(今後に向けて)目標である甲子園に行くということを意識して、今回の経験をチームに持ち帰ってレベルアップにつなげていきたいです」
森健成(北海)
「2年生で参加ということで、とても緊張していましたが、先輩たちがたくさん話しかけてくれたりしてやりやすい環境にしてもらったので、楽しく合宿に参加できました。ホテルの部屋が織田翔希さん(横浜)と一緒だったので、変化球や体の使い方など教えてもらいました。チームに帰ってから練習して代表に選ばれるように成長していきたいです」



























