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野球日本代表チーム激闘の歴史 〜1992年オリンピックバルセロナ大会〜

1992バルセロナ大会

キューバ、台湾に完敗も3大会連続メダルは確保

この大会から正式競技に採用された野球に、強豪・キューバが初参戦。予選リーグ、日本は2連勝でそのキューバとの対戦を迎える。タイミングを狂わせる2種類の変化球を持つ渡部、下手投げの佐藤康をマウンドに送り相手を惑わす作戦に出た日本だったが、リナレス(現中日)らを中心とする豪快な長打力にバントなどの緻{ち}密さも交えたキューバ野球の前に2対8で屈してしまう。キューバは快調に7戦全勝で予選1位通過。日本は、チャイニーズ・タイペイ戦で郭李建夫(元阪神)の前に完封負けを喫するも、最終戦でアメリカに完勝し2位通過を果たした。

準決勝、チャイニーズ・タイペイは再び郭李を先発に持ってくる。初回、小桧山(元横浜)がいきなり先頭打者本塁打を浴びるが、予選と同じ轍を踏みたくない日本は、2、3回と1点ずつ挙げて逆転。しかし、4回に追いつかれると、その後も着々と加点され、打線も4回以降郭李の好投の前に沈黙。キューバとの再戦、そして頂点への夢は断たれた。

3位決定戦の相手は、ジオムビー、ガルシアパーラなど、現在メジャーの中心で活躍する選手を擁するアメリカ。日本は先発・伊藤(元ヤクルト)が好投する間に4点を先行。途中追い上げられるも6回に再び4点を奪って突き放し、3大会連続メダル獲得を成し遂げた。

金メダルには評判どおりの力を見せつけ相手を圧倒したキューバが輝いた。

7月26日〜8月7日/ビラデカンス球場ほか
金メダル●キューバ
銀メダル●チャイニーズ・タイペイ
銅メダル●日本
●日本代表メンバー
位置 NO. 選手名 年齢 所属
監督 30 山中正竹 45 住友金属
コーチ 32 荒井信久 38 神戸製鋼
35 野端啓夫 42 三菱重工三原
投手 12 佐藤康弘 25 プリンスホテル
14 杉山賢人 23 東芝
15 渡部勝美 30 大昭和製紙北海道
16 西山一宇 21 NTT四国
17 小桧山雅仁 23 日本石油
18 伊藤智仁 21 三菱自動車京都
19 杉浦正則 24 日本生命
捕手 10 高見泰範 28 東芝
23 三輪 隆 22 神戸製鋼
内野手 1 大島公一 25 日本生命
3 若林重喜 25 日本石油
4 西 正文 31 大阪ガス
5 徳永耕治 23 日本石油
6 十河章浩 25 日本生命
7 小島啓民 28 三菱重工長崎
8 小久保裕紀 20 青山学院大
外野手 9 坂口裕之 26 日本石油
25 佐藤真一 26 たくぎん
26 中本 浩 25 松下電器
28 川畑伸一郎 25 住友金属
●予選リーグ勝敗表
  キューバ 日本 チャイニーズ・
タイペイ
アメリカ プエルトリコ ドミニカ イタリア スペイン
(1)キューバ ××× ○8−2 ○8−1 ○9−6 ○9−4 ○8−0 ○18−1 ○18−0
(2)日本 ●2−8 ××× ●0−2 ○7−1 ○9−0 ○17−0 ○13−3 ○12−1
(3)チャイニーズ・タイペイ ●1−8 ○2−0 ××× ●9−10 ○10−1 ○11−0 ○8−2 ○20−0
(4)アメリカ ●6−9 ●1−7 ○10−9 ××× ○8−2 ○10−0 ○10−0 ○4−1
(5)プエルトリコ ●4−9 ●0−9 ●1−10 ●2−8 ××× ○7−5 ○2−0 ●6−7
(6)ドミニカ ●0−8 ●0−17 ●0−11 ●0−10 ●5−7 ××× ○7−5 ○11−2
(7)イタリア ●1−18 ●3−13 ●2−8 ●0−10 ●0−2 ●5−7 ××× ○14−4
(8)スペイン ●0−18 ●1−12 ●0−20 ●1−4 ○7−6 ●2−11 ●4−14 ×××

※2〜4位は当該対戦での総失点が少ない順、5・6位、7・8位は当該対戦での勝敗により決定

情報提供:ベースボールマガジン社
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