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U-18対戦国の野球/U-18世代野球の世界的発展を支えたカナダ

2015年8月19日

写真提供=サンダーベイ国際野球協会(ケリン・デグラン以外の写真)

 カナダの冬は長い。したがって、多くの少年たちが熱を入れるのはアイスホッケーをはじめとするウインター・スポーツや、冬場でも練習や試合のできるバスケットボールなど室内競技だ。
 メジャー・リーグで3回の首位打者に輝き、「史上最強のカナディアン」と呼ばれたラリー・ウォーカーは、高校時代にアイスホッケーでレギュラーになれず、仕方なく打ち込んだのが野球だった。ロサンゼルス・ドジャースのクローザーとして活躍し、現在はフランス代表監督を務めるエリック・ガニエは、アメリカの短大へ進学してプロのスカウトに見出された。メジャー・リーグ球団のトロント・ブルージェイズがあるものの、カナダにおいて野球は最も人気を集めるスポーツではない。だが、1981年にAAA世界野球選手権として産声を上げた大会は、1984年の第4回大会を皮切りに、これまで12回もカナダで開催されている。ちなみに、2017年に開催予定の第28回大会もカナダ・サンダーベイがホストである。

 それはなぜか。すでに次回大会の運営準備に奔走しているというサンダーベイ国際野球協会のウォーレン・フィリップ事務局長が、次のように教えてくれた。 「U-18の世界大会を創設した頃は、まだ野球がオリンピック競技に採用される前で、ジュニアの代表チームまで編成できる国は多くなかった。アメリカとキューバが中心的存在でしたが、当時は米ソの冷戦時代でしたから……」
 アメリカと旧ソビエト連邦の政治的対立は深刻で、1980年のモスクワ五輪ではアメリカをはじめ西側諸国が参加をボイコット。すると、1984年のロサンゼルス五輪はソ連を中心とした東側諸国が参加を取り止めるなど、米ソ対立の影響がスポーツ界にも及んでいた。日本は1984年のロサンゼルス五輪で、公開競技として採用された野球で金メダルを獲得したが、これは前年のアジア予選に敗れたものの、キューバの不参加によって代替出場した結果である。こうした流れはオリンピックだけにとどまらず、野球の世界大会もアメリカで開催されればキューバは参加しないというケースが多かった。何とかジュニア世代の世界大会を軌道に乗せたかった国際野球連盟が、アメリカもキューバも参加できる開催地として白羽の矢を立てたのがカナダだったのだ。

 ホストになれば代表チームが出場できる。どうせ出場するのなら、それなりの成績を残せるチームを編成したい。そうした経緯でカナダは高校世代の野球に力を入れるようになる。とはいえ、競技人口はそれほど多くないので、高校の野球部による全国大会を実施するには至らない。そこで、州ごとにクラブチームをいくつか作り、そのクラブによる全国大会でレベルアップを図っていく。それが8月に開催されるカナダ・カップであり、現在では世代別や女子の選手権大会も実施されている。

 もちろん、こうした大会からメジャー・リーガーにまで成長した選手もいる。コロラド・ロッキーズでプレーするジャスティン・モノーは、カナダ西部ブリティシュ・コロンビア州のノースデルタ・ブルージェイズというクラブでスラッガーとしての素質を開花させた。
 2010年にテキサス・レンジャーズからドラフト1巡目で指名され、今季はアドバンスA級でプレーする強打の捕手ケリン・デグランは、2010年の第24回大会に出場しており、今夏のパンアメリカン競技大会ではカナダ代表の優勝に貢献している。モノーやデグランに続く今大会のメンバーは、全国のクラブから招集されてドミニカ共和国のサマー・リーグに参加した29名から選抜される。日系カナダ人の内野手ロイス・アンドウが代表入りできるか注目したい。そして、U-18カナダ代表は8月中旬からオーストラリアに渡り、テストマッチを8試合こなしてから来日する予定だという。チームに帯同するフィリップ事務局長はこう結ぶ。
 「日本の参加によって、U-18ワールドカップのレベルと価値観は大いに高まりました。今大会では、私たちが伝統ある甲子園球場をはじめ、日本の野球文化や環境を十分に学びたいと考えています。そして、2017年には日本のU-18チームが、サンダーベイで最高のパフォーマンスを見せてくれることに期待しています」

侍ジャパンU-18代表 2015

U-18代表 選手一覧
U-18代表 選手紹介
U-18代表 対戦国紹介

第27回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ

大会概要 チケット 放送予定

壮行試合

開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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