11月7日、「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(11月12日から15日まで東京ドーム)に向けた「侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2026」の5日目がひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われた。

この日はチーム初の実戦となるロッテとの練習試合が13時から行われた。
先発を任された金丸夢斗(中日)は先頭の藤原恭大にライト前安打を打たれるも、そこから三者連続三振。2回も先頭の佐藤都志也にセンターオーバーの二塁打を打たれたが、見逃し三振と内野ゴロ2つでピンチを脱し、2回2安打無失点でマウンドを降りた。
初めて松尾汐恩(DeNA)とバッテリーを組んだが「良さを引き出してくれました」と感謝。大会本番に向けても「ピッチコムやピッチクロックを確かめながら、全球種を使うことができて良かったです」と、今日のテーマとして確認すべきことを確認できたようだ。NPB使用球と大会使用球はメーカーが異なるが「いつも通り、余計なことを考えずにやっています」と意に介していない。
そして「チームに流れを持って来られるように投げました」と話すように、テンポの良い投球は打線に勢いを与えた。
1回裏、相手先発の髙橋快秀を相手に、宗山塁(楽天)の安打と相手失策でチャンスを作ると、渡部聖弥(西武)がセンターバックスクリーン左のスタンドに飛び込む3ラン本塁打を放って先制。さらに度会隆輝(DeNA)が内野安打で出塁すると、長谷川信哉(西武)がレフトへ2ラン本塁打。西武で台頭している右の強打者コンビがさっそく結果を残した。
2回には庄子雄大(ソフトバンク)の安打と盗塁、相手失策でチャンスを作ると、西川史礁(ロッテ)、渡部、度会のタイムリーで3点を追加し8対0と点差を広げた。
3回以降は武内夏暉(西武)が山本大斗にソロ本塁打を浴びたものの最小失点にとどめ2回2安打1失点、石田裕太郎(DeNA)は2安打を浴びながらも2回を無失点に抑えて順調な仕上がりを見せた。
3回から5回までは得点が無かった侍ジャパンだが、6回に3イニング目となった2番手の吉川悠斗から西川と山縣秀(日本ハム)のタイムリーで2点を追加した。
7回から登板した竹丸和幸(巨人)は被安打2本ながら四球や味方の2失策も絡んで3点を失ったが、8回は1安打を打たれたものの2三振を奪うなど無失点。最終9回は鈴木豪太(ソフトバンク)が1安打のみに抑えて試合終了。初の実戦を10対4で快勝した。

試合を終え井口資仁監督は「初回から打線がしっかりと機能してくれました」と振り返り、投手陣についても「ボール(大会使用球)に違和感がある投手もいるようですが、その中で良い調整をしてくれていると思います」と手応えを感じているようだ。またチーム全体の様子についても「雰囲気がずっと良いので、大会もこの形で入れたらと思います」と笑顔を見せた。
キャンプ6日目も練習試合を実施。13時から広島と戦う予定になっている。大会前最後の実戦となるだけに、井口監督は「明日はチャンスがあればサインを出していきたいです」と、より本番に近い形で試合に臨むことになりそうだ。
選手コメント
渡部聖弥(西武)
「(初回に先制3ラン)1打席目の1球目で仕留めることができて良い感覚を残すことができました。練習でも良い感覚でしたし勢いに乗っていきたいです。(初対戦の投手の初球だったが)スライダー成分の強いストレートが来ることや、この辺りに投げることが多いというデータもあったので絞っていました。(国際大会でも初対戦の投手との対戦になるが)データを見て、どれだけイメージして打席に入れるかが大切になってくると思います」
長谷川信哉(西武)
「(初回に2ラン)久しぶりの実戦だったので、タイミングを合わせることだけに集中して打ちました。(代表初打席で初本塁打だが)まだ大会が始まっていないので、嬉しいのは大会で打ててからですね。今日はそのステップとして打てて良かったです。(代表選手として)日本中のファンが見ているという責任感を持ってプレーしていきます」


























