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"世界の野球"インドネシア野球「国内クラブチーム大会 Vol.2 (付加価値の提供)」

2016年11月29日

文・写真=野中寿人

 前項でも触れた「インドネシア代表チーム選手選考最終セレクション」という要素の他に、国内クラブチーム大会には、今年の春先に実施した日本の社会人野球チーム「深谷組硬式野球部」への野球修行派遣の人選という側面を含んでいます。
 今年度は2名の選手を深谷組硬式野球部へ1回派遣しましたが、来年度については、2名の選手を2回に分けた形にて、合計4名の選手を深谷組硬式野球部へ派遣する計画です。インドネシアの選手たちにとって日本で野球が出来るというのは、現時点での夢の舞台です。

 また、選手だけではなく、指導者の派遣も予定しています。「コーチ育成」はインドネシア野球1番の問題点といえ、今後のインドネシア代表チームや地方州の代表チームを指揮していくインドネシア人の首脳陣育成プログラムとして、駿河台大学野球部へのコーチ修行を来年度に予定しています。その派遣枠の人選を、この国内クラブチーム大会の中に含めています。
 練習の流れ、その中での動き、日本とインドネシアでは大きく異なります。技術的なこと以外の細かい部分にまで気が付く修行を期待しています。

 日本という世界ランキング1位の野球先進国に、出来るだけ多くの期間、インドネシアの選手、コーチを滞在させることが可能か?これは選手個々の向上を含め、インドネシア野球全体の向上の最大のキーワードであると考えています。
 そしてもう1つ、来春に企画をしている「日本の独立リーグチーム」への合同練習やトライアウトへの参加に関する派遣枠の人選も含みます。

 この様な、選手やコーチの野球修行派遣や合同練習/トライアウト等へ参加させる意図は、以前よりお話しているように、野球というスポーツをインドネシア国内で、人生の選択肢に乗せ、総体的な活性化や裾野の拡大を図り、現在のマイナーなステータスを、メジャーなステータスのスポーツへと野球の地位を転換させることです。
 加えて、別の意味として意図することは、インドネシア国内での指導における、諸々の吸収事項は、代表監督という立場から、監督である私からのものだけが全てとなってしまいがちで、より多くの学習を必要とする選手やコーチにとって、私からだけの小さなキャパシティで終わらせはならないという考えが、私自身の中にあります。
 つまり、私のルベルより、はるか上のレベルに登ってもらわなくては、次世紀に向けた統括における、対応の範囲が乏しくなってしまいます。

 多くの指導者の方々から、異なった教えを受け、より多くの吸収を得て、自分の中に取り込み、消化をし、自分の形を創ってもらいたい。
 そして、海外の人脈をしっかりと構築をしてもらいたいという思いが、根底にあるからです。
(続)

日本人監督の挑戦
著者プロフィール
野中 寿人(のなか かずと)
1961年6月6日生。日大三高野球部在学3年の夏に西東京代表にて全国高等学校野球選手権大会に出場。
その後、日本大学体育会硬式野球部へ進学。日本大学では1年の秋から体調を壊し2年間の休部をし、現役野球人生を終える。大学卒業後は、フィリピン、サイパンなどで仕事をし2001年にインドネシアのバリ島へ移住。2004年からバリ島の子供達に野球を教え始め2005年にリトルリーグを発足。2006年にはバリ州代表監督に就任、また、クラブチームを発足。2007年にはインドネシア代表ナショナルチームの監督に就任。2007年のSEAゲームスで銅メダル、2009年のアジアカップで優勝、同年のアジア選手権大会へ出場。その後、インドネシア代表ナショナルチームの監督を辞任し、地方州底上げの為に、東ジャワ州代表監督に就任。2011年のインドネシア国体予選で準優勝、2012年のインドネシア国体前哨戦で優勝、同年のインドネシア国体決勝大会で銅メダル。そして2014年からインドネシア代表ナショナルチームの監督に復帰をし、2015年の東アジアカップで準優勝。

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