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侍ジャパンインタビュー

井端弘和監督「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」直前インタビュー 「世界のトップであり続けるために」

2024年11月8日

 まもなく開幕する「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」(侍ジャパンが出場するグループBは13日から)に向けた「侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2024」期間中に、侍ジャパントップチームの井端弘和監督にインタビューを実施。今大会で目指すものや狙い、見どころを聞いた。

「世界一になること」に加えて

――契約延長により2026年のWBCまで指揮をとることが決まりました。それを踏まえた上での今大会の位置付けは、どのようなものでしょうか?
「世界一になることはもちろん目標ですが、就任した時から言われていた“日本の野球が世界のトップであり続けるために”ということがあります。ずっと同じメンバーで戦っていてはそうはいかないので、若い選手をどんどん起用していくことがWBCや2028年のロサンゼルスオリンピックに繋がっていくと思っています」

――「日本の野球が世界のトップであり続けるために」という命題の中で、勝利と育成の両立は簡単なことではないと思いますが、どのように捉えていますか?
「WBCはメジャー組がいますが、オリンピックはいない可能性が高いので、オリンピック予選が初めての国際大会となる選手ばかりにならないようにしたい。そうしたことも踏まえて、どんどん経験させないといけません。経験して次に生かしてくれたらいいので」

――コーチとして前回大会を経験していますが、このプレミア12独特の難しさを感じる部分はありますか?
「シーズン後なので選手のコンディション含め選手選考の難しさはあります。試合もやはりどの国際大会でもそうですが、初戦が難しく、苦戦を強いられている。だから、そこがすごく大事になってきます」

――辞退者が4人出てしまい、構想通り行かず難しさを感じている部分はありますか?
「前回のプレミア12でもそうでしたし、シーズン終わってからの大会なので想定はしていたので問題ありません」

――村上宗隆選手(ヤクルト)、岡本和真選手(巨人)、万波中正選手(日本ハム)といった長打力の高い選手を発表前後の故障で招集することができませんでした。
「完全なホームランバッターはいないので、そこはある程度捨てて打順の並びを考えるだけですね。4番がこうと決めるのではなく、状態の良い選手を並べたり、スピードのある選手をどこに置くかだったり、そういった方向転換はしていこうかと思っています」

井端監督が語る今大会の見どころ

――やはり前回大会の周東佑京選手(ソフトバンク)のような足のスペシャリストとしての役割は、五十幡亮汰選手(日本ハム)に求めるのでしょうか。
「そのつもりでいますし、彼は出たら様子を見るのではなく、仕掛けるという気持ちを日本ハムでも見せてくれている。それを侍ジャパンに来ても変わらずにやって欲しいですね」

――投手陣はどのようなところを大事にして選考されますか?
「先発はオープニングラウンド5試合を5枚で回しても、(スーパーラウンド以降は全4試合で)1人余ってしまいますが、1人でも多く中で待機できればいいと思いますし、そこは上手く起用していきたいですね。中継ぎで何連投というようなことはレギュラーシーズン後なので難しいですが、上手く7回8回も含めて回せたら理想ですね」

――守護神は大勢投手(巨人)でしょうか?
「彼しか抑えの経験者はいませんからね。ただ、連日接戦だったら、代わりに誰かに行ってもらう可能性はあります」

――WBCとアジアプロ野球チャンピオンシップを唯一両方経験した牧秀悟選手(DeNA)への期待はいかがでしょうか?
「チームを引っ張ることができますし、役職なくても昨年は自然とチームを引っ張る存在になったので、いるといないとでは大きく違う選手ですね」

――優勝のための鍵や「こうしたことをやっていきたい」ということはありますか?
「マイナスな気持ちにならないことです。打席に入る時も、投げたり守ったりする時も、常に強い気持ちを持って、全員で向かっていってくれれば、良い結果は出るのではないかと思います」

――それでは最後に、ファンの方に向けてこの大会の魅力や見どころを教えてください。
「国際試合をずっと経験してきたという選手は数人だけで、アジアプロ野球チャンピオンシップから選出されている選手と初選出の選手を含めたら、半分以上が国際試合の経験が浅い選手たちです。次世代の侍ジャパンを担う選手たちがどのように成長していくかも含めて応援してもらえればと思います」

ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

特設サイト 試合日程 チケット(外部サイト) 出場選手

試合日程

オープニングラウンド(グループB)
2024年11月13日(水)19:00 日本 9 - 3 オーストラリア
2024年11月15日(金)19:00 日本 6 - 3 韓国
2024年11月16日(土)19:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 3 日本
2024年11月17日(日)19:00 日本 7 - 6 キューバ
2024年11月18日(月)19:00 ドミニカ共和国 3 - 11 日本

スーパーラウンド
2024年11月21日(木)19:00 日本 9 - 1 アメリカ
2024年11月22日(金)19:00 日本 9 - 6 ベネズエラ
2024年11月23日(土)19:00 日本 9 - 6 チャイニーズ・タイペイ

決勝
2024年11月24日(日)19:00 日本 0 - 4 チャイニーズ・タイペイ

開催球場

オープニングラウンド(グループB)
バンテリンドーム ナゴヤ、台北ドーム、天母スタジアム

スーパーラウンド・決勝・3位決定戦
東京ドーム

出場チーム

グループA
メキシコ、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコ

グループB
日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、ドミニカ共和国、オーストラリア

ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ

特設サイト 大会概要 チケット 出場選手

試合日程

2024年11月9日(土)19:00 日本 7 - 1 チェコ
2024年11月10日(日)19:00 チェコ 0 - 9 日本

開催球場

バンテリンドーム ナゴヤ

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ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

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