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Honda鈴鹿と練習試合を行い候補選手たちが積極性をアピール

2025年7月30日

 7月30日、「第31回 BFA アジア選手権」(9月22日から28日まで中国・平潭)に出場する侍ジャパン社会人代表の選考合宿2日目が、愛知県豊橋市の豊橋市民球場で行われた。この日はHonda鈴鹿と練習試合を実施し、試合は2対2の引き分けに終わったものの、引き続き行われたタイブレーク練習ではサヨナラ勝ちを納めるなど収穫の多い一日となった。

 先発を任されたのは左腕・竹丸和幸(鷺宮製作所)。持ち味のストレートに変化球を織り交ぜ、打たせてとるテンポの良い投球を見せた。捕手の辻本勇樹(NTT西日本)が「失点はしましたが、ストレートの威力が印象的でした」と語るように、インパクトある立ち上がりだったが、2回にはこの球場特有の狭さも影響し、痛恨の2ランを被弾。先制を許した。

 続く伊東佳希(東京ガス)、不後祐将(JR東海)らリリーフ陣も奮闘。伊藤はファウルを誘う粘りの投球で無失点、不後も多彩な変化球で2回を無安打に封じた。8回には遊撃手の中川拓紀(Honda鈴鹿)の好中継で失点を防ぐなど、守備から流れを引き寄せる。

 打線は序盤こそ繋がりを欠いたが、「初球から積極的に振ること」「ゾーンを上げること」というチーム方針を貫き続けた。8回裏には佐藤勇基(トヨタ自動車)が、高校時代に初本塁打を放ったという思い出の地で、再び同じ方向へ本塁打を放ち、1点を返す。続く仲俣慎之輔(東京ガス)の二塁打と相手バッテリーのミスに乗じて同点に追いついた。

 試合はそのまま2対2で終了。引き続き行われたタイブレーク練習では、捕手・福井章吾(トヨタ自動車)が二塁走者の飛び出しを逃さずに刺すビッグプレーで流れをつかむ。さらに、9回から登板していた生井惇己(日立製作所)がゴロを打たせる持ち味を発揮し、見事な併殺打で無失点に抑えた。その裏、先頭の和田佳大(トヨタ自動車)が初球から積極性を見せるスイングで決着をつけるサヨナラ打。好守でつかんだ流れを攻撃で生かし、タイブレーク練習を勝利で終えた。

 試合前に、川口朋保監督から「積極的に振ること」「野球を全力で楽しむこと」という言葉が送られ、選手たちは厳しい暑さの中でも明るく声を出し合い、ベンチから盛り上げる姿が印象的だった。目標に掲げた「1試合10得点」「失点ゼロ」に対しての課題もあった1日だったが、粘りと勝負強さ、そして“楽しむ姿勢”は確かに根付きつつある。

 合宿3日目となる31日は岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで正午からトヨタ自動車との練習試合が予定されている。アジア選手権に向けて、参加選手たちの熱い挑戦が続く。

監督・選手コメント

川口朋保監督

「今合宿初めての実戦ということで、選手はみんな緊張の中でやっていたので、初めはちょっと硬かったなと。ミーティングで話した積極的に振ることやゾーンを上げることは意識してやってくれて、それをすぐに体現できるというのはさすがだなと思いました。チーム的には10点取ろうといっているので8点足りないのですが、そこは課題として明日以降の試合で修正していきたいです。今日はこのメンバーでする初めての試合だったので、当然ながら緊張感もあったでしょうけど、明日はもう少しリラックスしながらやってくれるのではないかなと期待しています」

仲俣慎之輔(東京ガス)

「初めての代表合宿に臨むにあたって、自分ができることを背伸びせずにしようと心がけてきました。昨日のミーティングで低めを捨てて割り切っていこうという中で、ゾーンを上げていったらツーベースに繋がったので、今日はできたのかなと思います。(持ち味については)対応力です。どんな球でも広角に打ち分けられることや、場面に応じて自分の色を変えられるというのが僕の強みかなと思います。(明日に向けては)今日の結果に一喜一憂せず、また明日は新しい気持ちでアピールしていきたいです」

辻本勇樹(NTT西日本)

「初めて組むピッチャーが多かったのですが、どういう球が来ているかなというのを、一球一球ちゃんと観察するというところを意識しました。あとは、やっぱり自分は守備面に一番自信を持っているのと、キャッチャーの中では走れる方だと思うので、そういう部分も意識していました。明日からも挑戦ということを目標に掲げて、バッティングや守備でも、どんどん挑戦していって、良い発見ができればいいなと思います」

佐藤勇基(トヨタ自動車)

「初めての招集ですしアピールしないといけない立場なので、1打席1打席が勝負だなと思っています。このような機会はなかなかないので、たくさんの方に話を聞きにいって、自分のものにしていきたいです。(明日に向けては)今日はホームランが出ましたけど一旦忘れて、いつも通りセンター中心に打ち返していくようなバッティングができればいいなと思います」

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