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チームレポート

「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」対戦国紹介/韓国代表 vol.1

2017年11月8日

文=室井昌也

 これまでの国際大会で日本と幾多の熱戦を繰り広げてきた韓国代表チーム。その韓国にとって今回のENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ 2017は節目の大会となる。それは代表チームに専任監督を据えて挑む初めての国際舞台であり、世代交代による新しい代表チーム作りの過渡期でもあるからだ。

日韓を知るレジェンドが初の専任監督に

 初代代表専任監督に就任したのは、現役当時「国宝級投手」と呼ばれた宣銅烈(ソン・ドンヨル)。韓国では実働11年で146勝40敗132セーブ、防御率1.20という驚異的な成績を残し、1996年からは活動の場を日本に移した。日本では中日のクローザーとして4年間で98セーブをマークし、99年にはリーグ優勝に貢献。内外で活躍を見せた韓国の英雄的存在だ。

 その宣監督は今回の韓国代表について、10月12日に行われた記者会見で球界の現状を踏まえてこう話した。「韓国は柳賢振(ドジャース)以降、国を代表するような投手が出てきていない。リーグの傾向として打力は優れているが、投手力は落ちるというのが悩みの一つになっている。そのため短期決戦特有の守りの野球をやるのは厳しい状況だ。今回は若い選手の機動力、組織力を見せたいと思っている」。

この秋、大舞台で成長を見せた投手陣

 宣監督が懸念を抱く韓国投手陣。その中から宣監督は注目する投手として張現植(チャン・ヒョンシク=NC)と咸德柱(ハム・ドクジュ=斗山)の名を「強いて選ぶなら」と前置きして挙げた。だがこの2人をはじめとした代表入りの投手たちは、リーグチャンピオンの座をかけて戦った今秋のポストシーズンで大きく成長。宣監督の当初の心配を吹き飛ばそうとしている。

 140キロ台後半から150キロの直球を主体としたパワーピッチャーの張現植は今季、主に先発として9勝を挙げ、ポストシーズンではロッテとの準プレーオフ第2戦に先発。7回を投げ被安打3、失点1(自責0)に抑える好投を見せた。

 また左の先発として今季9勝の咸德柱はポストシーズンではリリーフ起用され、プレーオフと韓国シリーズの全9試合中、8試合に登板。大きなテイクバックから繰り出すチェンジアップで打者を翻弄し、プレーオフでは4試合6回2/3を無失点に抑えている。

 さらにサイドスローの林起映(イム・ギヨン=KIA)は韓国シリーズ第4戦に先発し、5回2/3を0点に抑えて勝利投手に。低めへの安定した制球力を持ち味に、公式戦では8勝中、リーグ唯一の2完封を挙げている。

 この他にも今回の代表投手陣で唯一規定投球回に達し12勝を挙げた朴世雄(パク・セウン=ロッテ)、セットアッパーの朴晋亨(パク・チンヒョン=ロッテ)らも秋の大舞台を経験し、今大会に弾みをつけた。

野手陣は機動力を長所に駒は充分

 宣監督は期待の打者として今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で代表入りし、今回のメンバーで唯一のトップチーム経験者の金ハソン(キム・ハソン=ネクセン)の名を挙げた。左打者全盛の球界の中で4番に座る右のスラッガーは打率.302、2年連続20本超えの23本塁打、リーグ4位の114打点をマーク。加えて俊足を誇る遊撃手だ。

 金ハソンの他にも宣監督がチームの長所に挙げた機動力を生かせる面々が韓国には揃う。リーグ3位の打率.363をマークした朴珉宇(パク・ミンウ=NC)は2014、15年と2年連続40盗塁以上を記録した実績がある。

 また共に今季全144試合に出場し、打率3割以上を記録した具滋昱(ク・ジャウク=サムスン)と李政厚(イ・ジョンフ=ネクセン)の左の両外野手も走れるプレーヤーだ。高卒新人の李政厚は新人リーグ最多安打、最多得点記録を更新するなどプロ1年目からヒーローとなり、加えて父が中日でもプレーした球界のスーパースター・李鍾範(イ・ジョンボム)という球界のサラブレッドでもある。李鍾範は今回の代表チームでコーチを務め、息子と共に韓国国旗を背負う。

3年後の東京五輪を見据えたニュー韓国代表

2020年の東京オリンピックまでが任期の宣監督は「今回の大会で経験を積んで、このメンバーの中から東京五輪の代表に5人ぐらい揃えられればと願っている」と話した。これまでの韓国代表はパワーと強烈な個性が目を引いたが、今回の代表をはじめとした韓国の若い世代は宣監督の言葉通り、機動力を生かせる選手が揃い、戦い方は組織力が重視されている。宣監督率いるニュー韓国代表は決戦に向けて今月5日から始まった代表練習で結束を高めていく。

ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017

大会概要 チケット  出場選手 放送予定

大会期間

2017年11月16日~11月19日

予選
11月16日(木)19:00 日本 8 - 7 韓国
11月17日(金)19:00 韓国 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
11月18日(土)18:30 チャイニーズ・タイペイ 2 - 8 日本

決勝
11月19日(日)18:00 日本 7 - 0 韓国

開催球場

東京ドーム

出場チーム

チャイニーズ・タイペイ代表、韓国代表、日本代表

侍ジャパン選手紹介

2017年11月6日 先発投手編
2017年11月7日 中継ぎ・抑え投手編
2017年11月8日 捕手編
2017年11月9日 内野手編
2017年11月10日 外野手編

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