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大会初制覇を果たした侍ジャパンU-12代表「第9回 BFA U-12アジア選手権」総括

2016年12月16日

 12月9日から中国広東省中山市で開催された第9回 BFA U-12アジア選手権は侍ジャパンの優勝で閉幕。仁志 敏久監督率いる15名の選手達は悲願の大会初制覇を果たし、新たな歴史を切り開いた。

 グループリーグでは初戦のフィリピンを15-0で下すと、2戦目韓国に11-1で勝利。パキスタンも8-1で破り全勝で準決勝へ。中国を9-0で倒し、韓国との再戦になった決勝戦は4-1と5戦全勝。
 圧倒的な強さを見せた侍ジャパンU-12代表だったが、その裏には、ただ単に「日本の選手達は野球がうまかった」だけではない、勝つべくして勝つ理由があった。

最強編成

 今回のU-12代表は最強チーム編成とすべく、まず都道府県支部からの推薦に、仁志監督が全国大会(高松宮賜杯 全日本学童軟式野球大会[マクドナルド・トーナメント])を視察。さらにインターネットで誰でも自薦できる「デジタルチャレンジ」での応募者も加えて、全国のプレーヤーの中から1次候補として計53名を絞り込み。その後、東京と大阪に分かれてそれぞれ2日間の選手選考合宿を実施し、最終メンバー15名を選出した。

 この選手選考合宿では個々の能力をじっくり見極めたいという監督の意向で、選考する側・される側ともに結果に着眼しがちな試合形式は採用せず、各種数値測定と投球・打撃・守備練習での選考を行なっている。

国際試合への準備

 選出された15名は、12球団ジュニアチームとの練習試合2試合などの直前国内合宿を経て、12月6日に中国へ。これはどの国よりも早い現地入りである。練習でグラウンド感覚を確かめるのはもちろん、慣れない食事や文化への対応といった国際試合への備えを行うことができた。

 仁志監督も初日に「国際試合では色々予想外の事が起こるから心の準備をするように」と選手達に求めたが、選手達の準備もまた素晴らしかった。大会終了までの間、現地での行動は誰かに指示されることなく必ず10分前に全員が集合。むしろ10分前が15分前、20分前と日に日に自然と早まり、遅れる者は1人もいなかった。
この他にも、世代のトップアスリートである彼らはプレーのみならず、あらゆる面でメリハリを付けた11~12歳らしからぬ行動が当たり前のようにできた。

トレーニング

 もう一つの準備として侍ジャパンが特徴的だったのが、アップ・ダウンやトレーニング。他の国よりも質・量ともに優れていた。一般的に、この世代にプレー練習以外の重要性を理解させるのは特に難しいが、川島トレーナーの指導の下、一つ一つの動作を野球の動きで例えながら進行。たとえば「このトレーニングの動きは外野手が後方フライを追うときに必要となる足の運びや筋肉である」というように説明することで、U-12代表のような若い選手達でも野球における必要性が理解でき、興味を持って取り組むことができていた。

考える野球

 今大会中は毎晩チームミーティングが行われたが、仁志監督は選手達に「常に考えること」を求めた。開幕前夜には「いまの自分のこのチーム内での立場で勝つために自分が何をすべきか」を書き記させ、「大会が終わったときに自分で書いたことができていたかどうか振り返って欲しい」と述べた。
また、「考えてプレーをして、準備をしてプレーをすれば思い通りになる可能性は高い。」という考える野球の大切さを説き、以後毎晩、自分がその日「良かった点」と「悪かった点」を自問自答させ、選手自身に考えさせた。

「考える野球」を意識した選手達は明らかに変わっていった。簡単に勝てると思われたパキスタン戦でキレある速球とよく曲がる変化球に2イニング無得点かつ予想外に先制された時、また全員で偵察した準決勝別カードで韓国よりも明らかに体格やスピードが勝るチャイニーズ・タイペイがタイブレイクの末敗れたのを目の当たりにした時、彼らは彼らなりに考えた。パキスタン戦では小西 柚生がきっかけ作りをと見事なセーフティーバントで反撃の狼煙を上げ、準決勝中国戦ではキャプテンの星子 天真が円陣で「決勝を意識せずとにかく目の前の試合に全力で挑もう」とメンバーを促した。
 また、試合以外でも夜間の素振りを選手達が志願し実施。金澤 海斗は毎晩最後まで残って振り続けた。そこでは仁志監督やコーチによる細やかな技術指導も加わり、ゆっくり話し考えながら明日に備える場にもなった。

 このように、今大会を通して印象的だったのは、練習や試合中の細やかな技術指導もさることながら、仁志監督による長い野球人生を踏まえた考え方の指導と、それに応えて「考える野球」をすぐに実践し、指示されることなく勝利へ向かって自ら動ける選手達だった。

勝者にふさわしいチーム

「何度振り返っても本当に素晴らしい選手達だったとしか言いようがないですね」という仁志監督の優勝記者会見での言葉どおり、侍ジャパンU-12代表はプレーの技術力だけでない全ての面で勝者にふさわしいチームだった。
 今回の結果は、これまで各選手が日々重ねてきた努力はさることながら、侍ジャパンとして日本を代表する自覚と誇り、そして何より監督・コーチを含めた最高のチームワークが加わって成し得た結果といえよう。

「夢はU-15、U-18など各世代での代表入り、そしていずれはトップチームに入ること」と語る選手達。彼らの野球人生はまだ始まったばかり。日本野球の将来を担うであろう若き侍達のこれからの成長が楽しみでならない。

第9回 BFA U-12アジア選手権

大会概要 出場選手

大会期間

2016年12月9日(金)~12月13日(火)

グループB

12月9日(金)11:40 日本 15 - 0 フィリピン
12月10日(土)11:00 日本 11 - 1 韓国
12月11日(日)11:00 パキスタン 1 - 8 日本

セミファイナル
12月12日(月)15:00 日本 9 - 0 中国

ファイナル
12月13日(火)15:00 日本 4 - 1 韓国

※開始時刻は日本時間(中国・広東省:時差-1時間)

開催地

中国(広東省)

参加国

グループA

チャイニーズ・タイペイ、インドネシア、香港、中国

グループB

日本、パキスタン、フィリピン、韓国

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