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野球日本代表チーム激闘の歴史 〜1984年オリンピックロサンゼルス大会〜

1984ロサンゼルス大会

野球初採用の大会で急造若手の代表が金メダル獲得

野球が公開競技として初めて採用されたこの大会。東西冷戦の政治状況の中、アメリカ開催の大会に東側諸国がボイコット。野球ではキューバが不参加となり、前年アジア予選でチャイニーズ・タイペイとの決定戦に敗れた日本に急きょ、参加資格が転がり込んだ。

社会人と学生で編成された代表。平均年齢22・5歳という若さもあり守備などの連係面が不安視されたが、予選リーグ初戦、エース・宣銅烈(元中日)が先発の宿敵・韓国を破ると波に乗り、ニカラグアに大勝、カナダには敗れたが予選青組1位通過を果たす。

準決勝の相手はチャイニーズ・タイペイ。5回、相手先発・郭泰源(元西武)から四番・荒井(元ヤクルトほか)の三塁打で日本が先制。すぐに同点とされ試合は延長戦となるが、10回裏に荒井がサヨナラ安打。決勝へとコマを進める。

大観衆の中での地元・アメリカとの決勝。大半がメジャー指名選手という強豪相手に、日本は互角の戦いを展開した。3回に先制を許すも中盤に3点を奪い逆転。8回には、広沢(元ヤクルトほか)が130メートルの特大3ラン本塁打を放ち突き放す。投げては伊東(元ヤクルト)ら3投手の継投で粘る相手を振り切り、記念すべき大会で見事に金メダルを獲得した。

7月31日〜8月7日/ドジャー・スタジアム
金メダル●日本
銀メダル●アメリカ
銅メダル●チャイニーズ・タイペイ
●日本代表メンバー
位置 NO. 選手名 年齢 所属
監督 30 松永怜一 52 住友金属
コーチ 33 鈴木義信 40 東芝
34 鴨田勝雄 45 法政大監督
投手 11 米村 明 24 河合楽器
12 吉田幸夫 26 プリンスホテル
14 伊東昭光 21 本田技研
15 伊藤敦規 21 福井工大
16 宮本和知 20 川崎製鉄水島
18 西川佳明 21 法政大
捕手 20 嶋田宗彦 22 住友金属
21 吉田康夫 23 三菱自動車川崎
22 秦 真司 22 法政大
内野手 2 正田耕三 22 新日鉄広畑
3 浦東 靖 22 新日鉄堺
4 森田芳彦 22 鹿児島鉄道管理局
5 上田和明 21 慶応義塾大
9 和田 豊 21 日本大
10 広沢克己 22 明治大
23 福本勝幸 27 東芝
外野手 7 荒井幸雄 19 日本石油
8 古川慎一 20 亜細亜大
25 熊野輝光 26 日本楽器
27 森田 昇 27 日本生命
●予選リーグ勝敗表(白組)
  アメリカ チャイニーズ・タイペイ イタリア ドミニカ
(1)アメリカ ××× ○2−1 ○16−1 ○12−0
(2)チャイニーズ・タイペイ ●1−2 ××× ○10−0 ○13−1
(3)イタリア ●1−16 ●0−10 ××× ○10−7
(4)ドミニカ ●0−12 ●1−13 ●7−10 ×××
●予選リーグ勝敗表(青組)
  日本 韓国 ニカラグア カナダ
(1)日本 ××× ○2−0 ○19−1 ●4−6
(2)韓国 ●0−2 ××× ○7−6 ○3−1
(3)ニカラグア ●1−19 ●6−7 ××× ○4−3
(4)カナダ ○6−4 ●1−3 ●3−4 ×××

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