3月5日に開幕する『2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ』(以下、WBC)。今回その対戦チーム紹介として、侍ジャパンが3月7日(19時から東京ドーム)で対戦する韓国を紹介する。
WBCでの韓国代表と言えば、3度目の対戦となった準決勝で福留孝介が先制2ランを放って日本が勝利した2006年の第1回大会や、大会5度目の対戦となった決勝で10回表にイチローが勝ち越しタイムリーを放って優勝した2009年の第2回大会を連想する人は多いだろう。

一方でそれ以降は韓国にとって苦難の歴史が続いてきた。第3回大会以降は3大会連続で1次ラウンド敗退。前回大会では初戦でオーストラリアに足元をすくわれたのが響いた。
長年課題として挙げられ続けているのが、投手の世代交代の遅れだ。韓国プロ野球(KBO)は打高投低の傾向が強く、先発の主力投手は外国人に頼るケースがほとんどという現状もある。
そんな中、新しい風が吹き始めている。昨年11月の侍ジャパンとの強化試合で4回無失点と好投した高卒2年目のチョン・ウジュら若いリリーフタイプの本格派が台頭。加えて、東京オリンピックで日本戦に先発し試合を作った技巧派サイドスローのコ・ヨンピョや、ドジャースでも活躍したリュ・ヒョンジンなどのベテラン、さらに母が韓国系アメリカ人のデーン・ダニングも加わり、多様なタイプがそろった。
韓国代表と言えば、2008年の北京オリンピックで日本を封じたキム・グァンヒョンのようなエース級に抑えられたイメージが先行するかもしれないが、決してそればかりではない。
もともと韓国プロ野球は先発が早いイニングで降りて細かい継投に入るのが長年のスタンダード。それは代表チームでも同様で、侍ジャパンが主要な国際大会で最後に韓国に敗れた2015年のプレミア12準決勝でも、先発投手が4回途中で降りたところから6人の投手が無失点で凌いだことが終盤の逆転に繋がっている。今回の対戦も初対戦のアドバンテージを生かすような細かくて多彩な継投を繰り出してくることが予想される。

一方の野手は、メジャーリーガーもコンスタントに輩出するなど、新しいタレントは切れ目なく台頭してきている。大型契約を結んでMLBに進出したイ・ジョンフ、チームではユーティリティーとして支えるキム・ヘソンを中心に、国内組も24年に38本塁打・40盗塁を記録したキム・ドヨンや、昨年2度目の30本塁打100打点を達成したノ・シファンら各ポジションで数字を残した強打者がズラっと並ぶ。
ここに前述のダニングと同じく母が韓国人のメジャーリーガーであるジャマイ・ジョーンズとシェイ・ウィットコムが加わった打線は重厚な印象だ。
代表チームが結果を残せなかったこの10年間だが、韓国プロ野球は昨年も史上最高の観客動員数を更新。代表チームの好成績によって押し上げられてきたプロ野球人気が、今度は代表チームの成績に影響されない地位を固めることができた時間だったとも言える。 今の野球界の盛り上がりをさらに加速させる意味でも、10年ぶりの侍ジャパン撃破、4大会ぶりの1次ラウンド突破、上位進出を狙っている。
2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™
試合日程
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合
2026年3月2日(月)19:00 オリックス・バファローズ 4 - 3 日本
2026年3月3日(火)19:00 阪神タイガース 4 - 5 日本
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 1次ラウンド
2026年3月6日(金)19:00 チャイニーズ・タイペイ - 日本
2026年3月7日(土)19:00 日本 - 韓国
2026年3月8日(日)19:00 日本 - オーストラリア
2026年3月10日(火)19:00 日本 - チェコ
準々決勝ラウンド
2026年3月14日(土)、15日(日)
準決勝
2026年3月16日(月)、17日(火)
決勝
2026年3月18日(水)
開催球場
ヒラム・ビソーン・スタジアム、ダイキン・パーク、東京ドーム、ローンデポ・パーク
強化試合:京セラドーム大阪、ひなたサンマリンスタジアム宮崎、SOKKENスタジアム
出場チーム
プールA
プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア
プールB
アメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、ブラジル
プールC
日本、オーストラリア、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイ
プールD
ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋
試合日程
2026年2月27日(金)19:00 侍ジャパン 5 - 3 中日ドラゴンズ
2026年2月28日(土)19:00 中日ドラゴンズ 3 - 7 侍ジャパン
開催球場
バンテリンドーム ナゴヤ
出場チーム
侍ジャパン、中日ドラゴンズ



























