7月11日、「第12回 BFA U12アジア選手権」(8月9日~15日、中国・杭州市)に出場する侍ジャパンU-12代表の強化合宿が始まった。中央学院大総合グラウンドつくし野野球場に集合した15選手は、初練習からハツラツとした動きを見せた。

練習開始前のグラウンドで、はじめに桑田真澄監督は選手たちにこう語りかけた。
「今回、選ばれなかった選手たちの思いも背負って頑張ってください。いろんなことに挑戦できる、最高のチームになりましょう」
侍ジャパンの一員であることに誇りと自覚を持ちながらも、責任ある行動とプレーに徹することを求めた。
気持ちを昂らせた選手たちは、ウォーミングアップから熱のこもった動きを見せる。合宿1日目の練習キャプテンを務めた堤三蔵(東海ライダース)を中心に、守備をメインとした練習でも選手たちの軽快なプレーと元気な声が際立った。投内連係では「コミュニケーションが大事なプレーだよ」という野下卓泰コーチの言葉を受けて、投手と内野手は意思疎通を図って一つ一つのプレーを丁寧に確認。練習では一貫して、相手の思いと動きを考えながら「思いやりのあるプレー」を求める桑田監督の姿勢を選手たちは体現しているようだった。
シートノックでは、各選手ともに複数ポジションをこなした。まさに、そこが選手選考のポイントだった。桑田監督は「1週間で6試合を戦わなければいけませんし、投手の登板制限もあります。そういう中で複数ポジションを守れるというのをキーワードに今回は選考させていただきました」と言う。それだけに、各選手ともにポジションを変えながらも軽快な動きを見せた。
その後は、3班に分かれた打撃練習。外野手の頭上を越える飛球もあれば、鋭いライナー性の打球を放つ選手も多く見られた。そして、最後は桑田監督による「変化球講座」。投手希望の選手たちに対して変化球の握りを教えつつ、実際に自らの投球を見せた桑田監督は「捻って投げると肩肘に良くないと思いますので、ボールの握り方を変えただけでストレートと同じように投げること。それが今日のキーワードでした」と言う。
ただ、変化球を生かすためにも「やはりストレートのコントロールはしっかりと身につけてほしいと思っています」と、投手としての術を伝えた。

当初は7月の合宿を予定していなかったが、8月の大会直前合宿の他に、今回の2日間の合宿を新たに加えた形となった。桑田監督は言う。
「2、3日だけの合宿では、チームワークもそうですし、サインプレーや連系プレーの確認ができずに大会に挑むことになります。それでは選手たちが酷です。そういった意味でも、今日の合宿1日目で15選手の実力を把握できたので、直前合宿では実戦的なところを詰めて大会に挑めると思います」
チームとして万全の準備をして挑む。その覚悟が透けて見える。指揮官は、さらにこう言葉を加える。
「ここからの1カ月で、選手たちはまだまだ上達すると思います。どれだけ成長できるか、僕も楽しみにしています」
強化合宿は12日にも中央学院大総合グラウンドつくし野野球場で行われる予定となっている。
























