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インタビュー

侍ジャパンインタビューVol.14
女子代表 川端選手・志村選手・六角選手インタビュー

2014年8月30日

侍ジャパンインタビューVol.14 女子代表 川端選手・志村選手・六角選手インタビュー

志村亜貴子選手(アサヒトラスト)

第6回IBAF女子野球ワールドカップ2014宮崎大会に臨む、侍ジャパン女子代表をキャプテンとして率いる志村亜貴子選手(アサヒトラスト)。これまでのワールドカップでの経験から、今大会にかける意気込みなどを伺いました。

――志村選手にとって4度目の出場となるワールドカップ。今年は、日本での開催となりますが、気持ちの高ぶりは感じていますでしょうか?

大会が近づくにつれて、だんだんと気持ちは高ぶってきています!それにあわせて、やはりプレッシャーも感じてはきましたが、それを受け入れてプレーしていくんだという気持ちを持って練習に臨んでいます。

――前回大会に続いて、今回もキャプテンとして、代表チームを引っ張っていきますが、チームにとって、どんなキャプテンで在りたいと考えていますか?

大倉監督からも、『普段通りやってくれればいい』と言われているので、キャプテンという立場ですが、あまりそこは意識はしていません。周りの選手も自ら引っ張ってくれる選手も多いので、良い意味で頼りにしている部分もあります。私も自分のプレーをしっかりとしつつ、チームのことにも目を配っていきたいと思っています。

――頼りにできるということは、自ら考えながら取り組んで、意識の高い選手が多いということでしょうか?

そうですね。自覚をもってやっている選手が多いので、私から特別に指示をすることはありません。副主将の中島、六角もしっかりと引っ張ってくれる選手なので、そこは力を合わせて、強いチームを作っていきたいですね。

――国際大会では、力が均衡する相手ほど、ひとつのミスが命取りにもなります。もし試合の中で、ミスが出たとしても、どうカバーしていきたいと考えていますか?

もちろん、ミスはつきものですし、みんなでどうカバーできるかが大事なところだと考えています。ミスは1人のミスではなく、みんなのミスとして受け止め、他のところでカバーして、勝利につなげることが大切だと思っています。

――では、アメリカ、カナダなどの強豪国にはどんな戦いを見せていきたいですか?

アメリカやカナダはやはりライバルとなりますが、強豪国だからこうしなければならないという考え方ではなく、私たちはどんな相手でも、どんな状況でも、自分たちの野球をできればいいと考えています。

――最後に、4連覇を賭けた今大会での意気込みをお願いします!

まずは今回、侍ジャパンの一員に選出されたのは、とても感謝しています。その気持ちをプレーで表わしていきたいと考えています。それには、試合に勝つことが大事で、勝つことで女子野球を支えてくれる全ての人に恩返しをしたいです。また、日本開催という部分で、女子野球を広げる大きなチャンスでもあります。必ず4連覇を成し遂げて、多くの野球ファンに、女子野球のことを知ってもらいたいですね。

川端友紀選手(アストライア)

女子プロ野球界屈指の好打者・川端友紀選手(アストライア)。その川端選手から、前回大会での経験談と、4連覇を賭けての意気込みについて語っていただきました。

――川端選手にとって、今回が2回目のワールドカップになりますが、初めて選出された前回はどんな思いを持って挑んでいましたか?

前大会では、日本代表に女子プロの選手が入って戦うのが初めてでしたので、これまで2連覇していて、プロ選手が入って負けるわけにはいかないと思いました。3連覇というプレッシャー、女子プロが入ったからには勝たなければいけないというプレッシャー、そして初の海外での試合という不安。いろいろな思いがありましたが、その中で3連覇を達成できたのは大きかったと思います。

――この第6回大会では、前回よりも落ち着いてプレーできそうでしょうか?

そうですね。日本での開催というのもありますし、一度プレーした経験もありますので、落ち着いて、しっかりと準備をして臨めるかなと思います。

――初めての国際大会を経験してから、川端選手自身、なにか課題を感じた部分はあったのでしょうか?

他の国とのパワーの違いをすごく感じました。海外の選手はパワーを生かした打撃ができます。パワーが直接、勝敗に結びつくわけではないですが、私自身、まだまだパワー不足を感じる大会でもありました。

――そのパワー不足を克服するために2年間、どんなことに取り組んできましたか?

スイングスピードを高めるために重いバットを振ってパワーをつけたり、逆に軽いバットを振って、スイングスピードを高める練習にも取り組みました。

――そんな中で、この2年の間で、川端選手は女子プロ野球で首位打者を獲得するなど結果を残し、バットコントロールでも高い評価を得ています。実際に、バットコントロールはどのように磨いてきたのでしょうか?

まずは、自分のフォームを大事にすることを意識してきました。相手投手は、そのフォームを崩しにかかるのですが、自分のフォームでバットを振れることを大事にして、難しいボールを打たずにファールにして、甘い球を確実に打つことを練習の中でも、試合の中でも意識するようにしてきました。

――なるほどですね。バッティングが期待される川端選手ですが、守備面では、どのように代表チームに貢献していきたいと思われますか?

2年前はDHで、守備の機会がなかったのですが、今回は大倉監督から『一塁で行くぞ』と言われています。一塁は、普段守っていないポジションでもあるのですが、慣れていないのは言い訳にはならないので、与えられたポジションを守れるように出来るようにして、しっかりと自分の役割をこなしていきたいと思っています。

――では、最後に今大会にかける意気込みをお願いします。

日本で開催されるということで、女子野球が日本中の皆様に知っていただくチャンスでもあります。目標はもちろん大会4連覇ですが、日本の1人でも多くの方に、女子野球の魅力が伝われば良いなと思っています。

六角彩子選手(侍)

第4回IBAF女子野球ワールドカップの首位打者、さらに大会MVPに輝いた六角彩子選手(侍)。2010年のIBAF最優秀女子選手にも選ばれている。続く第5回大会では、最優秀守備選手となり、実績十分。23歳ながら、今大会では副主将に就任。そんな六角選手にお話しを伺いました。

――六角選手にとって3回目のワールドカップとなりますが、副主将に就任した今大会では、どんな形でチームを引っ張っていきたいと思いますか?

最初に出場した時は、ただ先輩についていくだけだったのですが、だんだん年代が下の選手も増えてきて、中堅の立場になったので、先輩と後輩を上手くつなぎ合わせることが私の役割だと思っています。

――大会前の記者会見では、『覚悟と決意をもって挑みたい』とお話しされていましたね。

そうですね。何よりも私は野球が好きなので、やるからには楽しみたいんです。そのためには、試合でも楽しみながら、自信を持ってプレーすることが一番だと思っています。守備では一歩目を踏み出す勇気を出して、バッティングでは、後ろにつなぐ役割というのをしっかりと果たしたいと思います。

――今大会では4連覇もかかっていますが、プレッシャーに負けないために意識していることはありますか?

不安や緊張はゼロではないですが、私は、あんまりプレッシャーは感じないほうなんです。それでも、自分のプレーに自信を持っていないと緊張しやすいので、準備の段階で、『自分はこれだけ練習をやってきたから大丈夫』と考えることができるようにしっかりと練習をして試合に臨んでいます。

――第4回大会ではMVPと首位打者を獲得されましたが、世界の好投手を攻略するために心掛けていることはなんでしょうか?

私は、打率よりも“出塁率”を重視しています。打順も1、2番になることが多いので、打席では安打でも、四球でもいい。とにかく後ろにつなぐことを意識した結果が、首位打者などを獲得出来た要因だと思っています。

――出塁率となると四死球や安打で出塁するために、どんな工夫をされてきたのでしょうか?

常に全力疾走は心掛けていますし、四球での出塁もかなり大事にしています。四球で出塁すれば、投手に球数を投げさせることが出来ますし、それは相手チームにとっても大きなダメージになります。他にも、ストライクギリギリのボールをカットする練習もします。例え簡単にアウトになったとしても、とにかく球数を投げさせることにはこだわっています。

――また、サードを守る六角選手は、前回大会では、最優秀守備賞を受賞されましたが、守備の上達の秘訣はどんなことでしょうか?

たくさんこなすしかないですね。ノックをひたすら受けたり、これでエラーしたら試合が終わるという気持ちを持って、常に練習から一球一球、大切に受けています。

――最後に、今大会は侍ジャパンとして初めて挑むワールドカップですが、六角選手の意気込みをお願いします。

日本開催で、日本が盛り上がるチャンスだと思っています。家族、友達も日本なら応援に行きやすいと思いますし、みんなの前でプレーを披露できることはとても嬉しいことです。また、この機会にしっかりと4連覇を達成して、女子野球の存在を日本中に広めていきたいです。

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