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試合レポート

楠本泰史の先制打を皮切りに18安打19得点で大学代表が大勝発進

2017年8月20日

 8月20日、侍ジャパン大学日本代表が、台湾・台北市で開催されている第29回ユニバーシアード競技大会の予選ラウンドBグループの初戦・ロシア戦に臨み、19対0の5回コールド勝ちで大勝した。

18安打19得点で大勝発進

 会場となった新荘体育場野球場は、午前11時の試合開始前から気温35度前後の厳しい環境であったが、選手たちは集中力を切らさずロシアを攻めたてた。
 初回に先頭の島田海吏外野手(上武大)がレフト前安打で出塁すると、その後相手のミスで無死満塁とし4番の楠本泰史外野手(東北福祉大)のセンター前タイムリーで2点を先制。さらに7番・内海大寿外野手(中部学院大)のレフト前タイムリーもあり幸先よく3点を先制した。
 初戦の先発を任された青島凌也投手(東海大)は初回に2安打と四球で2死満塁のピンチを招いたが、相手6番打者を空振り三振に取って、ピンチを脱した。
 その後は侍ジャパン大学代表打線の猛攻が続いた。2回に3番・中川圭太内野手(東洋大)や宮本丈内野手(奈良学園大)の走者一掃のタイムリーなどで9点を奪うと、その後も3・4回に3点ずつ、5回に1点を加え、18安打19得点を挙げた。
 初回こそピンチを招いた青島だったが2回・3回は落ち着いた投球を見せ、4回からは伊藤将司投手(国際武道大)、5回松本で完封リレー。侍ジャパン大学代表が力の差を見せつけて、19対0の5回コールド勝ちで初戦を飾った。

 侍ジャパン大学代表は、1日の休養日を挟み22日は新荘体育場野球場でメキシコ戦(日本時間12時試合開始予定)に臨む。

監督・選手コメント

善波達也監督

「相手の先発投手(長身左腕のロバノフ)を観て、攻略に時間がかかるかと思いましたが、ミスに乗じて早く攻略ができて良かったです。投手も初回こそ開幕戦の緊張はありましたが、それぞれが持ち味を出してくれました」

楠本泰史外野手(東北福祉大)

「まず初戦を勝ててホッとしています。投球を観て、球が真ん中に集まっていたので、それを狙っていきました。この試合で油断をせずに引き締めてやっていきたいです」

宮本丈内野手(奈良学園大)

「試合の入りは大事と言っていたので、良い緊張感で試合に臨むことができました。日米大学野球では結果を残せなかったが、監督に使ってもらっているので、今大会は金メダルに貢献したいです」

第29回ユニバーシアード競技大会

大会概要 出場選手一覧

大会期間

2017年8月20日~8月29日

予選ラウンド(グループB)
8月20日(日)12:00 ロシア 0 - 19 日本
8月22日(火)12:00 日本 7 - 2 メキシコ
8月23日(水)12:00 日本 11 - 5 アメリカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
8月25日(金)12:00 日本 2 - 1 韓国
8月26日(土)19:30 チェコ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

準決勝
8月28日(月)19:30 日本 4 - 0 韓国

決勝戦
8月29日(火)19:30  日本 10 - 0 アメリカ

開催地

台湾(台北)

参加国

グループA
韓国、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、フランス

グループB
日本、アメリカ合衆国、メキシコ、ロシア

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