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丸田湊斗らも加わり主力選手中心の駒澤大と接戦を展開 井端弘和臨時コーチによる指導も行われる

2023年8月26日

 8月26日、「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(8 月 31 日から9月10日/台湾)に出場する侍ジャパンU-18代表の直前合宿が行われた。この日は駒澤大と練習試合を実施。前日に丸田湊斗(慶應義塾)や仙台育英の4選手が合流し、初めて20選手が揃った中での貴重な実戦機会となった。

 まず午前中は、この日から臨時コーチとして指導にあたる侍ジャパンU-12代表の井端弘和監督が、馬淵史郎監督の要望によりバントを指導するなど約2時間、アップや練習が行われた。
 バントについて井端監督は「(普段高校生が使用する)金属バットは球を弾くので引く感覚で良いのですが、(国際大会で使用する)木製バットは球の勢いをある程度吸収します。なので、バットを押す感覚や球を右手で掴むような感覚が必要になるので、そのことを伝えました」と振り返った。笑顔も交えながら、時には身振り手振りで熱心にコツや技術を伝え、選手たちは真摯に耳を傾けた。

 13時からは練習試合を開始。前日の早稲田大は下級生主体だったが、駒澤大はほぼ主力選手たちによる構成であったため、初回から押される展開となった。
 先発のマウンドに上がった東恩納蒼(沖縄尚学)は先頭から連打を浴びてピンチを招くと犠牲フライで先制を許す。その後、2死までこぎつけたものの、内野安打で三塁走者が返り1点、さらにその間に二塁走者にも本塁を奪われ、この回3点を失うなど、トップレベルの大学生の意識の高いプレーを体感することになった。
 2回表にも連打と犠牲フライで1点を失ったが、その裏に反撃が始まる。尾形樹人(仙台育英)が四球を選ぶと、武田陸玖(山形中央)がエンドランを決めて一、三塁とチャンスが拡大。ここで主将の小林隼翔(広陵)が三遊間へ鋭い当たりを飛ばす内野安打で1点を返した。
 さらに3回と4回を、ドラフト上位候補に挙がる木村優人(霞ヶ浦)が力強いストレートとツーシームなどの変化球を織り交ぜた投球で1四球のみの無安打3奪三振の投球で抑え込みリズムを作る。すると、4回裏に4番・森田大翔(履正社)の二塁打、尾形の進塁打で作ったチャンスで武田がセカンドゴロを放ち、点差を2点に縮めた。
 5回から7回は得点を奪えなかったものの、中山優月(智辯学園)が2回2安打4奪三振、武田陸玖(山形中央)が最終7回を無失点に抑えて、2対4のまま試合終了。格上の大学生相手に大差のない試合展開で戦った。
 そして、その後に行われたタイブレーク(無死一、二塁から再開)の練習でも、表の守備で武田が3点を失うも、その裏に新妻恭介(浜松開誠館)の犠牲フライと武田のタイムリーで1点差にまで詰め寄るなど、しぶとく戦った。

 馬淵監督は試合後、「すごく勉強になりました」と駒澤大の高い走塁意識などに触れて感謝し、それでも僅差で追いかける試合内容となったことについて「打線は下位がしぶといので、上位から下位までなんとか打つんじゃないかという手応えがありました」と評価した。
また、戦術面については7イニング制であることを踏まえ「相手投手がストライクを取ろうとする場面などでは、早いイニングでも積極的に仕掛けていきたいです」と構想を語った。
 打線もベストな形を探っている段階ではあるというが、4番に関しては「森田でいいでしょう。しぶとい」と、この日2本の長打を放った森田を据える見通しが立ったようだ。

 猛暑の中でも順調にチームとしての進化を続けるU-18代表。8月27日は都内で練習を行い、8月28日の侍ジャパン大学代表との壮行試合(18時から東京ドーム)に臨む予定となっている。

監督・選手コメント

丸田湊斗(慶応)

「(前日に合流し)温かく迎え入れてもらいました。打撃練習から、木製バットでも嫌な感覚はありません。(この日の第3打席で初安打)追い込まれていたので、目線がブレず気持ちとしても欲張らなくなるノーステップで打ちました。甲子園決勝の先頭打者本塁打もノーステップでしたし、追い込まれてからはこの形でいきたいです」

森田大翔(履正社)

「金属バットの弾く感じとは違って、木のバットは食いつく感じがあるので打っていて気持ちがいいです。芯に当たればそう変わりはない感覚です。まだ、金属と木で感覚のズレはあるので、バランスなど考えながらズレを埋めていきたいです」

木村優人(霞ヶ浦)

「自分の投球ができました。相手はストレートに強い印象があったのでツーシームを軸に投げました。ストレートでも空振りやファウルを取れたので自信になりました。(県大会決勝で敗れてから)それまでと同じメニューをしてきたので問題はありませんが、実戦からは離れていたので、その機会を大事にしていきたいです」

臨時コーチを務めたU-12代表・井端弘和監督

「いろんな戦略を実行できる選手がいますし、投手陣も力強い球を投げていて楽しみです。失点しても追い上げることができていますし、馬淵監督の意図を理解しながら選手たちが動くので、馬淵監督の言っている通りになることが多い。これを継続していければ勝てると思います。あとは連係がしっかり取れるように、もっと選手間で会話が多くなっていけばいいなと感じました」

第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大会概要出場選手

大会期間

2023年8月31日~9月10日

オープニングラウンド
9月1日(金)19:30 日本 10 - 0 スペイン
9月2日(土)19:30 日本 7 - 0 パナマ
9月3日(日)17:35 アメリカ 3 - 4 日本
9月4日(月)21:00 ベネズエラ 0 - 10 日本
9月5日(火)19:30 日本 0 - 1 オランダ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
9月7日(木)15:30 日本 7 - 1 韓国
9月8日(金)11:30 日本 10 - 0 プエルトリコ
9月9日(土)19:00 チャイニーズ・タイペイ 5 - 2 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

決勝
9月10日(日)19:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 2 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾

出場する国と地域

グループA
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、韓国、オーストラリア、プエルトリコ、チェコ
グループB
日本、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、スペイン

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表

特設サイト出場選手チケット放送予定

試合日程

2023年8月28日(月)18:00
大学日本代表 8 - 0 高校日本代表

開催球場

東京ドーム

出場チーム

高校日本代表、大学日本代表

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