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ドラフト指名を受けた侍ジャパンたち~U-18代表編~ プロ志望10名が全員指名!

2016年10月23日

 10月20日に開催された「2016年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。今年も育成ドラフト含め115名が指名を受け、侍ジャパン経験者も数多くがプロ野球への扉を開けた。今回は世代別に3回に分け、彼らの侍ジャパン時代の活躍を改めて振り返ってみたい。

 8月30日からチャイニーズ・タイペイで開催された「第11回BFA U-18アジア選手権」で6試合計1失点という盤石の戦いで2大会ぶりの優勝を飾った侍ジャパンU-18代表では、今回のドラフト会議を前に代表18名中10名がプロ志望届を提出。そして全10名が指名を受けることになった。

 大会2試合で2勝・最優秀防御率0.00と抜群の安定感を示した最速149キロ左腕・寺島成輝(履正社)は東京ヤクルトの単独1巡目指名が決定。同校の先輩である侍ジャパントップチーム・山田哲人との投打競演が今から楽しみだ。

 また、一次ラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦で好リリーフ。決勝での再戦でも6回表からのリリーフで無失点。アジア制覇の立役者となった堀瑞輝(広島新庄)は、北海道日本ハムから1巡目指名。左スリークォーターから最速148キロのストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを投げ分ける器用さから、侍ジャパントップチーム・宮西 尚生のような多様な場面での起用が近未来にありそうだ。

 また、大会こそ1試合登板に終わったが、最速152キロのストレート、落差が大きいフォークや、曲りが鋭いスライダーのコンビネーションが武器の藤平尚真(横浜)は東北楽天が単独1巡目指名を獲得。まずは侍ジャパンU-23メンバーの安樂智大らと切磋琢磨しながら、本格派への地固めを進める。

 そしてもう1人。甲子園優勝に続き、大会でも2試合に登板し無失点。2冠を手にした最速152キロ右腕・今井達也(作新学院)も埼玉西武から単独でドラフト1巡目指名を受けている。NPBでは甲子園優勝投手で高卒ドラフト1位指名を受けた投手は昨年の小笠原慎之介(東海大相模)に続き2年連続。埼玉西武の過去20年を振り返っても、1998年ドラフトでの松坂大輔(現・福岡ソフトバンクホークス)、2014年ドラフトの髙橋光成に続いて3人目の快挙となった。

 2巡目指名以下にも楽しみな人材たちが。韓国戦で8回途中まで1失点の好投を見せた左腕・高橋昂也(花咲徳栄)は広島東洋カープ2巡目指名。「年間通して活躍出来るピッチャーになりたい」と語った彼も侍ジャパンU-23・塹江敦哉らと共に左腕エース候補生への期待が高い。

 島孝明(東海大市原望洋)は香港戦の1試合登板に終わったが、2回を投げて5奪三振のパーフェクトピッチング。「独特の雰囲気のある国際大会で投げられた経験は大きかった」自信を千葉ロッテ3巡目指名に結び付けた島は高校時代から慣れ親しんだQVCマリンフィールドで躍動する。

 野手では侍ジャパンU-18の正捕手として活躍し、最優秀守備賞を受賞した九鬼隆平(秀岳館)は福岡ソフトバンク3巡目指名。福岡ソフトバンクは若手捕手の育成が急務となっているだけに、九鬼も早々に一軍マスクを被る機会に恵まれるだろう。

「人生をかけた大会」とBFA U-18アジア選手権を位置づけていた松尾大河(秀岳館)は横浜DeNAから3巡目指名を受け見事アピールに成功。大会を通じ見せた堅実な三塁守備と勝負強い打撃は、今季初のクライマックスシリーズ進出を決めた横浜DeNAにとっても、さらなる推進力を呼ぶDNAとなりそうだ。

 また、走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、大会ベストナイン(外野手部門)を受賞した鈴木将平(静岡)は埼玉西武4巡目指名を受けた。日本プロ野球最多安打を昨年マークした侍ジャパントップチームの秋山翔吾に続く「俊足巧打の左打ち外野手」の系譜を継ぐ活躍が鈴木には求められる。

 最後に、1年夏から計3回の甲子園出場を果たした藤嶋健人(東邦)は、中日ドラゴンズから5巡目指名。アジア選手権ではインドネシア戦で5回参考記録ながら完全試合を達成した。投手としては最速146キロのストレートとカットボールなど多彩な変化球で打者を翻弄。打者としても高校通算49本塁打を放った長打力が光る。今シーズン最下位に終わった中日ドラゴンズにとっても、高校野球ファンから愛されてきた明るいキャラクターの藤嶋の存在は、大きなものになっていくに違いない。

 今回、ドラフト指名を受けたのは以上の10名。彼らにはプロの世界で2016年のアジア制覇以上のインパクトを残し、侍ジャパンU-23、侍ジャパントップチームに絡み、2020年東京五輪やWBCで侍ジャパンの世界一に貢献できる人材になれるよう、さらなる高みへ羽ばたいてほしい。

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