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試合レポート

金丸夢斗と中村優斗の大学生投手らも好投し完全リレー 今後の国際大会へ弾みをつける

2024年3月7日

 3月7日、「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」の第2戦が京セラドーム大阪で行われ、侍ジャパントップチームは欧州代表を相手に1人の走者も出さない完全リレーにより2対0で勝利。連勝を収めた。

 前日の第1戦で2打数2安打1打点と活躍した西川史礁(青山学院大)ら、この日も大学生が躍動を見せた。
 先発のマウンドを任されたのは今秋ドラフト1位候補左腕の金丸夢斗(関西大)。井端弘和監督から制球力とストレートを高く評価されての抜てきだったが、初回からその期待に応える。初球から150キロを投じるなどキレの良い球でリズム良く打者を追い込んでいくと、スプリットやチェンジアップなども冴え、連続三振を含む三者凡退で打線に流れをもたらす。
 すると直後の2回表、田村俊介(広島)が相手失策で二塁まで進むと、紅林弘太郎(オリックス)のセカンドゴロの間に田村は三塁へ。中野拓夢(阪神)が四球を選んで1死一、三塁とチャンスを広げると、代表初選出で初出場の捕手・山本祐大(DeNA)がセンターへの犠牲フライを放ち、先制に成功した。
 続く2回裏も、金丸は2三振を奪うなど、2回を投げて1人の走者も出さず4三振を奪うという、これ以上ない投球を見せた。
 さらに3回からは大学ナンバーワンの剛腕・中村優斗(愛知工業大)が登板。「後ろで守っている方々がいつもテレビで見ている選手たちだったので、思いっきり投げることができました」と初々しく振り返るように、最速157キロのストレートを中心に押していき、1三振を含む三者凡退に抑えた。

 4回以降も侍ジャパン投手陣が欧州代表打線に手も足も出させない好投を続ける。松山晋也(中日)、渡辺翔太(楽天)、隅田知一郎(西武)が1人の走者も許さず。7回には初安打を浴びたかに思われた打球を中堅手の西川がダイビングキャッチ。ベンチ・スタンドからも大きな拍手が送られた。
 そして8回表に万波中正(日本ハム)の二塁打から作ったチャンスで、紅林がショートへ強い打球を放って失策を誘い追加点を挙げると、その裏を種市篤暉(ロッテ)が三者凡退、9回は三者連続三振を奪って試合を締めた。

 宗山塁(明治大)は怪我により出場できなかったが、出場した大学生3人の活躍に、試合後の会見で井端監督は称賛を惜しまず。2投手については「ストライク先行で有利なカウントに持ち込んで、決め球を投げることができていました」、西川については「追い込まれてからノーステップに変えても強いスイングができたのは素晴らしい。守備については、さすが元ショートといった思いきりと反応の良さでした」と唸った。
 侍ジャパン常設後初となるトップチームへの大学生の招集だったが「野球界の底上げに繋がったと思いますし、入らなかったアマ球界の選手にも良い刺激になったと思います」と手応えを語った。

 大学生ら若手選手たちの活躍もあり、11月に行われる『ラグザスpresents第3回WBSCプレミア12』はもちろん、2026年のWBCや2028年のロサンゼルスオリンピックに向けても貴重かつ弾みがつく2試合となった。

監督・選手コメント

井端弘和監督

「打線がなかなか追加点を取れない中で投手陣が踏ん張って素晴らしい投球をしてくれました。(プレミア12に向けて)海外投手の手元で動く球については、こちらで対策を取らないといけないと思っています。どの選手にもチャンスはあるので、良い成績を残して、また侍ジャパンで一緒にできることを期待しています」

金丸夢斗(関西大)

「自分の持ち味であるストレートと制球力を存分に出すことができました。チェンジアップが良い形で抜けていたことも良かったです。投手陣の皆さんに教えていただいたことを生かしていきたいです」

中村優斗(愛知工業大)

「初めて大観衆の前で投げて緊張しましたが、楽しくアドレナリンがすごく出て良い投球ができました。金丸以上の投球をしてやろうとマウンドに上がりました。硬いマウンドが投げやすかったです。持っている力を最大限に出せました。とても濃い2日間でした」

西川史礁(青山学院大)

「(初回の投手強襲安打について)1番打者だったので勢いを持って来られるようにと思っていたので、なんとしてでもセーフになりたいとヘッドスライディングをしました。役割を果たせて良かったです。ただ今日は5打数1安打だったので、もうちょっと打ちたかったですね。(7回の好守について)足が速いと思っていないので普段から1歩目を大事にしています。普段から取り組んでいたことを大舞台で発揮できました」

山本祐大(DeNA)

「(先制の犠牲フライについて)繋いでもらったので、なんとか返せるようにと思いました。(試合前、大学生2人には)緊張していたので、自分の投球をしてくれればいいよと言いました。(金丸について)すべての球が一級品で勉強になり楽しかったです。ストレートが特に球速以上に感じて凄いなと思いました。(中村について)あの体からあのスピード、凄いですよね。(初代表の日々を終えて)毎日が充実していて、いろんな選手と話すことができたので、シーズンに生かして、また代表に戻って来られるようにしたいです」

マルコ・マッツィエーリ監督(イタリア)

「(5安打2失点に抑えることができ)投手陣はとても良かったです。誇りに思います。失点は失策も絡んでいたので投手の責任ではないと思っています。これほど高いレベルの相手と、これだけの大観衆の前でプレーができて感謝しています」

マルクス・ソルバッハ(ドイツ)

「負けたのでハッピーではないですが、このような舞台で先発できて光栄でした。この経験を糧にしていきたいです」

カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表

特設サイトチケット出場選手

日程

2024年3月6日(水) 日本 5 - 0 欧州代表
2024年3月7日(木) 欧州代表 0 - 2 日本

会場

京セラドーム大阪

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