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井端弘和監督新春特別インタビュー「ブレずに戦う」2024年の決意

2024年1月1日

 昨年10月に就任した侍ジャパントップチームの井端弘和監督。11月に行われた「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」では全勝優勝を果たし、今年は11月に「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」が控える。
 また、3月6日、7日には「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」(京セラドーム大阪で開催)が行われ、夏にはU-15代表の指揮も執る。
 そんな多忙と重責極まる2024年を井端監督はどのように戦うのか。その抱負を聞いた。

アマ球界で感じた変化

――まずは昨年を振り返って。夏には2回目の指揮となったU-12W杯、秋にはトップチームの監督就任と様々なことがあった1年でした。
「トップチーム監督の就任オファーをいただいてからここまでが、人生で一番時の流れが早かったです。就任会見までは長かったのですが、そこからは一気に駆け抜けてきた印象。逆に、いろいろなことを考える時間が無く大会を迎えたことは良かったですね。もっと準備できていればスムーズなこともありましたが、U-12代表の子どもたちと接していた時と同じような感覚でした。次は大会(11月のプレミア12)までじっくり時間があるので、もっと深掘りして“自分の野球はこうだ”ということが出てくればいいなと思います」

――U-12代表監督だけでなく、U-18代表や大学代表での臨時コーチも経験されましたが、アマ球界からも野球界の変化のようなものは感じましたか?
「皆、向上心を強く持っていますね。昔より遥かにそれは感じます。それはやはり、昔よりも情報を多く手に入れることができるということが大きいと思います。様々な練習法やトレーニング方法が取り入れられてきたこともあって、ポテンシャルが高いですね。あとはそれを野球の実戦の中で、どのように発揮していくか。侍ジャパンを通して国際試合を経験して、結果を出して、自信をつけて、という流れになっていけば、これからの侍ジャパンが長く世界のトップでいられると思います」

欧州代表戦「油断したら連敗もあり得る」

――3月の欧州代表戦に向けてどのように準備していきたいですか?
「アジアプロ野球チャンピオンシップに出場した選手やオファーしたけれど怪我で来られなかった選手も呼んでみたいですし、今回は年齢制限が無いのでトップチームに入っていきそうな選手や入っていた選手に声をかけようと思っています。あくまでも3月はプレミア12を意識したものです。来る、来ないは別としてオファーをしようと考えています。“シーズンが終わった後にプレミア12がある”と見据えてくれるだけで意識が違いますからね」

――情報の少ない欧州代表との対戦は非常に意義が大きいと思います。
「そうですね。投球モーションだけでも、日本の投手とアジアの投手とでは、さほど大きな違いは無いと思いますが、今回の相手にはいろんなフォームの投手がいるでしょう。その相手に対して少ない打席機会で対応していくことが求められます。また、相手打者も1つ間違えればスタンドに一発放り込む力があります。あらゆる面で非常に良い経験になるのかなと思います」

――欧州野球全体の印象はどのように感じていますか?
「年々レベルが高くなってきていますね。前回の対戦(2015年3月)も1勝1敗でしたし、油断したら連敗もあり得る。しっかり戦っていきます。加えて、アジアプロ野球チャンピオンシップに出た選手もアジア以外のチームと戦うのが初めての選手もいるでしょうから、一つひとつクリアしながら様々なものを経験して欲しいです」

「選手を観に行くことは“仕事”だとは思っていません」

――野球界のみならず他競技でも異例となるU-15代表監督との兼務も今年はございます。そちらに向けての意気込みはいかがでしょうか?
「2年前のU-12代表の時の中学1年生(早生まれの選手)がちょうど今年3年生になるタイミングです。この世代がどこまでレベルアップしているのかなと期待していますし、1人でもあの時のメンバーが入ってくれないかなと思っています。これからの日本の野球を背負って立つ世代ですので、1つでも良いアドバイス、1つでも良い野球をして、その先の野球人生に役立ててもらえればと思います」

――U-15代表もどのような選手を集め、どのように選考するかがが大きな鍵を握ると思いますが、現時点ではどのような構想でしょうか?
「全員にできるかは分かりませんが、自分の目で1回は確認してみたいですね。各連盟・各地区の有力選手を聞いて、自分の目で見ていれば、選んだ時にイメージしやすいのかなと思っています」

――2024年も多忙な1年となりそうですね。
「選手を観に行くことは“仕事”だとは思っていません。皆さんが娯楽に興じるのと同じです。できる限り、時間がある時に足を運ぼうと考えています」

――そんな2024年を迎えるにあたって、今年の漢字一文字「結」に込めた思いを教えてください。
「結束も結果も大事にしないといけないと思ったので、この“結”という文字にしました」

――2024年の目標。
「プレミア12が最も大きな目標になります。 “選手に経験を積ませながら勝つ”ということはブレずに戦います」

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