6月8日、「第12回 BFA U15アジア選手権」(8月17日から23日まで台湾・台南市)に出場する侍ジャパンU-15代表の最終トライアウト1回目が神奈川県の東芝総合グラウンドで行われた。







今回集まったのは動画選考の『侍ジャパンU-15日本代表 全日本合同トライアウト~デジタルチャレンジ~』を通過した41選手のうち15選手。午前中は代表首脳陣と選手および保護者の面談、選出時用の顔写真撮影、一塁駆け抜けの測定、フリー打撃が行われた。午後はシートノックと実戦形式のシート打撃、侍ジャパン野球健康診断(※)が行われた。
※選手の肩や肘などの故障に悩む選手が多数いる現状を踏まえ、NPBエンタープライズがアマチュア野球の代表組織である一般財団法人全日本野球協会(BFJ)に協賛し、日本代表の各世代の合宿などで実施されている。







昨年、コロンビアのバランキージャで行われた「第6回 WBSC U-15 ワールドカップ」で初優勝に導いた井端弘和監督は、「今年も良い選手がいて、良いチームができるのではないかなと思います」と手応えを明かした。特に投手陣については「球が速い投手もコントロールが良い投手もいましたし、プロでも手こずるようなチェンジアップを投げている投手もいました」と高く評価し、野手陣についても「目をつけている選手はやはり足もあるなと思いました」と走力の高さを称えた。
目指す野球については「これから背が伸びる選手、これから成長期の選手もいると思うのでこじんまりとさせるつもりはありません」と話す。バントをほとんどせずに戦う、これまでU-12代表とU-15代表の監督で続けてきたスタイルを継承させていく意向を示し、「海外の選手たちも見て、さらに成長して、勝ちながら良い経験をしてほしいです」と期待をかけた。
2回目の最終トライアウトは6月14日に行われ、その後の選考会議で代表18選手が決まる予定となっている。