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チームレポート

「臨機応変・つなぐ野球」でU-18マドンナジャパン、実戦初陣で逆転勝ち

2019年10月19日

 11月9日より中国・広東省の中山市で開催される「第2回BFA女子野球アジアカップ」での大会連覇に向けて18日より直前合宿をスタートさせた侍ジャパン女子代表・U-18マドンナジャパン。2日目となる19日は兵庫県西宮市の阪神鳴尾浜球場に場所を移し、「みらいの侍」野球教室と練習、初実戦となる大阪体育大女子硬式野球部との強化試合を行った。

 午前中は兵庫県軟式野球連盟に所属する小学4年生から中学1年生を対象とした「みらいの侍」野球教室を開催。選手・スタッフは子どもたちと笑顔で触れ合い、未来の侍ジャパンを担う子どもたちにエールを送った。

 昼からは一転、戦闘モードへ。12時頃から全体でアップした後、キャッチボール、シートノック、3か所のティーバッティングを行い、13時30分ごろから大阪体育大女子高野球部との対外試合(9イニングス制)をスタートさせた。

 試合の立ち上がりはややU-18マドンナジャパンの硬さが目立つ展開に。初回にはヒット・死球の後、タイムリーを許し失点。この場面について長野恵利子監督は「試合前には『思い切って元気を出していこう』と声をかけましたが、ベンチを含めて硬さがありました。次への課題ですね」と指摘した。

 ただし、U-18マドンナジャパンの修正は速やかだった。2回表以降は守備からリズムを作るチームコンセプトを体現し、ランナーこそ許すものの5回表まで0を並べると、迎えた5回裏には一死から9番・山中陽奈乃(福知山成美高校3年)の三塁打に続き1番・藤原和那子(福井工業大学附属福井高校2年)がセンターへきっちり弾き返して同点。

 ここは「1番の藤原は足もありますし、細かいこともできますが、打って返すこともできる切り込み隊長。大会であれば7回で終わるところなので1点を取りに行くところをあえて打たせた」長野監督の選手特性を活かす臨機応変策が功を奏す形となった。

 そして1対1のまま迎えた8回裏、U-18マドンナジャパンは大会モードの攻撃を展開。先頭ヒットで出た3番・村田凪佐(京都外大西高校3年)を「相手投手はボールが速くて、変化もブレーキがかかるので、真っすぐに合わせて変化に対しては膝を使ってバントをしていこうと伝えた」長野監督のアドバイスを忠実に守った2つの送りバントで三塁まで送り、6番・工藤里菜(神戸弘陵学園高校3年)のタイムリーで逆転。

 この1点を亀田織音(札幌新陽高校3年)、北澤神楽(埼玉栄高校2年)、相田千陽(福井工業大学附属福井高校2年)、時田怜奈(横浜隼人高校3年)、小野寺佳奈(クラーク記念国際高校仙台キャンパス2年)の5投手で繋いだU-18マドンナジャパンがそのまま守り切り、年上相手の対外試合初陣を逆転勝ちで飾った。

 試合後、長野監督は実戦初戦を振り返り「いい選手たちが揃っているので、それを活かすのはスタッフの責任。これからもいろんな場面が来るはずので、選手たちにしっかり伝えて、活かせるようにしたいです」と大会連覇へ向けたケーススタディを今後3試合が予定されている強化試合でも積むことを示唆している。

 なお、10月20日(日)の直前合宿最終日は2日目と同じく阪神鳴尾浜球場で練習と強化試合1試合を予定。大会連覇・アジアの女子野球頂点へ、侍ジャパン女子代表U-18マドンナジャパンは結束力をさらに高めていく。

選手コメント

坂口英里(主将・神村学園高校3年・捕手)

初回はバッテリーのミスで失点しまい、焦りが出てしまいました。それがなければ攻撃の方はもっとスムーズに入れたと思います。ただ、中盤からは継投が上手くいって、選手それぞれがしっかり仕事をしてバトンをつなぐことができました。 攻撃の方も中盤以降は初球から狙い球も絞って振っていくことができ、全員の本領が発揮できたと思いますし、全体的に声は出ていてコミュニケーションは取れていました。今後は相手打者に合わせて守備位置が動かせるような修正能力を高めていきたいです。

第2回 BFA 女子野球アジアカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2019年11月9日~11月15日

オープニングラウンド
11月9日(土)11:00 日本 16 - 0 インド
11月10日(日)14:00 パキスタン 0 - 38 日本
11月11日(月)20:00 日本 20 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

スーパーラウンド

11月13日(水)20:00 日本 16 - 1 チャイニーズ・タイペイ
11月14日(木)14:00 日本 18 - 2 フィリピン
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

決勝
11月15日(金)19:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

開催地

中国・広東省中山市

出場国

グループA
日本、中国、インド、パキスタン

グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、フィリピン

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