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侍ジャパンU-23代表が収穫の初陣 練習試合を7対3で勝利

2018年10月13日

 第2回 WBSC U-23ワールドカップ(10月19日からコロンビア・バランキージャ)に出場する侍ジャパンU-23代表が10月13日、千葉県内のグラウンドで新日鐵住金かずさマジックと練習試合を行い7対3で勝利し、チーム初陣を白星で飾っている。

 侍ジャパンU-23代表は3回表、二死走者なしから打者12人7安打の猛攻で一挙7得点を挙げた。二死一、三塁から日本ハム・岸里亮佑の左前への先制適時打の後、なおも、一、三塁から四番のロッテ・安田尚憲の右二塁打で2点を追加。なおも、SUBARU・原澤健人、新日鐵住金かずさマジック・宮澤義也、DeNA・大河がタイムリーを放っている。

 先発を任されたロッテの高卒2年目右腕・種市篤暉が3回1安打無失点(5奪三振)と試合を作ると、オリックス・山﨑颯一郎は5回にソロを浴びて2回1失点。ヤマハ・水野匡貴、DeNA・櫻井周斗、広島・塹江敦哉が1イニングずつをそれぞれ3人で片づけ、6番手の広島・長井良太は9回に守備の乱れをきっかけに2失点を喫するも、7対3で逃げ切っている。

 初戦を終えた稲葉監督は語った。「チームとして初めての試合。まだ3人が合流していませんが、選手の技量を見極められたのは収穫。投手陣は短いイニングで、自分の持ち味を発揮してくれた。ミスも出たが、練習試合で失敗したほうがいい。次に生かせるように、皆で修正していきたいです」。5回表、無死一、二塁からの一前へのバントが併殺となったのが課題の一つ。それよりも、指揮官が指摘したのは、走塁面である。1点をめぐる攻防で明暗を分ける国際試合だからこそ、強調する。
「もっと積極的に次の塁を狙う姿勢を見せてほしい。無理に走る必要はない。また、アウトになりたくない気持ちも分かる。ただ、走るタイミング、カウントを自分で見つけておくことが大事。(相手投手の)クイックも速かったですが『行くぞ!!』という姿勢、偽走を入れてもいいのかな、と思う」

 日本が得意とする機動力を前面とした攻撃スタイルの象徴として、稲葉監督が期待を寄せるのが「あの足は魅力で、武器。相手チームにもプレッシャーを与えられる」この日も一番で起用してソフトバンク・周東佑京である。

 7点を挙げた3回表。二死走者なしから中前打で突破口を切り開いたのが周東だ。続く二番の楽天・西巻賢二の右前打でスタート良く二塁を回り、三塁まで一気に進塁。チャンスを広げる好走塁が相手バッテリーを揺さぶり、ビッグイニングのきっかけとなった。

「二死からどんな形でも良いから出塁して、二盗を仕掛けてチャンスを広げようと思った。結果的に自分の出塁が得点につながる形になったので良かった。上位打線を打たせてもらっているので、本大会でもチームに勢いをつけられる走塁を見せていきたいと思う」

 侍ジャパンでは背番号「8」の周東だが、自チームでは「121」を着けている。東農大二高を経て、東農大北海道オホーツクから育成ドラフト2位でソフトバンクに入団したルーキーだ。50メートル走5.7秒の俊足を武器に、1年目から二軍戦90試合に出場し、27盗塁でウエスタン・リーグの盗塁王に輝いた。7月に大卒の同期入団であるサウスポー・大竹耕太郎が育成枠から支配下登録され、一軍で活躍する姿を見て「正直、悔しかった…。自分も一日も早く!!」と、発奮材料となった。

「この1年間、多くの経験をさせてもらいました。今回も絶好のアピールの機会です。ここで目立てば、来春のキャンプA組(一軍)に入れるかもしれない。武器の足を前面にしていきたいと思います」

 理想の選手像は西武・秋山翔吾。だが、身近なホークスの先輩として、今季限りで引退した本多雄一(盗塁王2度)を尊敬する。「盗塁技術をはじめ、見習う部分が多かった」。今回のU-23ワールドカップは優勝(大会連覇)までオープニングラウンド5試合、スーパーラウンド3試合、そして、決勝と最大9試合。コロンビアでの本戦を前に、自らにノルマを課す。

「盗塁は1日1個以上。試合数を越える数は最低でも走りたいと思います」

 俊足の周東に「自分の仕事は、つなぐことです」と、西巻が控える一、二番は職人気質のムードが漂う。侍ジャパンのチャンスメーカー2人が、攻撃の起点となるのは間違いない。

 なお、明日の社会人チームとの練習試合からこの日にレギュラーシーズンを終えた楽天・堀内謙伍、内田靖人、阪神・島田海吏が合流し24人全員がそろう。稲葉監督は「明日の1試合で本戦になる。本戦をイメージして打線を組んでいく」と明言している。合宿4日目にして総仕上げの場となるが、主将で四番が予定される内田、一軍でマスクをかぶった堀内、脚力が売りの島田が加わり、フルメンバーでの「最終調整」が期待されるところだ。

第2回 WBSC U-23ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2018年10月19日~10月28日

オープニングラウンド

10月20日(土)5:00 日本 13 - 0 南アフリカ
10月21日(日)0:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 3 日本
10月22日(月)0:00 日本 7 - 2 メキシコ
10月23日(火)0:00 日本 5 - 0 オランダ
10月24日(水)10:00 コロンビア 2 - 7 日本
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

スーパーラウンド

10月26日(金)0:00 日本 3 - 2 韓国
10月27日(土)5:00 日本 6 - 3 ベネズエラ
10月28日(日)0:00 日本 4 - 0 ドミニカ共和国
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

決勝

10月29日(月)9:00 日本 1 - 2 メキシコ
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

開催地

コロンビア(バランキージャ)

出場する国と地域

グループA
日本、メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、コロンビア、南アフリカ

グループB
韓国、オーストラリア、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、チェコ

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