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試合レポート

フィリピンに苦戦する場面があるも要所で力を発揮し快勝 3連勝でスーパーラウンドへ

2023年12月6日

 12月6日、「第30回 BFA アジア選手権」(12月10日まで台湾・台北、台中)のオープニングラウンド グループB最終戦となる第3戦が台北ドームで行われ、侍ジャパン社会人代表はフィリピンと対戦。苦戦する場面がありつつも要所で力を発揮して、9対1で快勝を収めた。

 前日のタイ戦で2連勝とし、既に上位2チームが進出できるスーパーラウンド進出を決めていたが、オープニングラウンド同組との対戦成績は持ち越されるため、既に同じく進出を決めているフィリピンとの対戦は「実質スーパーラウンド初戦」となった。
 その大事な試合で、1回裏に相手投手の3四死球で1死満塁のチャンスをもらうと、猪原隆雅(ミキハウス)が犠牲フライを放ち、幸先良く先制に成功した。
 3回裏には、矢野幸耶(三菱重工East)と向山基生(NTT東日本)の1・2番コンビの連打でチャンスを作ると、丸山壮史(ENEOS)の犠牲フライ、猪原のセンター前タイムリー、中村迅(NTT東日本)のキャッチャーゴロで3点を追加した。1点を返された後の5回裏には丸山と逢澤崚介(トヨタ自動車)の連打でチャンスを作り、大西蓮(JR東日本東北)のサードゴロで1点を奪い、5対1で5回を終えた。

 先発のマウンド任された鈴木大貴(TDK)は「調子は良かったのですが相手打者に捕まってしまいました。甘めに入ってしまいました」と悔しそうに振り返ったように、1・2回は四球や安打で走者を出し、3・4回は三者凡退に抑えたものの、5回には2安打で1失点、6回には味方の好守もあって無失点にこそ抑えたが3安打を浴びるなど6回7安打1失点と苦しい内容になった。それでも川口朋保監督は「初登板で多少の緊張はあったと思いますし、次の登板では彼本来の勢いある球が投げられるのではないかと思います」と期待。鈴木も「しっかり反省して次の登板に向かっていきたいです」と前を向いた。

 その後の打線は、6・7回はタイの3番手投手であるフアンパウロ・マカセトの140キロ台前半から中盤のストレートに差し込まれ無得点に終わったが、8回から代わったレイモンド・ネローザから逢澤と代打・城野達哉(西濃運輸)の2点タイムリー2本で4点を奪ってダメ押し。
 7回からマウンドに上がった藤村哲之(東芝)は4つの三振を奪うなど2イニングを完璧に抑え、最後は片山楽生(NTT東日本)が圧巻の三者連続三振を奪って試合終了。勢いのあるストレートやキレの良いスライダーやフォークを次々と投げ込み、川口監督も「特に状態の良い選手の1人なんじゃないかと思います」と話したように、さらなる好投に期待を抱かせる内容で試合を締めた。

 オープニングラウンド3連勝で終えた侍ジャパン社会人代表。スーパーラウンドは同組からの進出チームとの勝敗は持ち越すため、フィリピン戦の1勝を持ち越して、8日にA組1位のチャイニーズ・タイペイ(1勝0敗)、9日にA組2位の韓国(0勝1敗)と対戦。7日の公式練習でより状態を高め、上位2チームに与えられる決勝戦進出を目指す。

監督・選手コメント

川口朋保監督

「今日はフィリピンの投手が140キロを超えていたので立ち遅れていましたが、こうした生きた球をスーパーラウンドの前に見ることができたのは収穫です。チャイニーズ・タイペイの投手は140キロ後半から150キロを超える球の投手が多いので、勢いのある球に対して、いかに振り遅れないか、立ち遅れないかが鍵になるといます」

片山楽生(NTT東日本)

「スーパーラウンドに良い弾みをつけられるようにとウォーミングアップから気持ちを作って、拮抗した試合のつもりでマウンドに上がり、思い通りに投げることができました。ストレートでカウントが取れて、フォークやスライダーでしっかり腕を振って空振りや三振が取れたので良かったです」

中川拓紀(Honda鈴鹿)

※この日2安打を放つなど3試合連続安打
「打撃練習で体が突っ込んでいると加藤コーチに言われたので、軸足にしっかり体重を乗せてボールを待つようにしています。次は去年のU-23ワールドカップで負けているチャイニーズ・タイペイが相手。今回も強いチームとやれるので集中して全員で向かっていきたいです」

猪原隆雅(ミキハウス)

※この日5番に起用され2打点
「初戦の1打席目が硬かったのですが、今日は1打席目から良い試合の入りができました。U-23ワールドカップ、アジア競技大会と続けて選ばれましたが、アジア競技大会は出場機会が少なかったので、最後まで出続けて結果を出して優勝に貢献したいです。相手のすべてのレベルがここから上がってくるので、まずは初回にしっかり先制点取ることを目標に臨んでいきます」

第30回 BFA アジア選手権

大会概要出場選手

大会期間

2023年12月3日~12月10日

オープニングラウンド(グループB)
12月4日(月)19:30 日本 14 - 0 パキスタン
12月5日(火)19:30 タイ 0 - 16 日本
12月6日(水)19:30 日本 9 - 1 フィリピン
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
12月8日(金)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 1 日本
12月9日(土)13:30 日本 5 - 2 韓国
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

決勝
12月10日(日)19:30 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ

開催地

台湾(台北・台中)

出場する国と地域

グループA
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、パレスチナ
グループB
日本、フィリピン、パキスタン、タイ

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