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チームレポート

3本塁打を含む22安打13得点で都市対抗王者に大勝 伊藤樹も好投を見せる

2025年7月2日

 7月2日、「第45回 日米大学野球選手権大会」(7月8日から13日まで北海道、新潟、東京で5試合開催)に出場する侍ジャパン大学代表の直前合宿の3日目が神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。  この日は、チーム結成後初の実戦が行われ、昨年の都市対抗野球大会で優勝した三菱重工Eastと対戦。序盤から猛攻を仕掛け13対2と大勝、タイブレーク練習も1対0で制した。

 この日の午前中は、前日に引き続き臨時コーチを務める高橋由伸氏による打撃指導も行われ、侍ジャパントップチームの井端弘和監督の視察も行われた。井端監督も首脳陣や選手たちと積極的に会話を交わし、チーム全体に向けては優勝へのエールに加えて「MLBに上がるような選手たちのレベルを肌で体感して、それを経験として持ち帰ってもらえればと思います」と、さらなる成長に期待をかけた。

 13時から始まった試合では、序盤から侍ジャパン打線が猛攻を仕掛けた。先頭の松下歩叶(法政大)が四球で歩くと2番の榊原七斗(明治大)が安打で繋ぐ。このチャンスに4番の立石正広(創価大)がレフト前へ打球を放つと、相手のファンブルを見逃さずに松下が先制のホームを踏んだ。  さらに5番の小島大河(明治大)がタイムリーを放つと、7番の秋山俊(中京大)が打った瞬間に分かる痛烈な当たりの3ラン本塁打を放ち、初回から一挙5点を挙げた。  続く2回にも小田康一郎(青山学院大)の2ラン本塁打と渡部海(青山学院大)のタイムリーで3点、4回には秋山のタイムリーで1点と得点を重ねていった。さらに7回には小田のタイムリーと、途中出場の山形球道(立教大)がライトスタンドに飛び込むダメ押し3ランを放ってダメ押し。9イニングで22安打13得点と打線の好調ぶりが目立った。

 投げては中西聖輝(青山学院大)とともに投手陣の軸として期待されている伊藤樹(早稲田大)が持ち前のテンポ良い投球で相手打線から凡退の山を築き、守備陣も松下や大塚瑠晏(東海大)らが好守を何度も見せて盛り立て、4回2安打無失点に抑えた。2番手の毛利海大(明治大)は3回2失点だったがそこまで内容は悪くなく、3番手の鈴木泰成(青山学院大)は延長10回に行われたタイブレーク練習も含めて、すべてのイニングでピンチを招いたが無失点で切り抜け、まずまずの仕上がり具合を見せた。

 また、タイブレーク練習の攻撃では勝田成(近畿大)がバントを決められずに2ストライクと追い込まれたが、バスターで走者を進めると、最後は杉山諒(愛知学院大)がスクイズをきっちり決めた。

 思わぬ大勝となったが堀井哲也監督は、投手陣に対して「心身のコンディションを整えてもらうことが(練習試合3試合の)最大の目的なので、そこに努めてもらえれば」、野手陣に対しては「いくつか連係のミスがあったので課題を潰していきたいです」と気の緩みは一切無かった。

 貴重な実戦は残り2試合行われ、3日に横浜DeNAベイスターズ二軍(14時からバッティングパレス相石スタジアムひらつか)、4日に東京ヤクルトスワローズ二軍(12時半から明治神宮野球場)と戦う予定となっている。

監督・選手コメント

侍ジャパントップチーム・井端弘和監督

「(昨年に続いて選ばれた選手たちは)昨年よりも落ち着きが出て、体が一まわりも二まわりも大きくなった選手もいましたね。(質問に来た選手たちは)貪欲で、自分の大学時代には踏み込めていなかったような細かいところを聞いてきてくれたので真剣に答えました。(日米大学野球では)勝ち越して優勝して欲しいですし、北海道や新潟のファンの方にも大学野球トップレベルのプレーを見せて欲しいです」

高橋由伸臨時コーチ

「2日間、少しでもレベルアップになってもらえればと思いました。レベルの高い選手たちなので、自分がパッと見て教えることは多くありませんが、自分たちの課題が明確になっている質問に対して答えたので、僕自身も良い勉強になりました」

伊藤樹(早稲田大)

「実戦初戦からコケてはいけないと思ったのでホッとしました。自分のできる仕事はゼロに抑えることと、丁寧にテンポ良く投げることなので、なんとか粘りながら投げることができました。リーグ戦の疲れはかなり抜けて100パーセントに近い状態です。今日は捕手の渡部がどんな組み立てをするか確認しながら投げたので、これからアメリカ打線の対策を話し合っていきたいです」

小田康一郎(青山学院大)

「本塁打の打席は中に来たら思いきり振ろうと狙っていました。守備では声かけも大事にしていたので二塁手とも1つずつ確認しました。(同僚となった選手たちとは)みんなそれぞれ感覚が違うので意見交換をしています。(国際大会は)野球人生初めて。日本とは違うストレートと変化球だと思うので、初見でいかに対応していくか、コンタクトできるかが大事になってくると思います」

大塚瑠晏(東海大)

「初戦ということもあって緊張はありましたが自分の役割をそれなりにできたのかなと思います。守備も1本目からしっかりやることができました。(井端監督から世代ナンバーワン遊撃手と評され)まだまだと思うので、もっともっと練習して、絶対的に世代ナンバーワンと言われる選手になりたいです。質問をしに行き、捕球の際に打球とぶつかる癖があるので、待って捕る練習もした方がいいと教えてもらいました」

第45回 日米大学野球選手権大会

大会概要出場選手チケット(外部サイト)

大会期間

2025年7月8日~7月13日

試合日程
7月8日(火)18:00 日本 - アメリカ
7月9日(水)18:00 アメリカ - 日本
7月11日(金)17:00 日本 - アメリカ
7月12日(土)12:00 アメリカ - 日本
7月13日(日)17:00 日本 - アメリカ

開催球場

エスコンフィールドHOKKAIDO
HARD OFF ECO スタジアム新潟
明治神宮野球場

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表/沖縄県高校選抜 7/5
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