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U-18対戦国の野球/ワールドカップ3連覇を目指す野球大国アメリカ

2015年8月28日

写真=(株)ニューバランスジャパン

 IBAFワールド・ベースボール・ランキング(WBSC世界野球ランキング)で日本に次ぐ2位のアメリカ合衆国(ランキングは、2014年11月26日現在)。100年を超える歴史と伝統を持つメジャーリーグ(MLB)を有するなど、名実ともに備わっている野球大国、そして野球の母国である。今回は、『第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ』の第2戦目に日本と激突するアメリカの野球事情に迫る。

 日本では、日本高等学校野球連盟が機能し、高校野球において全国統一の規定が存在したり、甲子園大会のように全国で盛り上がるような伝統的な大会も開催されているが、アメリカはそうではない。
高校野球のシステムは、州によって体制が異なる。例えば、ルイジアナ州では決められた試合数(43〜44試合)をこなすのに対して、トーナメント2つのみでしかプレーできないカリフォルニア州など、試合数やトーナメントの数は、州によって全く体制が異なってくる。
そして中には、部活動として野球が行える期間が、3〜5月までと限定されている地区も存在する。

 それでも、アメリカで高校野球に取り組むプレーヤーの多くが目指しているのは、やはり、メジャーリーグ(MLB)だ。
 アメリカでは、「エリア・コードゲームズ」と言われる全米からセレクトされた約250人の選手がメジャーリーグや大学のスカウトの前で実戦を行い、自身の実力を披露する大会も開催されている。

 現在は、メジャーリーグでは、日本人選手も多くプレーをしていることや、日本の高校野球の報道もアメリカで放送されているため、日本の高校野球をアメリカの球児が目にする機会も増えてきた。そんな中で、アメリカの球児が日本野球に対して最も驚いていることは、日本の高校生が短い大会の中で長いイニング連投していることだという。 というのも、アメリカでの高校野球は、メジャーに繋がる上での一つの過程と考えられている。国によって、U-18世代の野球事情は大きく異なる。

 今回、一次リーグで日本の強敵と捉えられているアメリカだが、U-18の代表選手になるためには、どのようなプロセスが必要なのか。
代表選出の方法についてアメリカ代表のグレン・セッチーニ監督は、
「まず6月に108名の選手を選び、2週間の時間を掛けて、試合させた後に、メンバーを40人まで絞りました。そこからカリフォルニアに行く際に、さらに28人に絞って、カリフォルニアを出る時には、最終の20名のメンバーが決まりました」と説明。

 今大会の代表選手たちについても、グレン監督は、 「チーム内での人間関係が良好な上、才能溢れる選手が多い。自分たちで練習や試合を作るんだという強い気持ちと、勝ち続けたいという思いがあるので、楽しみです」と語る。昨年のU-18の代表チームからは2人しか残っていないが、大型の実力選手を揃え注目選手は多い。U-18ワールドカップ3連覇を目指して今大会に挑む。

※写真は、2015年の「エリア・コードゲームズ」の様子

侍ジャパンU-18代表 2015

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第27回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ

大会概要 チケット 放送予定

壮行試合

開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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