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試合レポート

日本、メキシコに劇的幕切れ!サヨナラホームランで上位決定リーグ戦進出決める!

2015年7月28日

 第3回 WBSC U-12 ワールドカップ5日目、日本は上位決定リーグ戦(SUPER ROUND)進出を賭けて、グループ同率3位のメキシコと対戦。

 日本の先発・伊藤圭輝(広島北リトル)はアメリカ戦、ニカラグア戦に続き、安定した立ち上がりをみせる。2回を投げて被安打は、内野安打の1本のみ。その伊藤の好投に応えて、先制点を奪いたい日本は1回裏。
 先頭の花岡秀太(所沢リトル)が、メキシコの先発左腕の立ち上がりを捉えて、センターへのヒットを放って出塁。2番・浜岡 陸(加古川リーグ)の内野安打の間に二塁に進むと、3番伊藤は四球を選ぶ。一死一、二塁とチャンスを広げた日本だったが、後続が相手の好守備に阻まれてこの回は無得点。

 それでも2回裏。先頭の6番今村凜太郎(串木野黒潮)が四球で出塁すると、7番一栁佑太(逗子リトル)の当たりはセカンドの横を抜けるライナー性のヒットに。ライトへと打球が転がる間に、今村は三塁へ到達。
 さらに一死一、三塁の場面で、9番井坪朝陽(八王子リトル)は、レフトの定位置までボールを運んで、犠牲フライを放つ。三走・今村が生還し、1点を先制。

 このリードを守り切りたい日本は、先発の伊藤の球数が40球近くなったところで、椎名朝次郎(清瀬ポニー)にスイッチ。椎名も4回まで無失点でつなぐ快投をみせる。
 しかし、5回表。メキシコは、一死二塁から、ここまで低めにボールを集めてきた椎名の直球が高めに浮いたところを8番打者が痛打。右中間の後方まで運ばれる。
 二塁走者が還って1対1の同点とされた日本。なおも、一死二塁と続くメキシコの好機に、9番打者の当たりはセンター前方へのフライ。ここで、センターの井坪がダイビングキャッチのファインプレーをみせ、一気に流れを引き戻す。

  日本は、6回表も一死満塁のピンチを招くも、3番手の庄司光汰(仙台東リーグ)がこの場面で、低めの変化球で相手打者を翻弄し、三振に斬って取ると、続く7番打者も、ショートゴロに打ち取って、無失点に切り抜ける。
 その裏、日本は、一死から、6番今村が直球をフルスイング。今村の一打は、レフトへのサヨナラホームランとなり、2対1で試合に勝利した。

 最後は劇的な幕切れで、メキシコを破り、上位決定リーグ戦進出(SUPER ROUND)を果たした日本。7月30日から8月1日までの3日連続で行われるSUPER ROUNDを勝ち抜いて、ファイナル進出を目指す。

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