10月21日、第4回 BFA 女子野球アジアカップ(10月26日~11月2日まで中国・杭州)に出場する侍ジャパン女子代表の直前合宿が千葉県で始まった。
この日は宿泊先でメンタルスキル講座やチームミーティングが行われた。






メンタルスキル講座は、元シアトルマリナーズのアスレティックトレーナーで株式会社ALIGNE代表取締役の一原克裕氏によって行われた。「一度に集中できることは限られている」ことや「コントロールできることをコントロールする」大切さなどを、映像や実践を交えて伝えられた。
共同主将を務める山本一花(大阪体育大)と脇坂仁南(至学館大)は「いろいろ噛み砕いて説明してくださったので、明日からもできると思いました」(山本)、「同じものを見ても、人によって見え方・捉え方が違うことが学べたので、それを意識してチーム作りをしていきたいです」(脇坂)と、さっそく吸収し生かしていきたい考えを示した。
チームミーティングでは、中島監督から注意事項が伝えられたほか、選手間でサインの確認などが行われた。
先月に栃木県栃木市で行われた強化合宿では、バントや走塁など戦術への意識を高めて欲しい旨が中島梨紗監督から最後に伝えられた。今回招集された選手たちはチームでは主力の選手ばかりのため、山本も脇坂も「対応できるよう意識して取り組んできました」と口を揃えた。
直前合宿では長嶋茂雄記念岩名球場(岩名運動公園内)で練習試合も行われる。22日は19時から中学硬式野球の強豪・京葉ボーイズと、23日は14時半から今月の全日本女子硬式野球選手権を優勝したエイジェックと対戦する。
「個人としてはみんな力があると思うので、チーム力になっていけるようにしたいです」(山本)、「自分の役割をそれぞれ果たしていけるよう徹底していきたいです」(脇坂)と両主将が意気込むように、10月26日に開幕するアジアカップ優勝に向けて貴重な場となりそうだ。
監督コメント
中島梨紗監督
「時間が限られているので、連係を詰めたり、スタメンを決めていきたりしたいです。あとは選手主体でチーム作りができるよう働きかけていきたいです。(メンタルスキル講座を聞いて)やはりコントロールできる部分・できない部分を理解することが大事だなと思いました。自分に今何ができるかを考えるか、思い通りできない時にどう切り替えるかが大事になっていきますね。(京葉ボーイズとの対戦)スピード感や初対戦の相手への応用力を見ていきたいです。初球から振れるかどうかが鍵になってくると思います」
第4回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2025年10月26日~11月2日
オープニングラウンド(グループB)
10月26日(日)10:00 スリランカ - 日本
10月27日(月)16:00 日本 - フィリピン
10月28日(火)16:00 韓国 - 日本
10月30日(木)16:00 日本 - インドネシア
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
10月31日~11月1日
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝・3位決定戦
11月2日
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国(杭州)
出場する国と地域
グループA
チャイニーズ・タイペイ、香港、中国、インド、タイ
グループB
日本、韓国、フィリピン、インドネシア、スリランカ