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試合レポート

末吉良丞がチケット完売の地元大観衆の前で順調な仕上がりを見せる

2025年9月2日

 9月2日、「侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜」が沖縄セルラースタジアム那覇で行われた。
「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」(沖縄県で9月5日から14日)に出場する侍ジャパンU-18日本代表は沖縄県高校選抜と対戦。雨天の影響で試合開始が遅れ、中断もあり、7イニング制に変更となった中でU-18代表が4対3で勝利を収めた。

 チケット完売で観衆17,969人と超満員の中で行われた試合は、日中から降っていた雨の影響で30分遅れの18時半から始まった。
 両先発投手は、沖縄尚学の甲子園優勝に2年生ながら貢献した左腕・末吉良丞と右腕・新垣有絃とあって、初回から大きな注目が集まった。

 まずU-18代表は新垣に対し、2番の藤森海斗(明徳義塾)が内野安打で出塁。続く為永皓(横浜)の当たりは痛烈だったが、二塁手・イーマン琉海(エナジックスポーツ)がライナーで好捕。併殺に終わり得点を奪えなかった。
 その裏は代表結成後初の実戦となる末吉がマウンドへ。空振り三振を2個奪うなどして上々の立ち上がりを見せた。
 2回は新垣から大栄利哉(学法石川)がライト前安打を放ったものの後続を抑えられた。その裏、末吉は2安打を許しながらも、この日4個目の空振り三振を奪ってピンチを脱出。ここで末吉は降板し、2回3安打無失点無四球と順調な仕上がりを見せた。初めて対戦する立場となった沖縄県高校選抜・比嘉公也監督(沖縄尚学監督)は「やはりストレートとスライダー、落ちる球がストライクに入ると厄介ですね」と自チームのエースを評した。

 試合が動いたのは3回。新垣に対して四球と藤森、為永の連打でチャンスを作ると、4番の阿部葉太(横浜)がセンター前にタイムリーを放って先制に成功した。さらに代わった新垣元基(宜野座)から横山悠(山梨学院)がレフトへ犠牲フライを放って2点目を挙げた。
 3回裏を森下翔太(創成館)が三者凡退に抑えると、4回裏からは昨夏の甲子園優勝投手である西村一毅(京都国際)も代表結成後初の実戦マウンドへ。
「甲子園以来の実戦ですが、思っていたよりも悪くありませんでした」と、得意のチェンジアップが冴え渡り、三者連続三振を奪った。

 5回表にも大栄が押し出し四球を選んで1点を追加した。この攻撃が終わり、強い雨が降ってきたため試合は中断。21時10分頃からの再開となり「7イニング制、22時を超えたら新しいイニングには入らない」というルールが加わった(当初は9イニング制を予定)。

 再開後は5回裏に早瀬朔(神村学園)が内野安打と盗塁でピンチを招き、代わった下重賢慎(健大高崎)がイーマンにレフト線への二塁打を打たれ1点を返された。
 それでもU-18代表は阿部のレフト前タイムリーでダメ押し。6回は奥村頼人(横浜)と辻琉沙(履正社)が無失点に抑えると、7回は石垣元気(健大高崎)がマウンドへ。石垣はイーマンのタイムリー内野安打と内野ゴロの間に2点を奪われ1点差まで迫られたが、最後は150キロを超えるストレートとフォークのコンビネーションで空振り三振を奪って試合を締めた。
 両チーム無失策、1点差の好ゲームに満員のスタンドから大きな拍手が送られた。

 試合後は壮行セレモニーが行われ、最後は主将の阿部が挨拶。
「まずこの場をお借りしまして。沖縄県民の皆さん、そして沖縄尚学高校の皆さん、選手権大会優勝おめでとうございます。また、今日はグラウンド環境が悪い中、この試合を再開するためにグラウンド整備、本当にありがとうございます。今日、試合をして、沖縄県民の皆さんの熱量というのはもの凄いものを感じました。そんな素晴らしい沖縄で、世界大会が開催される。僕たちはすごい楽しみにしています。U-18日本代表に選ばれたからには、選手そしてスタッフ全員、世界一を狙いにいきます。連覇を目指して精一杯頑張っていこうと思っています。応援のほど、よろしくお願いします。今日はありがとうございました!」
 こう力強く話すとスタンドから再び割れんばかりの拍手が送られた。

 あらためて沖縄の高い野球熱に触れた選手たち。開幕を2日後に控えた9月3日は13時から沖縄セルラースタジアム那覇で練習を行う。

監督・選手コメント

小倉全由監督

「まずは試合をやらせてもらえたことが一番です。末吉は良いボールを投げていましたね。投げたいと言っていたので、まずは今日に合わせるように言っていました。(打撃好調の藤森と阿部について)木のバットに上手く対応してくれています。(ファンの大歓声)選手たちもあれだけの声援があると気持ちが入るし、良い野球ができました。温かい応援に感謝しています」

末吉良丞(沖縄尚学)

「地元開催ということでこれだけ応援していただいて嬉しかったです。(国際大会仕様の)硬いマウンドに慣れていない中でも球が来ていて良かったです。高校の先輩たち相手にも自分の投球を見せることができました。大会に向けて調子を上げていきたいです」

西村一毅(京都国際)

「甲子園以来のマウンドでしたが、制球が乱れることもなく良かったです。チェンジアップが抜けることもあったのですが、その打席の中で修正することができました。末吉は体がすごく強く、軸足や体の使い方が上手いので学ぶことが多いです。自分の持ち味を生かして2連覇に貢献していきたいです。」

沖縄県高校選抜・比嘉公也監督(沖縄尚学監督)

「(チームとして)試合前はどうなることかと思いましたが、少しは良い形になって良かったです。(中断中や再開後は)雨が降っても多くの方々が残ってくださったので、感謝しながらまずは1点を返そうと選手たちには伝えました。(高い野球熱について)小学生・中学生が1人でも多く野球を続けてくれるようになればと思います」

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜

特設サイト出場選手チケット

試合日程

2025年8月31日(日)18:00 高校日本代表 1 - 8 大学日本代表
2025年9月2日(火)18:30 沖縄県高校選抜 3 - 4 高校日本代表

開催会場

沖縄セルラースタジアム那覇

出場チーム

高校日本代表、大学日本代表、沖縄県高校選抜

ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ

特設サイト出場選手チケット

大会期間

2025年9月5日~9月14日

オープニングラウンド(グループA)
9月5日(金)18:30 日本 - イタリア
9月6日(土)18:30 日本 - 韓国
9月7日(日)14:00 キューバ - 日本
9月8日(月)18:30 日本 - 南アフリカ
9月9日(火)18:30 プエルトリコ - 日本

スーパーラウンド
9月11日~9月13日

3位決定戦・決勝
9月14日

開催会場

沖縄セルラースタジアム那覇、糸満市西崎球場

出場する国と地域

グループA
日本、韓国、プエルトリコ、キューバ、イタリア、南アフリカ
グループB
チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、パナマ、オーストラリア、ドイツ、中国

ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ 7/5 10:00~ チケット一般発売

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