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仁志敏久氏が講師となって中学生に気付かせた「自ら考え、実行すること」の大切さ

2019年12月26日

 12月21日、島根県大田市で「みらいの侍in島根」が行われた。この「みらいの侍」の活動は技術指導のみならず、野球体験イベントや学校訪問なども行ってきた。そして、一般的な野球教室とは異なり、野球への取り組み方やチームへの貢献、自身の主張や考えて行動する自立心を養い、夢を現実に出来る行動力と意志を持つ青少年の育成をテーマとしている。
 今回はそれを、これまでプロ野球選手による野球教室が行われることが少ないという統計があった島根県、その中でも全校生徒に対する野球部への加入率が高く、大田市立第二中学校が昨春に全国準優勝を果たすなど野球熱の高い大田(おおだ)市において開催。
 中学生自身が小学生に野球指導や教室の運営を行うことで、新たな発見や気づき、基本的な野球技術を改めて考え直す機会となるよう、講師の仁志敏久氏(侍ジャパンU-12代表監督)が考案した。

 まず午前中に行われたのは、昼に小学生を相手に行われる野球教室指導の進め方のミーティングだ。「同じチームでは話す人間が決まってしまっている。そうではなく一人ひとりに役割を与えることで言葉の重みを感じてくれたら」という仁志氏の発案で、大田市立第一中学校、第二中学校、大田西中学校野球部が混成し、走塁とキャッチボール・守備(内野ノック)・打撃(トスとティー)のそれぞれ3班に分かれて議論が交わされた。
 その議論の形だけでも、みんなで輪になって座り意見を出し合う形もあれば、さらに混成の小グループを作ってから意見を出す形、各中学が大事にしていることをホワイトボードへ順々に書き出してから議論を交わす形など班によって様々。これには仁志氏も「三者三様の進め方になるのは意外でしたね」と振り返り、「その中で意見を出すこと、合わせることは重要なこと」と意義を感じていた。

 昼からは中学生による地元小学生100名への野球教室。
「教えることで、もう1度技術の再確認にもなりますし、失敗も間違いなくあるでしょう。小学生の素直でダイレクトな反応をどう感じるかですね」と、仁志氏が話していたように選手たちは、小学生たちへ身振り手振りや積極的なコミュニケーションを通じて野球の楽しさを伝えようと奮闘する。
 アップの時点ではまだおどおどしている様子もあったが、実技指導に入ってからは要点を伝えるとともに冗談も交えた柔らかなコミュニケーションのもと進めていき、小・中学生ともに笑顔で時間はどんどんと進んでいった。

 充実の時間となった野球教室を終えた後、中学生たちは体育館に戻り、振り返りをそれぞれの班に分かれて意見を出し合った。

 参加選手の一人は「自分たちが考えていたことを伝えることは想像以上に難しかったです。もっと内容を僕らが深く理解しないといけません」と話す一方、小学生のアンケートには「楽しかった」「またやって欲しい」との声もあり「どうやったら分かってくれるかを考えることで成長できたと思います」と実感する選手もいた。

 この「考えること」こそが仁志氏が最も選手たちに感じて欲しいことであり、それぞれの班の発表を聞いた後にも、そのことを特に力を入れて伝えていた。
「野球は“考える”スポーツ」と日頃から話す同氏だけに、その思いは選手たちに伝わったようだ。その中で多くの収穫があり、今回の意義をあらためて説いた。「自分たちでプランを立てて、上手く実行するためにみんなで力を合わせることに意味があるので、その術が(今回は)野球教室だったということです。自分たちで考えるクセがつくと、自分たちの活動や行動すべてがそうなってくれるのではないかと期待しています」
 そしてまた「地方は特に、(近隣にNPB球団が無く)存在の遠いプロ野球選手よりも身近なお兄ちゃんたちの方がヒーローだと思います。こうした交流ができたことで、野球をやることが何も一大決心とならずとも身近な選択肢になってくれれば嬉しいです」と続けた。

 選手それぞれが、主体的に動く環境を与えられたことによって、多くの野球や生活に繋がるヒントを感じたはずだ。野球普及や野球から得られる学びは、目の前の小さな行動や発言をすることから、より広がりや深みが生まれる。それを再認識させられる1日だった。

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