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"世界の野球"ケニア野球、一歩一歩 元独立リーガー日本人青年監督の奮闘!「ケニア国内トーナメント」

2017年7月5日

文・写真=廣谷 弥咲(ケニア野球代表監督)

 6月13日ケニアへ到着。早々ケニア野球機構と打ち合わせ致しました。今回、日本のスポンサー様の協力も得て6月24日、25日にトーナメント戦を開催することが決定しました。メンバーの人数が各チーム20名で、ケニア国内の4チームでトーナメント戦を行います。

 前座試合として24日にレレナハイスクールという現在、授業に野球を取り入れている学校の生徒たち総勢100名が参加し試合を致します。さらに24日に準決勝2試合、25日は優勝決定戦を行います。
 優勝チームにはトロフィーと新球50球の贈呈になり、そして最後に優勝チームとケニアナショナルチーム代表の試合を行います。私、監督はセレクションも兼ねて試合を見学することになります。

 そして今回この大会には千葉ロッテマリーンズ、東京読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、第1回WBC優勝メンバーで投手を務めた藤田宗一さんに私の無茶なお願いを快く承諾して頂きお越しいただけることになりました。お忙しい中本当にお時間を作って頂き感謝申し上げます。
 ケニアナショナルチームの指導に日本のプロ野球選手がケニアに来られるのは今まで1度もありません。今回の大会は本当にケニアにとって記念すべき日になると思っています。ケニア国内のテレビ、ラジオのメディア取材も多く来ていただけます。関係者の方様、そして藤田宗一様、本当にありがとうございます。

 日本のプロ野球でご活躍された方の話や野球指導、野球に対する姿勢などたくさん勉強出来ることがあります。少しでもケニアの選手達、子供達にプロ野球を経験された方のお話を聞いて何か自分にとって人生のプラスに変えてもらえたらと思っています。本当に一人の力ではケニア野球を変える事は出来ません。色んな方々の協力があってこそのケニア野球と私は思っています。まだまだ発展途上ですが今後ともケニアの野球、応援宜しくお願い致します。

著者プロフィール
廣谷 弥咲
高校、大学と野球部に所属をし卒業後プロを目指しクラブチームへ。さらなる高みを目指して渡米し、ウィンターリーグにも参加。その年愛媛マンダリンパイレーツへ入団。その後、独立リーグで腕を磨くものの、肩の怪我で現役を引退。父の仕事の関係でケニア大使館の方と知り合う機会があり、ケニア代表監督の打診を受ける。就任に迷うも、現地を見学に訪れた際に現地の選手たちとも話をし感銘を受け監督を受諾。ケニアだけにとどまらず、アフリカに野球を広げ、アフリカからプロ選手の誕生、さらにWBC、オリンピック出場を目指す!!

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